生島清身（天神亭きよ美）さん　講演レポート・感想文

先日、医師会様主催の健康シンポジウムにて、行政書士であり社会人落語家の生島清身（天神亭きよ美）さんが「楽しく学ぶ 落語で人生会議（ACP：アドバンス・ケア・プランニング）」と題し、創作落語とトークでユーモアあふれる講演をしてくださいました。

創作落語「天国からの手紙」は、行政書士ならではの視点で“遺言書の書き方”を題材にした一席。堅苦しさは一切なく、笑いの中に人情味あふれるストーリーがあり、最後には思わず胸が熱くなる内容です。看取り（人生会議）、葬儀、相続といった現実的なテーマにも触れながら、「お金より大事なものは？」「想いをきちんと伝えられているだろうか？」「人生を悔いなく生ききるには？」といった問いを自然と考えるきっかけになりました。

医師会ご担当者様からは、「ACPをテーマにした講演は初めてで、市民に伝わりにくい内容かと心配しましたが、生島さんの落語を通じてとてもわかりやすく伝わったと思います」とのお声をいただきました。重くなりがちなテーマにもかかわらず、生島さんのお人柄と笑いの力で会場は和やかに、講演後には「気持ちが軽くなった」との感想も寄せられました。

生島清身（天神亭きよ美）さんは、着物好きとNHK朝ドラ「ちりとてちん」の影響で上方落語を学び、「天神亭きよ美」という高座名を授かりました。その後、行政書士資格を取得し事務所を開業。不妊治療を通じ生命の尊さに、相続業務を通じ「本当に大切なもの」に気づき、創作落語「天国からの手紙」を発表。2011年からは全国各地で終活講演を行い、新聞各紙やNHKニュースにも取り上げられています。

医療・福祉・健康・高齢者問題といったテーマにぴったりの講師ですので、ご関心のある方にはぜひおすすめしたい方です。

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