やなせななさん 講演会講師のご紹介
二足のわらじをはきながら全国を駆ける
お寺で育った僧侶という視点から感じた、「命」や「看取り」を歌い続けながら活躍する、シンガーソングライター やなせななさん。
宗派を超えた全国の仏教系寺院での「大人のための癒しの音楽」が、感動の涙を流す観客の口コミによって全国に広がり続けています。
奈良の小さなお寺に生まれ、子どものころから「お勤め」や行事の手伝いをしてきたというやなせさんが僧侶になるのは「自然の流れ」といっても過言ではありませんでした。
しかし、檀家さんが30人ほどの小さなお寺ではそれだけで生計を立てていくことは難しく、やなせさんの両親も仕事をしながら僧侶としての役割をはたしてきました。お寺を継ぐということを意識しながら、社会に出て「何か」をしなければならない。それが子どものころから好きだった歌でした。
大学生のころバンド活動に明け暮れていたときに、メンバーに「オリジナル曲を作らないか」と言われ、その時にふと亡くなった飼い猫のことを思い出して歌にしたことで「命」について歌うようになりました。
『祈り──you will be waiting』 大切な存在を失って自分は泣いているけれども、その涙が光になって、自分に降り注ぐ、そんな歌詞です。 その後、やなせさんは音楽事務所に所属し、シンガーソングライターとして、人の生死や、生きる喜び、悲しみを曲に込めるようになりました。そして、音楽事務所が倒産し、途方に暮れていたとき、同級生から「お寺コンサートをしないか」と声をかけられたのです。
命について歌っていましたが、仏教を全面に出してきたわけではなかったのですが、はじめてお寺の本堂で歌ったときに「しっくりくるな」と感じて、それから「歌う尼さん」と称するようになったようです。
命を削るように…
「命を削るようにして作らないと、歌う意味がない」 ご家族を亡くした方の話を聞いていて、「あの人の涙に応えることはできないだろうか」…という思いが積り積もってやなせさんの歌は生まれます。「降ってくる」とか「湧いてくる」ということはないそうです。 やなせさんは子宮がんにかかり子どもを産むことはできません。
でも「歌」という子どもを、苦労して、産んでよかったと話されます。歌は踏み込んではならない心の傷に寄り添い、自分で解決する力を与えてくれます。
「その声を聞くだけで自然と涙が溢れ出す」と評された歌声と、涙あり笑いありの巧みなトーク、ざっくばらんな関西弁も好評です!
全国47都道府県500所での講演を成功させた実力派の講師です。是非一度プロフィールをご覧ください。
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