東京大学教授・瀬地山 角さんの講演を拝聴!


兵庫県内の男女共同参画推進を目的とした企業セミナーで、瀬地山角先生が基調講演をされました。先生にご案内をいただき拝聴してまいりましたので、講演の様子を一部ご紹介したいと思います。

「笑って考えるワークライフバランス」と題してご講演

瀬地山先生は「世界一受けたい授業」の東大生によるアンケートで人気講義No.1に選ばれたジェンダー論の専門家です。ちなみに「ジェンダー」とは一般的に「社会的性差」と訳されます。「男はこうだ、女はこうだ」と考えていることの大半は、実は生物学的に決まっていることではなく、時代や社会で大きく変化をするような、社会的な約束事にすぎないことを表した概念です。(対として「生物的性差」を表すのが「セックス」です。パスポートをお持ちの方は証明写真の横の項目をご確認下さい。詳しく知りたい方は先生の『お笑いジェンダー論』を是非お手に!)

新しい家族・仕事のあり方を男性の視点も交えて、笑いながらしっかり学べる講演会

さて、ワークライフバランスという言葉をご存知でしょうか。現在、非正規雇用労働者の処遇改善や長時間労働の是正など、労働制度の抜本的な改革を目的に、政府は「働き方改革」を推進しておりますが、遡ること10年前、2008年に政府はワークライフバランス元年として、仕事と生活の調和を図ろうという取り組みをはじめています。ですが、それは女性が仕事と家事を両立するための施策だと誤解されている節があります。
瀬地山先生は、これまで女性の視点から語られることが多かった仕事と家事の両立について、男性視点を交えてお話しされました。
ワークライフバランスが求められるのは、何よりも男性の正規労働者で、その働き方を変えることで、確実に1億円儲けることができる、というのが講演テーマのミソです。

男の家事が社会を救う!

高度成長期は、日本経済が年率10%で急成長し、男は仕事、女は家庭(家事と子育て)という、言わば、稼ぎを男性のみ頼った1頭立て馬車体制が成り立ちました。しかし少子高齢社会に突入し、経済の急成長は望めない今、働く人の収入が増え続けるとは考え難くなっております。また、離婚率も3割を超えており、仕事を持っていない女性が離婚をすると、すぐに生活上の困難が待ち受けています。つまり、女性も働き、家庭を馬車を2頭立てにしていくことは、日本社会としても、また家計のリスク管理の問題としても、重要な課題となってきます。
そこでもし女性が外で働くだけで、男性が家事や子育てをしなければ、これは単に、女性に二重の負担を強いるだけです。「女性の活用を」というのなら、男性の家事・育児参加とセットになっていないかぎり、何の解決にもなりません。また、社会的(企業の雇用的)にも、男性の残業を減らし、その分、働く人の数を増やし、それを通じて、男性も家事・育児、あるいは介護に参加できる環境になることが不可欠です。
もちろん、男性が家事・育児に積極的にかかわることが前提ですよ!
家事・育児は手伝うものではなくシェアするものです!!
(・・・と自分に言い聞かせる)

瀬地山先生は、「ワークライフバランス」「男女共同参画」「働き方改革」を目的とした講演会・セミナーにおすすめです。新しい家族・仕事のあり方を学ぶことができるでしょう。1億円を儲ける方法論も、実際の講演でお楽しみに!是非、コーエンプラス㈱オフィス愛までお問い合わせください。

>瀬地山角さんプロフィール

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投稿担当:オフィス愛  営業 上 田 晋 司