杉山 文野

すぎやま ふみの
杉山 文野

肩書き
トランスジェンダー活動家
㈱ニューキャンバス代表取締役
出身・ゆかりの地
東京都

この講師のここがおすすめ

日本初となる渋谷区・同性パートナーシップ条例制定に関わった杉山文野さん。自身の性同一性障害と、家族や友人、社会との関りについての体験とを綴った「ダブルハッピネス」は韓国語翻訳やコミック化され話題を呼びました。
講演では、性的少数者が抱える問題や心理について自身の体験を基に話します。

>杉山文野さん講演レポートはこちら

プロフィール

1981年 東京都生まれ。
1984年 日本女子大学附属幼稚園入園。附属の小・中・ 高校へ進学。
2000年 早稲田大学教育学部入学。フェンシング元女子日本代表。
早稲田大学大学院にてジェンダー論を学んだ後、その研究内容と性同一性障害と診断を受けた自身の体験を織り交ぜた『ダブルハッピネス』を講談社より出版。韓国語翻訳やコミック化されるなど話題を呼んだ。卒業後、2年間のバックパッカー生活で世界約50カ国+南極を巡り、現地で様々な社会問題と向き合う。帰国後、一般企業に3年ほど勤め独立。
現在は日本最大のLGBTプライドパレードである特定非営利活動法人 東京レインボープライド共同代表理事、セクシュアル・マイノリティの子供たちをサポートするNPO法人ハートをつなごう学校代表、各地での講演会やメディア出演など活動は多岐にわたる。
2015年、渋谷区男女平等・多様性社会推進会議委員に就任。全国的に話題となった『渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例』で日本初となる同性パートナーシップ証明書発行に携わり、渋谷区男女平等・多様性社会推進会議委員も務める。

 主な講演実績 
◆杉山 文野氏 講演実績

 主なメディア出演 
テレビ
:NHK教育テレビ「ハートをつなごう」「ETVワイド ともに生きる」「ハートネットTV」「バリバラ」、NHK WORLD「News Line」、TBSNEWS23」、「Abema Prime」 他多数
ラジオ:NHKラジオ「MISIA星空のラジオ」、J-waveWONDER VISION」 他多数
新 聞:「おやじの背中」毎日新聞、「オリンピックとトランスジェンダー」毎日新聞、東京新聞、朝日新聞、愛媛新聞 他

主な講演のテーマ

1.はじめてのLGBT 〜性の多様性と人権〜(一般・団体向け)
2015年春、某大手企業が7万人を対象にスクリーニング調査を行ったところ、7.6%がLGBTであると回答したとの報告がありました。これは日本で7%程度とされる左利きや血液型AB型の人たちとほぼ同じ割合となります。「そんな人会ったことない」と思われている方は、会ったことがないのではなく気づかなかっただけかもしれません。「いない」のではなく、「言えない」という現実があるのです。オリンピック憲章にも性別や性的指向による差別禁止の一文が入っており、オリンピック開催国としても、この課題への取組みは必須となりました。とはいえ決して難しく考える必要はなく、「LGBTってなんだろう?」「実際どんなことに困っているのだろう?」などなど、まずは知ることから始めてみませんか?

2.クラスに一人は必ずいる!? セクシュアル・マイノリティの子どもたち(教育・一般向け)
13人に一人の割合と言われるLGBT。40人クラスならば3人はLGBTの子どもがいることになります。
2015年春、文科省がLGBTの子供について配慮を求める通知を全国の国公私立の小中高校などに出すなど教育現場においてもその関心が高まっています。実際に、学校で講演を行う度に、私の元には生徒から「自分もそうだが誰にも言えない」「友達からカミングアウトされたが、どう対応してよいのかわからない」といったメールが届きます。本テーマでは、トランスジェンダーである自身の経験と知識をもとに、性の多様性と学校におけるLGBTに対する配慮、当事者からカミングアウトを受けた際の対応などについてお話しします。

