
たてかわ らくちょう
立川 らく朝
- 肩書き
- 落語家・医学博士
笑いと健康学会理事
日本ペンクラブ会員 - 出身・ゆかりの地
- 長野県
この講師のここがおすすめ
落語家の立川らく朝さんは、医師としての経験を生かし健康落語とヘルシートークを両方組み合わせた、笑えて役に立つ健康講演会を開拓。「合コン老人会(認知症)」「内緒のパーティー(糖尿病)」など笑えないけど笑っちゃう内容の講演会を精力的に開催中!
前半はヘルシートークで健康情報をたっぷり提供。観客がすっかり笑いに包まれたころ、セッティングをがらりと替えて、ステージは高座に。後半は健康落語で大いに笑って頂こうという贅沢な内容です。
プロフィール
講師からのメッセージ
健康落語は、立川らく朝オリジナルの創作落語です。
落語で健康を語ろうという、そうねえ、落語そのものが健康教育教材になっているとでも言いましょうか。だから落語を聞いて笑ってるうちに健康教育ができてしまうという、厚生労働省推薦の落語(の訳きゃないか)。ただ、知識の提供ということよりも、病気の持つ側面を強調して、その病気について啓発したい、何かしらのメッセージを表現したい、というのが本当のねらい。すっごい評判いいんだ、これが(自分で言うなっての)。
経歴
昭和29年 長野県に生まれる。
昭和54年 杏林大学医学部卒業。慶応義塾大学医学部内科学教室へ入局。
主として脂質異常症の臨床と研究に従事。
慶応健康相談センター(人間ドック)医長を勤める。
平成12年 46才にして立川志らく門下に入門、プロの落語家としても活動を開始。
平成14年 「表参道福澤クリニック」を開設。以後、院長として内科診療にあたる。
平成16年 立川流家元、立川談志に認められ二つ目昇進。
平成27年 半年間の立川流真打トライアルを経て、10月1日真打昇進となる。
長年の診療経験と医学の知識を生かし、健康教育と落語をミックスした
「ヘルシートーク」、「健康落語」、「一人芝居&落語」という新ジャンルを開拓。
全国での公演に飛び回る毎日。また「健康情報を笑いを交えて提供する」という
コンセプトで全く新しい講演会を精力的に開催。
現在、「Dr.らく朝笑いの診察室」(BS日テレ)、「大人のラヂオ」(ラジオNIKKEI)に出演中。
主な公職(歴任)
厚生省HIV疫学研究班員
労働省・職場におけるエイズ教育手法検討委員会委員
巡回健保コンサルタント(健康保険組合連合会)
エイズ対策企業懇話会事務局長
主な著書
落語で不調を改善! 笑って自律神経を整える(エイ出版社編集部)
ドクターらく朝の健康噺(春陽堂)
笑いの診察室 ─ らく朝健康噺 ─(春陽堂書店)
笑えば治る立川らく朝の健康ひとり語り(毎日新聞社) 他多数
主な講演のテーマ
1. 合コン老人会(認知症)
元気満々なお年寄りがいっぱい、オレオレ詐欺だって遣り込めちゃう。ついに老人会同士で「合コン」を計画したから大変、周りの町からどんどんお年寄りが集まってきてそれはもう大騒ぎ。アクティブな生活が認知症を予防するというメッセージを込めた爆笑落語です。
2. 内緒のパーティ(糖尿病)
糖尿病の入院患者が、主治医に内緒で、こともああろうに病室でパーティを開こうという、とんでもない相談がまとまる。さあ、消灯の後、夜の10時を合図に焼き鳥の出前を頼んだはずだったのが、そう上手く行きますかどうか。う~ん、この落語、むしろ不健康落語だね!
3. 禁煙ドック(煙草の害)
ヘビースモーカーの亭主をなんとか禁煙させようと奥さんが一計を案じる。煙草を吸うことがどんな健康障害を引き起こすか、笑いを交えて情報提供します。タバコ好きの皆さん覚悟せよ、といった感じの噺です。
4. ドレッシングはダブルで(大腸ガン)
とにかく油こいものが大好きで野菜が嫌い、太っていて運動不足。そんな営業マンの、大腸がんにまつわる物語。病院を舞台にドタバタ喜劇が繰り広げられます。病院物語シリーズとして創作されたシリーズものの一つです。
5. スリーピー・スリーピー(睡眠時無呼吸症候群)
睡眠時無呼吸症候群の多くは肥満が原因。何をしてもすぐ寝ちゃう太ったお坊さん、お経を読んでいる間も寝ちゃう。これじゃ仕事にならないからと、何とか痩せさせようと奥さんが名案を出した。ところが、上手くはいかないのが落語の常。意外な、驚きの展開が待っています。
6. 追いつ追われつ(狭心症・心筋梗塞)
スーパーを守るベテランの万引G-メン、ところが彼は狭心症。せっかく万引を見つけても、全力疾走で逃げる万引を追いかけると狭心症の発作が出て胸が痛くなる。それを承知で堂々と万引する常習者のお婆さん。二人の対決や如何に。
7. スッポンセールスマン(メタボ)
古典落語「お見立て」のパロディです。メタボな社長がスポーツジムで保険のセールスマンに目を付けられた。会社にまで会いにきて保険の押し売り。これがまたしつこいこと、まるでスッポン。あの手この手でセールスマンを追い払う秘書だが…。
8. 肩揉んで(うつ)
うつで何とか落語が作れないか、これは難しいテーマでした。悩んだ末に出来上がったのがこの落語。ああ、会社に行きたくない、会社に行こうとすると肩が凝って仕方がない、そんなサラリーマンがマッサージ屋さんに飛び込んだ。しかし出てきたマッサージ師は、さらに重症のうつだった。
9. 屏風(びょうぶ)の幇間(ほうかん)(笑いの効用)
時代は明治から大正にかけて。吉原を舞台に活躍した幇間と、大店の若旦那の物語。笑いがいかに健康に大切かを、ガンになった大旦那のエピソードを交えながら綴っていきます。シリーズ中唯一の廓噺。
カテゴリー
著作紹介
聴講者の声
- ストレスばかりを抱える環境、腹立たしいことばかり目に耳に入ってくる現在、笑いがいかに必要なのか、大いに考えさせられました。こういう講演は是非、また聞きたいと思います。癒されました。元気をいただきました。
- 健康落語はとても身近な話しを題材に、楽しく一時を過ごすことができました。とても面白かったです。洒落もとても良かったです。
- 「笑う門には福来たる」と言われるように、笑うことは身体によいことが良くわかりました。心から笑ってお聞きしました。ストレスを溜めないようにこれから笑って過ごしたいと思います。
- すごく笑い続けて良い講演でした、ためになる、参考になる話しを楽しく聞かせて頂いて良かったです。笑いでいろんな病気が抑えられるなら、できる限り家族と笑おうと思いました。
- 家でも友達と笑ったりしゃべったりと心がけています。堅い話ばかりの会よりも、笑の中に為になる話が聞けて大変楽しく過ごせました。笑いながらスーっと頭に入りますね。
- 巧みな話術に魅了され「笑い」の大切さを再度思いながら聞かせて頂きました。「笑い」で認知症ほかヘルシートーク。健康管理に努めていこうと改めて思いました。