講演会講師 村上信夫さん 講演レポート・感想文
大阪府内の地域集会にて、元NHKアナウンサー 村上信夫さんの講演会が開催されました。講演テーマは「嬉しいことばが自分を変える」。
会の参加者は女性、とくにお母さん世代がたくさんいらっしゃっていました。 そして、さすがプロのアナウンサーさん。 村上さんは、参加者さんに合わせて内容を巧みに変えてお話されていました。
■2種類のことば-
相手を元気にするプラスことば。
相手を傷つけるマイナスことば。
身内や親しい人相手だと「信頼関係」に甘えて、ついマイナスことばを使ってしまった経験に心当たりがあるのではないでしょうか。
この2種類の言葉について、村上さんはお母様との思い出を交えてお話されました。
頸椎のヘルニアを患われていたお母様の口から出ることばは、
「イタイ、ツライ、シンドイ、サミシイ・・・」とマイナスことばばかり。
それを、「痛いのは生きてる証拠」と、跳ね返してしまう村上さん。
マイナスことばは、相手も、言った自分も傷ついてしまうものです。
■マイナスことばを言われたときにはどうすればいいのか?
そんなマイナスことばを言われたときは、
「イタイねぇ、ツライねぇ、シンドイねぇ、サミシイねぇ」とことばを繰り返して、寄り添ってほしい。そうすれば、相手も受け止めてくれたと安心します。
「相手が変わらない」というのは簡単です。
でもまずは、自分を変えて、プラスことばを使うようにしてください、と自身の教訓を交えながら優しく教えてくださいました。
■子どもに対してマイナスことばを使っていませんか
誰よりも思っているはずのわが子。
そんなわが子に、ついついマイナスことばを口にしてしまい、自分を責めてしまうおかあさんは多い。
村上さんは、そんなおかあさんに、まずはがんばっている自分に嬉しいことばをかけて、自分を褒めてと声をかけられました。
多くの人が、人に対してだけではなく、自分に対してもマイナスことばを使っています。まず自分にプラスことばを使ってあげることで、人に対して使うことばを変えていけます。と話しておられました。
■絵本『おかあさんだいすきだよ』
「ぐずぐずしない!はやく!はやく!」と急き立てず、
「一人で出来てえらいね」と言ってくれたら、ぼくもっとおかあさんのこと好きだよ。
絵本のお母さんは、「とってもいいお母さん」ではなく、どこにでもいる普通の怒りんぼのお母さん。
それでも絵本の子供は「お母さんの事大好き」と言ってくれる。
さらに、こうだったらもっと大好きだよ、と教えてくれる。
村上さんのやさしい読み聞かせに、涙しているお母さんたちもいらっしゃいました。
親しいからこそ、油断してしまう。
油断して、お互い傷つけてしまう。
だからこそ、
かなり意識して「嬉しいことば」を使う努力をしなければならない。
言葉の使い方を変えることで、まわりが変わる。
そんなことを教えていただけた講演会でした。
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村上さんは、教育やコミュニケーション、家族をテーマにした講演会にお薦めの講師です。是非コーエンプラス㈱オフィス愛までお問い合わせください。
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投稿担当:オフィス愛 大崎 愛未