セミナーアンケートの効果的な回答例を紹介!価値あるフィードバックを引き出す方法も解説
セミナー開催におけるアンケート調査は、今後の集客や新製品のアイデアを生み出すために最適です。しかし、参加者が気持ちよく回答できるアンケートを作らなければ、効果は得られません。そんなアンケートですが、どのような回答例を作成すれば良いのでしょうか。
そこでこの記事では、重要な役割を果たすアンケート回答例について詳しく解説します。あれば役立つ項目などもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
コンテンツ目次
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効果的なアンケート回答欄にする3つのポイント
効果的なアンケート回答欄を作るポイントは以下の3つです。
- 優先度の高い項目を先に聞く
- シンプルな構成にする
- 目的を意識して項目を作る
それでは、1つずつ詳しく解説していきます。有益な回答を得られるように、ぜひ参考にしてください。
優先度の高い項目を先に聞く
回答者はアンケートに答える際、上から順番に回答していくため、優先度の高い項目を上に持ってくると良いでしょう。なぜなら、最後の方は集中力が切れて、手を抜かれたり、答えてもらえなかったりする可能性があるためです。
特に、読み書きをして答えていくアンケートは、面倒という理由で敬遠されがちです。質問の量も多いと更に回答率が下がります。
そのため、どうしても答えてほしい質問は先の方に持ってくるなどの工夫をし、確実に回答してもらえるようにしましょう。
シンプルな構成にする
参加者は、セミナー後のアンケートに時間を取られたくない方がほとんどです。なるべくシンプルな構成にしましょう。量は、A4サイズの用紙にまとまる程度がおすすめです。
A4サイズ以上の量だと、回答者は見た瞬間に面倒だと感じる可能性が高く、回答率が下がる恐れがあります。回答率を上げるために、回答者がストレスを感じない程度の量にしましょう。
目的を意識して項目を作る
アンケート調査をしてセミナー参加者から何を聞きたいのか、目的を意識して項目を作りましょう。目的が明確でないと、不必要な質問内容のアンケートになる恐れがあるためです。
何を聞けば次に生かせるか、利益を得るにはどうしたら良いかなどを明確にしないと、アンケート自体が無駄に終わってしまいます。そのため、アンケートの作成は目的に沿った内容の質問を作りましょう。
セミナー参加者が回答しやすいアンケートとは
セミナー参加者が回答しやすいアンケートを作れば、回答率のアップが見込めます。今後の運営の参考になるため、答えやすいアンケートを目指しましょう。
- 自由回答欄は必要最低限にする
- 必ずどれかを選べる選択肢にする
- 回答に対する特典を用意する
3つのポイントを紹介するので、参考にしてください。
自由回答欄は必要最低限にする
自由回答欄は、より詳細な情報を入手できるというメリットがありますが、回答者の負担につながる可能性があります。なぜなら、セミナー後のアンケートを早く終わらせたい回答者にとって、文章を書くのがストレスになるからです。
また、自由に回答されるため、主催者側がデータの統計がしづらいというデメリットもあります。回答率を上げるためにも自由回答欄は必要最低限に抑えましょう。
必ずどれかを選べる選択肢にする
アンケートで答えやすい選択肢方式にするには、回答者が必ずどれか選べる選択肢にする必要があります。たとえば、選択肢の中に答えがない場合、「特にない・その他」などの選択肢です。
「特にない・その他」を選んだ際の理由を記載するスペースがあれば、思わぬ情報を入手できるかもしれません。選択肢方式は、回答者がリズムよく答えられ、統計調査もしやすいためおすすめです。
回答に対する特典を用意する
アンケート回答に対するお礼として、特典を用意しておくと回答率がアップします。特典の内容は無料相談や抽選で当たる景品、セミナーの資料などさまざまです。
アンケートをとる前に、特典があることを伝えておくと更に効果的です。オンラインセミナーの場合は、特典がある旨を知らせるURLを用意しておくと良いでしょう。
アンケート特典を用意するのは、回答率をアップさせるための有効な手段です。
セミナーアンケートで回答してもらう項目
実際にセミナーアンケートで回答してもらう項目を紹介します。どれもセミナーを開催する企業にとって使える項目です。
- セミナー参加前に抱えていた悩みや課題
- セミナーになぜ参加したのか
- 全体と項目ごとの満足度
- セミナー参加によって得られたもの
- 他に取り上げてほしいテーマ
- 商品やサービスの訴求につながる設問
有意義なアンケートにするため、ぜひ参考にしてください。
セミナー参加前に抱えていた悩みや課題
どのような悩みや課題を抱えてセミナーに参加したのか、アンケートで確認しましょう。悩みや課題がわかれば、より参加者の潜在ニーズを深掘りができます。
参加者の悩みをもとに今後のセミナー内容に活かしていけば、集客や製品開発のためのアイデアにつながります。そのため、悩みや課題はぜひ回答してもらいたい項目です。
セミナーになぜ参加したのか
セミナーになぜ参加したのかがわかれば、ユーザーがなにが求められているのかがわかります。自社のセミナーのどこに魅力を感じたのか、第三者目線で把握できるためです。
具体的な内容がわかれば、次回開催セミナーの企画の視点が定まり、集客もしやすくなります。自社の強みを活かすために、セミナーの参加理由を聞くことが大切です。
