しみず ひろと清水 展人
- 肩書き
- 非営利型一般社団法人日本LGBT協会代表理事
性的マイノリティ特設電話相談専門相談員
住環境福祉コーディネーター
ダイバーシティ経営アドバイザー - 出身・ゆかりの地
- 兵庫県
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プロフィール
1985 年生まれ。兵庫県に長女として誕生。幼い頃から、性別に違和感があるものの、高校時代まで誰にも相談することができず、一人悩んで過ごす。18歳の時に性同一性障害と診断。21 歳の時に意を決し、海外での手術を行う。
帰国後、裁判所にて、氏名・性別の戸籍変更を終え、戸籍上男性として生きはじめるがその後も社会との葛藤は続く。どの企業で自分を理解してもらうことができるのか、安心して働くことができるのか不安があり、就職活動をなかなか行えずに過ごす。その後、心の支援を学び、精神科勤務。
現在は、周囲から無理と言われてきた結婚を叶え、不妊治療の末、二児の父親。自分自身の人生経験を糧に、専門知識や生の声を届けている。全国の学校、企業・行政・向けの研修講師・ラジオ番組パーソナリティ・著者等としてマルチに活動。
ダイバーシティ経営アドバイザーとして、経営幹部・人事・広報・CSR 担当者と共に、多様な人が活躍でき、働きやすい職場環境づくり等のサポートを網羅的に行う。ハラスメント対策が義務化した昨今、研修講師、アドバイザーとして LGBTQ をはじめ障がい福祉、人的・物的・制度的、環境コーディネートの視点からユニバーサルデザインをはじめ、勤続意欲・年数アップ等の人材確保、企業のDEI推進や人権課題の解決や意識向上に努めている。トランスジェンダーとしての生い立ち、支援活動、講演、不妊治療、紅白歌合戦、法案議論、G7、秘書官差別発言、LGBT法案等、度々メディアに出演やコメントを行っている。
保有資格
中学校二種教育職員免許(保健体育科)/作業療法士免許(精神・身体・発達分野)他
主なメディア出演
B・FM791「清水ひろとの広がるラジオ」水曜日放送 パーソナリティ
NHK「ほっと関西」ABC 朝日放送「キャスト」日本テレビ「news every」毎日放送「VOICE」
サンテレビ「NEWS PORT」フジテレビ「イット!タテヨミ」ABEMA TV「ななにー」他
新聞掲載
毎日新聞、朝日新聞、読売新聞、東京新聞、中日新聞、神戸新聞、中国新聞、山陽新聞、東日新聞、徳島新聞、静岡新聞、東愛知新聞、政経伝論、日刊サン(Los Angeles)、熊本日日新聞、琉球新聞 他
主な講演のテーマ
【一般・行政・学校・企業幅広く】
『女らしく、男らしくよりも「自分らしく生きる」~ひとりひとりの個性が輝く未来へ~』
私が経験してきた、性同一性障害と診断される以前の話、診断されて治療開始してからの話、就職活動や、仕事、結婚についてなどの体験を踏まえてのお話を幅広くお話させて頂きます。
【市役所・役場研修向け】
『多様な個性が輝く社会へ~ありのままの自分で暮らせる地域づくり~』
市役所、役場研修ほか、多様性を認める街づくり、行政機関に求めることなどについてお話させて頂きます。
【学校・教職員向け】
1. 女らしく、男らしくよりも「その人らしく生きる」~ひとりひとりの性が平等に尊重される学校づくり~
毎年、教職員の先生方を対象とした研修を多数行っております。教員の父親を持ち、自身も教職員免許を取得。学校生活の中で先生に知ってほしいことをお話させて頂きます。
2. 自分らしく生きる。性別違和を乗り越えて~あなたの側にいる性的マイノリティ~
学校教職員研修、校長会、教頭会、保健部会などで実体験を元に、多様性を認め、価値観や視野を広げる教育に貢献します。
3. 学校教職員が知ってほしいLGBTQ 基礎編
【企業講演・研修向け】
1. ダイバーシティ講演・研修~性の多様性について~
2. 性的マイノリティの困りごとに気づき、何ができるのか~誰もが働きやすい職場へ~
3. 経営者が学ぶLGBTQ
4. 管理職に必要なLGBTQ
5. 新入職員 人権研修 LGBTQ
■ 講演内容
LGBTQ/性別違和/ダイバーシティ&インクルージョン/SOGI/SDGs/ジェンダーハラスメント/SOGIハラスメント/アンコンシャスバイアス/働きやすい職場環境づくり/人権尊重のまちづくり 等
著作紹介
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『子どもも大人もわかっておきたい いちばんやさしいLGBTQ』
出版社 : KADOKAWA -
『今とこれからがわかる はじめてのLGBT入門』
出版社 : 主婦の友社 -
『自分らしく生きる―性別違和を乗り越えて』
出版社 : 星雲社 -
『アメリカ・ロサンゼルスにおけるLGBT支援の現場 日本LGBT協会ブックレット』
出版社: 総合教育出版 -
『性同一性障害の当事者が作詞 音楽と絵で感じる人権 Color―LGBTs性的マイノリティCD絵本(CDブック)』
出版社 : 総合教育出版 -
『幼児から学べる性別違和・非配偶者間人工授精の絵本とお話DVD「じぶんらしくいきる」』
出版社 : 総合教育出版
講師紹介動画
聴講者の声
- 大変有意義なお話を聞かせていただきました。考えていた以上にLGBTの方の生きづらさ、自殺など、相当苦しんでおられたことを知りました。この様なお話は文字やテレビの画面からは伝わらないと思います。当事者の方から直接すべてを聞いてLGBTに対する思いが変わりました。人を外見や、イメージ、うわさなどで判断せず、その人そのものを理解し認めるということはLGBTに限らずすべての人に当てはまることだと思いました。そういう考えを持つことでLGBTだけでなく、すべての人権を守ることに繋がるとおもいます。
- 性的マイノリティのことがよくわかり、自分の中では偏見がなくなったように感じました。差別解消の第一歩は、正しい知識を得ることだと思います。当事者の多くが自殺を考えると言うことは、重く受け止めなければ。学校・地域・家庭でそれを救えるような集団をつくって行かなければと思いました。
- 貴重なお話を聞き、当事者としての苦しさや辛さがダイレクトに伝わってきました。今まで自分が性別に関する発言で配慮があったかどうか考えたが、ぱっとも浮かばなかった。それは普段から、自分が性について考えながら過ごしていないからだと思う。私の何気ない発言や、よかれと思って助言したこともが、真にその人の心を尊重することができなければ苦しめることがあること、いつも念頭に置いておこうと思います。決めつけえず、一緒に考える姿勢、よりそう心で接し、「男らしく」「女らしく」と何気なく発した言葉で人を傷つけないようにしたいです。今後の発言や行動を考えるとてもよいきっかけ、経験になった。性だけではなく、多様性を受け入れることが大切ですね。
- 全くと言っていいほどLGBTについて知識がなかったのですが、今日清水さんのお話を聞かせていただきとても勉強になりました。大変な思いをされて現在の自分を確立されているのだと思います。自分らしい生き方はすべての人間に平等に与えられていると思いました。自分らしく生きることは素敵です。