講演会講師 佐倉智美さん 講演レポート・感想文


人権教育推進事業に、佐倉智美さんをお招きし講演会を開催しました。
演題は「LGBTs とともに暮らす街へ~多様性を想定した地域社会のために~」。

教育・保育関係者、行政関係者、PTA・保護者、人権教育関係者、一般町民の方約150名が参加されました。

誰もが安心して幸せに暮らしやすい街づくりを目指す中で、今回は特にLGBTsの基本的な理解を深めながら、学校や家庭、行政、地域社会において性の多様性にどう向き合ってどう対応し、施策等に生かすべきか、人権尊重の視点で考え合える機会となったのではないでしょうか。

いただいた感想を一部抜粋して掲載します。

  • 一人ひとりが違うという多様性が前提とされる社会が当たり前になることは、いろんな人、全ての人が幸せになる社会になると思う。そして、お互いが幸せになるためには、話し合い認め合えることが大切。貴重なお話、ありがとうございました。
  • 普段何気なく見過ごしている情報の中に、様々な性別に関する区別があることを知りました。誰もが生きやすい世の中、過ごしやすい世の中を作っていくことは、とても大切だと感じる一方で、とても大変なことだとも感じます。まずは、一人ひとりが、多様性について知ることを始めることで、啓発になり、それが理解へとつながればよいと感じました。
  • 女、男、女らしさ、男らしさにとらわれて苦しく生きている人はマイノリティの人だけでなく、いわゆるマジョリティの人の中にもあると思います。一人ひとりがジェンダーに対する意識をもって「これって必要な区別?」と立ち止まることを自分も大切にしていきたいです。誰もの選択肢が増え、心地よく生きられるよう相談しながらすすめていきたいです。
  • 性の多様性について考えることは今までにもありましたが、性別の判断は文化的な背景から行っていることを分かりやすく教えていただきました。社会で多様性が言われている中、社会的なシステムや意識は追いついていない部分があり、知ることから始めていかなければならないと感じました。多様性とは受容の幅を広くしていくことだと思います。どんな人でも一人の個として受け入れられる人と社会が成熟していくようになってほしいと考えました。
  • 性の多様性、少し知識はあったのですが、固定的な見方がまだ自分にはあることに気付かされた深い話でした。その人らしさやありのままの姿を認め合える社会になることを目指し、学びを深めながらできることをしていきたい。
  • 学校教育関係者です。私の学校に、もし、LGBTsに関する配慮が必要な児童が転入、入学した時に、どのようなことができるかを考えながら講演を聴いていました。本人の望みを叶えることができる環境を整えることが大切ということを学びましたので、これから整えていけることを考えていきたいと思いました。

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青少年育成事業、教職員研修、企業LGBTQ研修、イベントなどにおすすめの講師です。ぜひ一度プロフィールをご覧ください。

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