講演会講師 笹森理恵さん 講演レポート・感想文


障がい児(者)親の会と支援センターの合同事業に、笹森理絵さんをお招きし講演会を開催しました。
演題は『発達障害の診断から20年~障害と共に生きて、育てて、支援して~』。市民約60名の方が参加されました。

笹森理恵さんは「発達障害」の、当事者・保護者・支援者の視点から、発達障害の特性や理解や対応をわかりやすく解説し、全国で講演活動・研修活動をしています。

笹森さんは、32歳のときに初めて発達障害の診断を受け、3人の息子さんはそれぞれ、高機能自閉症、ADHD、自閉症スペクトラムの発達障害があります。

講演では、ご自身の経験から発達障害の世界とはどんなものなのかをお話しいただきました。

いただいた感想を一部抜粋して掲載します。

  • ご本人の体験とスライドで分かりやすくお話して下さり分かりやすくとても今後の支援に役立つ話しだった。短い時間の中でとても分かりやすく幅広く、そして子育ての見通しについてお話していただきあらためて落とし込みできるよい講演だった。
  • 実際に経験したことになぞられて、その時の心境や、親として、支援者としての関わり方などお話いただいた事がとても参考になった。
  • 当事者でもあり、発達障がい児の母でもあり、支援者でもある方からのお話は今困っている人は心のよりどころになると思う。お話は分かりやすく一般的にいわれるアセスメントの大切さがスッと心に入ってきた。自分は支援者として障がい児(者)と関わらせて頂いているが今回の話しでもあった保護者様への心の寄り添いや児(者)への支援を心掛けていきたいと思い直した。
  • 障がい児(者)の支援をされる時、支援者が「困った人、大変な人」と表現する方がいて心が痛む。今回笹森様のお話を聞き「しんどい思いをしているのは本人です」と伝えたい気持ちになった。当事者の声を聞けて良い勉強になった。
  • 難しい言葉ではなくストレートに大切な事を伝えていただき感動した。支援していくのに大切な点を聞く事ができとても良かった。これからの業務にも自分にも家族にもいかせていけるようにしていこうと思った。子ども達、その保護者の悩みに寄り添っていきたい。
  • 学生の頃数学が分からなかった。私も数学障害だったんだと安心した。努力不足ではなかったんだと思った。83歳という今更何てことはないけれど、生きている残りの時間、自己肯定感を持っていこうと思った。

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「発達障害」があっても、なくても、人はそれぞれ違います。ありのままの自己を受容し、そして相手を受け入れることが幸せにつながるのではないでしょうか。

いのち・絆・家族、青少年育成、家庭教育講演会、障がい者の人権、バリアフリー、ダイバーシティをテーマにした講演会におすすめの講師です。ぜひ一度プロフィールをご覧ください。

>笹森理恵さんプロフィール

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