仲岡しゅんさん 講演会講師 レポート
1969(昭和44)年7月に同和対策事業特別措置法が制定されたことを記念して、奈良県では毎年7月を「差別をなくす強調月間」と設定し、あらゆる差別をなくすための様々な取り組みを行っています。
その事業に、弊社から講師として弁護士でもありトランスジェンダーの仲岡しゅんさんをご紹介いたしました。
仲岡しゅんさんは、男性として生まれ、現在は女性として活動している「トランスジェンダー」です。
2015年に弁護士となって以降、自身の半生を語る講演を100回以上行い、同じ悩みを抱える人たちに『ありのまま生きていい』と伝えています。
本事業では「性的マイノリティってなに?~楽しく学ぶ、ジェンダー、セクシュアリティ~」と題して講演していただきました。
前半は「LGBT」について
対象が10代から高齢者の一般市民でしたが、どなたが聞いても大変わかりやすく説得力のある内容でした。
仲岡しゅんさんは海外旅行に行かれた国で、街中がLGBTについて理解を深めている街の様子の写真を紹介されました。
後半は、子どものころから現在までの実体験を通じてLGBTについて理解を深めよう
- アイデンティティーの変遷…子ども大学生のころ、ふつう(?)の男の子だった
- 日常生活とトランスジェンダー…トイレの問題などエピソード
- 学校とセクシュアルマイノリティ…出席簿、体育男は柔道、女はダンスなど
- 就労とトランスジェンダー…
派遣会社の求人の面接、学童保育の指導員(女の先生) - そして子どもたちに伝えてきた経験から…
- 家庭とセクシュアルマイノリティ…信頼している人にカミングアウト
- 本人に承諾なく言う「アウティング」はNG
- 子どもとセクシュアルマイノリティ…1クラス40人の内一人いてもおかしくない
- 理解やケアが大事
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仲岡しゅんさんは、人権、LGBT、多様性などをテーマにした講演会におすすめです。
※ブログや弊社ホームページに掲載していない講師の方も多数ご紹介しております。