3.ダブルハッピネス 〜辛さが2倍なら楽しさも2倍!〜(教育・学生・一般向け)
2006年、本の出版という形で性同一性障害と診断を受けたことをカミングアウトして以来、私の元には全国の当事者からのメールが殺到しました。誰にも言えない悩みを抱える当事者たちと一緒に歩みながら、自分自身も恋愛・就職・法律といった様々な壁にぶつかる日々。しかし、そんな壁すら楽しみながら過ごす毎日。
この講演では自身のエピソードと大学院での研究テーマ「セクシュアル・マイノリティと教育」を織り交ぜ、性について楽しく真面目に、そしてわかりやすくお話します。LGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティに関する正しい知識だけでなく、セクシュアリティと向き合い、苦難を乗り越えてきた自身の経験をもとに、誰もが抱えるそれぞれの「生きづらさ」を乗り越えるヒントをお伝えしていきます。

4.LGBTと企業 〜職場でのダイバーシティを考える〜(企業向け)
LGBTに対する企業の取り組みは大きく分けると2つ。
ひとつはLGBTに向けた商品開発等、マーケットの開拓や企業のイメージ戦略として、もうひとつは職場で共に働くLGBTに対する職場環境の整備、福利厚生などについてです。渋谷区の同性パートナーシップ証明書発行を皮切りに大手生命保険会社が保険金を同性パートナーでも受け取れるよう配慮を行ったり、携帯の三大キャリアにおいても同性間での家族割引が活用できるようになるなど、企業がLGBTフレンドリーさを競う時代へと突入しました。一方で、まだまだLGBTに対する理解が進まず、無理解な発言や対応が問題となり、訴訟になるケースも相次いで話題となりました。今後更にダイバーシティ化していくビジネスシーンにおいてLGBTに関する正しい知識を身につけることは、ビジネスマナーとして必須条件です。国内外の事例や自身の職場での経験を元に、今日からでもはじめられる取り組み等、具体的なお話をさせていただきます。

その他にも、渋谷区男女平等・多様性社会推進委員として関わっている渋谷区の同性パートナーシップ証明書の取り組みについてや、フェンシング元女子日本代表としての経験から語るLGBTとスポーツ、ダイバーシティ時代のリーダーシップ論など対象者の方に合わせてお話させていただきます。

カテゴリー

官公庁向け
企業向け
教育・学校・PTA
健康・食育・美容・メンタル
文化・生涯・国際・異文化交流

著作紹介

  • 『ダブルハッピネス』

    出版社: 講談社
  • 『「ハートをつなごう」LGBT BOOK』

    出版社: 太田出版

聴講者の声

  • 今日の講演を聞いて、見方・考え方が変化したことは確かです。「きちんと知らない」ということは、「多くの人が持つイメージ」にとらわれているということなんだと改めて思いました。多様性を認め合える社会の実現を改めて思います。
  • 映像も多く、分かりやすかった。伝えたいという思いが伝わってきました。何事も知らないで勝手にイメージを持つということは怖いことだなと思いました。学校教育に取り入れるべき。子どものときからいろんな人がいることを教えていかなければと思いました。
  • 上辺だけでなく、正しい知識を持つことが大切。男女の意識ではなく、同じ人間とみんなが思えればいいと思います。そうすれば、人権も、同和も、障がいも、ジェンダーなどの差別もなくなると思いました。
  • 実体験の話を聞くことができてよかった。杉山さんの心の温かさが感じられました。近い未来に、目の悪い人はメガネ、足の悪い人は車イスというように、LGBTも普通になるときがくるのでしょうね。
  • LGBTの人たちやその在り方について、自分や世間で多数を占める価値観で判断・評価をするのではなく、事実をそのまま受け止めることが必要だと思う。新たな刺激を受けることができました。
  • 多様な性があることを社会が認識するためには時間が必要かもしれないが、やらなければならない。目に見えるものが全てではないと心に響きました。一人の人として関わらないといけないと思う。
  • ぼんやりと理解していたものがはっきりしました。みんな同じ人間なんですよね。いろんな分野においても同じだと思いますが、“本当の平等”を考えないといけないと思います。これからも関心を持ち続けて勉強したい。
  • 今までは遠い世界の出来事(テレビや外国)として身近に考えることができませんでした。でもお話を聞いて、身近に「いない」のではなく、「いえない」のが今の社会であること、いえなくて苦しんでいる人がたくさんいることを知ることができた。当事者がカミングアウトしやすい環境を作るためにはどうしたらいいか考えさせられました。

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