養老孟司さん 講演会講師 レポート


福岡県内の大学で養老孟司先生の講演会を開催しました。

今回は、大学生に向けて「情報化社会を問う」と題して、これまでの人生のご経験から、多面的な切り口で現代の社会問題をなどをお話して頂きました。

現代人が持った最大の能力「同じにする」

感覚で捉えるか、意識の中に持ち込むかで「違う」と「同じ」が発生すると語る養老先生。

同じものがいくつもあるというのと、1つ1つのものが全部違うというのは、
一体どこでどう折り合わせたらいいのでしょう? 実は、それは理屈じゃないんです。

例えば、今、僕の目の前に皆さんがいますけど、座っている席がそれぞれ違いますし、一人一人違うに決まっているんです。

それを今度は頭の中に入れてまとめて言うと、「人」なんです。
みんな違うにもかかわらず、それを「人」として同じにするんです。
私は、現代人が持った最大の能力が、この「同じにする」ことだと思うようになりました。

現代社会を生きていく上で最も必要な情報社会の「基礎」を分かりやすく話されました。

学生たちへメッセージ

言語という言葉にとらわれず、大学で何を学ぶべきか、未来をどう切り開いていくか、講演を通じて学生たちにたくさんメッセージを送って頂きました。

また、講演終了後、著書販売とサイン会をして頂き、たくさんの方にご購入して頂きました。

青少年育成事業、文化講演会、教育講演会におすすめです。ぜひ一度プロフィールをご覧ください。

>養老孟司さんプロフィール

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