久郷ポンナレットさん 講演会講師 レポート・感想文
京都府内の人権啓発事業に、平和の語り部・久郷ポンナレットさんをお招きし「人権問題を考えるつどい」を開催。
演題は、『この世で最も価値のあるものは「平和・命・人権」』。
久郷ポンナレットさんは、1964年カンボジア、プノンペンに生まれ、1975年から始まったポル・ポト政権により両親・きょうだい4人を失い、自らも過酷な強制労働に従事させられ、死の瀬戸際で一命を取り留めました。
1979年、ポル・ポト政権崩壊。混乱の中、タイに脱出。留学中の姉を頼って、1980年来日。16歳で神奈川県の小学校に入学。1988年、日本人男性と結婚、一男一女をもうけ、現在は戦争体験の当事者として、各地で講演を行なっています。
主催者様からは、「想像を絶するご体験を通した強烈なお話の中から、先生の温かく明るい人柄、平和の尊さなどを感じ、感動の素晴らしい講演会となりました」とすばらしいお言葉をいただきました。
いただいた感想を一部抜粋して掲載します。
- 流ちょうな日本語に驚き、壮絶な人生から言われる言葉一つ一つに重みがありました。
特に印象的に残っていた言葉として、「生きていれば何か成し遂げられる」「生きることは尊いこと」です。改めて、生きることの大切な重みを感じる機会になりました。ありがとうございました。
- 「人並みに生きる」ことの大切さ、当たり前と思って生きている普通の暮らしが守られることの大切さを改めて感じました。「お互いを知ることから信頼が生まれる」という言葉も心にひびきました。(平和の糸口は対話し合いが分かり合えること)一人一人尊重し合い認め合える世の中のために、私もできることから始めていきたいと思いました。
- この世で最も価値のあるもの「平和・命・人権」。どんな時代でも大事なことだと感じた。
- とてもつらい経験をされていること、自分はなんて生ぬるいところで、しかしそれが一番幸せな所にいることに改めて幸せに感じることができたこと、この幸せを壊されないように自分に何ができるか、真剣に考えていく必要性を強く感じました。
- すごく壮絶な人生を歩んでこられているのに、こうして明るくは話されるポンナレットさんにすごく感銘を受けました。
戦争なんて誰も望まないこと、そんなことが今もまだ世界で起きていることが許せません。何もすることはできないけど、世界から戦争がない「平和」な世界になることを祈ります。
今日、こうしてポンナレットさんに出会えて良かったです。生きてくれてありがとう、とお伝えしたいです。
- 人並みに「生きる」ことがいかに幸せかを考えさせられる時間でした。「自由と権利があること以上の幸せはない」という言葉を聞き、自分は恵まれた人生だと感じた。
久郷さんがものすごく努力して得られた権利だが、どこのだれでも平等にある権利が大切にされる世になってほしい。
- 久郷先生のお人柄に感動しました。どんな困難なことがあっても、前向きに人とつながり生きておられる久郷先生。先生の考え方があれば、だれもが心穏やかに平和に暮らせると思います。
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久郷ポンナレットさんは、平和や外国人の人権などをテーマとした講演におすすめです。ぜひ一度プロフィールをご覧ください。
※ブログや弊社ホームページに掲載していない講師の方も多数ご紹介しております。