全体と項目ごとの満足度
セミナー内容の満足度を全体と項目ごとに確認しましょう。セミナーに満足したか選択肢方式で答えてもらい、理由を自由回答欄で記載してもらえば、満足度をより深く調べることができます。
それとは別に、どの内容がわかりやすかったか、紹介した製品の感想など項目別に確認すると良いでしょう。
セミナー参加によって得られたもの
セミナーに参加することで、悩みや課題は解決したか、何を得られたのか確認することも、今後の集客や商品開発のアイデアに役立ちます。また、セミナー体験者の声としてアピールすれば、実際に参加した方の声として宣伝効果があります。
解決したかどうかを選択肢方式で答えてもらい、自由回答欄で理由を記載してもらえば、参加者のニーズを深掘りができます。
他に取り上げてほしいテーマ
参加者に今後取り上げてほしいテーマを聞けば、次回以降のセミナー開催のテーマに悩まずに済みます。また、参加者が何を求めているのかのヒントを得ることができます。
アンケート項目に取り入れて活用しましょう。
商品やサービスの訴求につながる設問
セミナーの直後は参加者の商品に対する興味が高まっているため、必ず商品やサービスの訴求につながる設問を準備しましょう。
たとえば、自社の最新ニュースをメールやLINEでお知らせして良いかの選択肢や、無料体験の申し込みを希望するかなどの内容です。自社の利益につながる内容を工夫して設問に記載しましょう。
【テンプレート】セミナーアンケートの回答例
セミナー後のアンケートに入れるべき項目がわかったところで、ここでは実際に使うテンプレートを紹介します。
ここまで紹介した内容を復習しながら活用してください。
汎用型テンプレート
まずはさまざまな情報を収集できるテンプレートを紹介します。今後のマーケティングや事業戦略にも役立つので、ぜひ活用してください。
20〇〇年〇月〇日 〜〜セミナーアンケート 本日はセミナーへご参加いただき、誠にありがとうございます。恐れ入りますが、アンケートへのご協力をお願いいたします。 【名前】 ( ) 【職業】 ( ) 【性別】 男性・女性 【年齢】 ~10代・20代・30代・40代・50代・40代・50代・60代~ 【現在の悩み】( ) 【セミナーに参加した理由】( ) 【セミナーを知ったきっかけ】口コミ・Webサイト・SNS・ホームページその他( ) 【セミナーの満足度】満足・やや満足・どちらでもない・やや不満・不満 【不満だった理由】( ) 【セミナーに参加して期待していた情報はえられましたか。】得られた・少し得られた・どちらでもない・あまり得られなかった・得られなかった理由( ) 【どの内容が特に良かったですか。】( ) 【他に取り上げてほしいテーマがあったらお聞かせください。】( ) ご協力ありがとうございました。 |
商談につなげるテンプレート
こちらは、参加者のニーズを深掘りしつつ、メールアドレスを教えていただくことで接点が持てるテンプレートです。自社の利益につながるため、ぜひ活用してください。
20〇〇年〇月〇日 〜〜セミナーアンケート 本日はセミナーへご参加いただき、誠にありがとうございます。恐れ入りますが、アンケートへのご協力をお願いいたします。 【名前】 ( ) 【職業】 ( ) 【性別】 男性・女性 【年齢】 ~10代・20代・30代・40代・50代・40代・50代・60代~ 【セミナーの満足度】満足・やや満足・どちらでもない・やや不満・不満 【不満だった理由】( ) 【本日紹介した〇〇は知っていましたか。】知っていた・知らなかった 【セミナーに参加して〇〇に興味がありますか。】興味がある・やや興味がある・どちらでもない・あまり興味がない・興味がない 【〇〇について良かった点はありますか。】( ) 【〇〇について知りたいことはありますか。】( ) 【現在抱えている悩みや課題があればお聞かせください。】( ) 【自社の製品の最新ニュースをご希望の方はメールアドレスをご記入ください。】( @ ) 【ご希望のセミナーや弊社へのご意見がありましたらお聞かせください。】( ) ご協力ありがとうございました。 |
セミナーアンケートの回答欄を作るうえでの注意点
セミナーのアンケートを作るうえで、気を付けたい注意点を2つ紹介します。
- 漠然とした質問はしない
- プライバシーポリシーを提示する
漠然とした質問というのは、「〇〇はいかがでしたか。」「〇〇はどうでしたか。」といったあいまいな聞き方です。具体的に「満足でしたか。」という質問にした方が回答者が迷わず答えられて、開催者も統計がとりやすいです。
また、名前や連絡先をアンケートで質問する場合は、必ずプライバシーポリシーを提示しましょう。個人情報なので利用目的や利用範囲を回答者に知らせる必要があります。
個人情報の取り扱いについては、十分に気を付けてください。トラブルになる可能性があるため、利用目的の範囲外で漏れないよう気を付けましょう。
セミナーや講演会のアンケートについてさらに詳しく知りたいと言う方は、講演会のアンケートの記事も合わせてご覧ください。
【まとめ】効果的なアンケートで価値あるフィードバックを引き出そう!
この記事では、セミナーアンケートの効果的な回答例を紹介しました。例文を記載したテンプレートを上手く利用すれば、今後のマーケティングや自社の利益に大きな成果が期待できます。
ここで紹介した効果的な回答欄を作るコツや、回答しやすいアンケート作りをして、参加者から価値あるフィードバックを引き出しましょう。
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