研修で使えるビジネスゲーム7選!取り入れるメリットも併せて解説!
組織の連帯感を強化し、生産性を向上させるために研修を実施しているものの、その効果が実感できないと感じる企業も多いのではないでしょうか。研修の参加率が伸び悩む、参加者のモチベーションが低い、学んだ内容が業務に活かされないといった課題に直面している場合、新しいアプローチが必要かもしれません。
その解決策として注目されているのが「ビジネスゲーム」です。単なる座学ではなく、ゲーム形式で実際にさまざまな状況を体験することで、組織で必要なスキルや役割を自然に学べます。
この記事では、ビジネスゲームの概要やメリットを解説するとともに、効果的に実施できるおすすめのビジネスゲームを7つ紹介します。研修内容に悩んでいる企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
コンテンツ目次
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ビジネスゲームとは?
ビジネスゲームとは、ビジネスの現場で求められる考え方やスキルを、ゲーム形式のシミュレーションを通じて学ぶ研修手法の1つです。参加者はゲームを通じて、リーダーシップやコミュニケーション力、問題解決力など、実際の業務に直結するスキルを感覚的に習得できます。
この形式の研修は、座学による知識の習得とは異なり、体験を通じて学びを深められるのが特徴です。また、ビジネスシーンを模した実践形式のゲームの中で役割を持ち、意思決定を繰り返すことで、実際の職場で発生する課題をリアルに体験できます。最近では「ビジネスゲーム研修」として多くの企業で導入されるようになっており、単なる知識の定着だけでなく、行動の変化を促す研修方法として注目されています。
研修で使えるビジネスゲーム7選
研修で効果的なビジネスゲームを導入することで、参加者の学習意欲を高め、チーム全体の能力向上を図ることができます。ここでは、実際に多くの企業で活用されているビジネスゲームを7つ紹介します。
- ベストチーム
- NASAゲーム
- 部課長ゲーム
- マシュマロチャレンジ
- 財務の虎
- マネジメントゲーム
- ビールゲーム
それぞれのゲーム内容や目的、養える能力について詳しくみていきましょう。
① ベストチーム
ベストチームは、業績目標の達成と良好な人間関係の構築を同時に目指すビジネスゲームです。PM理論やマネジメント理論をベースにしたカードを活用し、チームで戦略を立てて競い合う形式です。小規模の3~5名のチーム(最低5チーム)から100名規模の大人数にも対応できます。
このゲームでは、戦略的な意思決定力やリーダーシップ、チームで協力することの重要性を学べます。また、実践を通してコミュニケーション能力や人間関係の構築スキルを養うことも可能です。所要時間は約2時間で、短時間で高い学習効果を得られる点が評価されています。
② NASAゲーム
NASAゲームは、宇宙飛行士となり、月面での遭難というシナリオに基づいて行うビジネスゲームです。不時着後、母船に戻るために必要な15個のアイテムを選び出し、その優先順位を決定することで、チームでの合意形成を目指します。シミュレーション形式のため、実践的な思考力を養うことが可能です。4~5名のチームで話し合いながら進行するため、コミュニケーションの向上にも役立ちます。
NASAゲームの目的は、意見のすり合わせや意思決定のプロセスを学ぶことです。チームでの議論を通じて、問題解決力や論理的思考力、合意形成力を養えます。また、限られた時間の中で効率的に結論を導き出すスキルも向上します。所要時間は1~1時間半程度で、短時間でも効果的な研修が可能です。
③ 部課長ゲーム
部課長ゲームは、部長・課長・平社員の役割に分かれ、報連相(報告・連絡・相談)の重要性を学ぶためのビジネスゲームです。仮想の企業組織内で、口頭でのコミュニケーションが制限される中、カードを用いて意思疎通を図ります。限られた情報と時間の中で、業務目標を達成するための効率的なコミュニケーションが求められるのが特徴です。
このゲームの目的は、報連相の基本を体感し、コミュニケーションの重要性を実感することです。養える能力として、チーム内での役割理解や情報伝達力、意思決定力が挙げられます。また、実際の業務に直結するリーダーシップや協調性の向上も期待できます。ゲームの進行はシンプルながらも実践的で、短時間で学びを深めることが可能です。
④ マシュマロチャレンジ
マシュマロチャレンジは、PDCAサイクルの体験やチームビルディングを目的としたゲームです。パスタ20本、テープ、紐、はさみを使い、できるだけ高いタワーを作ることが目標です。ただし、タワーの最上部にマシュマロを配置し、崩れずに自立させる必要があります。材料の制限があるため、創造力と戦略性が求められます。
このゲームの目的は、試行錯誤を通じてPDCAの重要性を体感することです。さらに、チーム内の役割分担や柔軟な発想力を鍛えることが可能です。成功・失敗の過程を振り返ることで、計画力や協力意識の向上につながります。ちなみに、世界記録は99cmといわれています。
⑤ 財務の虎
財務の虎は、企業経営における会計や財務の基礎知識を学ぶことを目的としたビジネスゲームです。参加者は経営者の視点に立ち、BS(貸借対照表)やPL(損益計算書)の構造を理解しながら、利益とキャッシュの違いを体験的に学びます。仮想の企業運営を通じて、財務管理の重要性を実感できます。
このゲームの目的は、財務の基本的な仕組みを理解し、経営判断に活かせる視点を養うことです。養える能力として、財務分析力や戦略的思考力、キャッシュフロー管理のスキルが挙げられます。また、経営者目線での意思決定をシミュレーションできるため、現場での実践にも役立つ内容です。3~25名に対応可能で、所要時間は2~6時間と気軽に取り入れられます。
⑥ マネジメントゲーム
マネジメントゲーム(MG研修)は、仮想企業を運営するシミュレーション形式の研修プログラムです。1976年にソニーがエンジニア向けの社内研修として開発し、その後多くの企業に広がりました。ゲームでは、事業計画の立案や予算配分、在庫管理など、経営に必要な意思決定を体験します。モノポリーのようなボードゲーム形式で進行し、リアルな経営感覚を養えるのが特徴です。
この研修の目的は、経営戦略や意思決定の重要性を実感し、実際の業務に活かせるスキルを身につけることです。新入社員から経営層まで幅広い層が対象で、特に決算書の作成を通じて、数字に基づく経営判断力を高める効果があります。また、経営の成功と失敗を疑似体験することで、起業家視点を学ぶ機会としても評価されています。
⑦ ビールゲーム
ビールゲームは、MITスローン経営大学院の教授が考案したビジネスゲームで、サプライチェーン全体の流れを理解するためのシミュレーションゲームです。参加者は4人1組でチームを組み、製造業者や小売店などの役割を分担し、ビールの発注から納品までを管理します。それぞれの段階で発生する需給のズレや情報の遅れに対応しながら、全体の最適化を目指すことが求められます。
このゲームの目的は、サプライチェーンにおける在庫管理や情報共有の重要性を体感し、システム思考を学ぶことです。参加者は在庫過剰や欠品を防ぐための計画力や問題解決力を養えるほか、チームでの協力やコミュニケーションを通じて業務効率化の視点を得られます。2~3時間で実施可能なため、短時間でも濃密な学びを提供できる研修として人気があります。
研修にビジネスゲームを取り入れるメリット
研修にビジネスゲームを導入することで、従来の座学では得られないような学びができます。ここでは、ビジネスゲームの具体的なメリットを4つ紹介します。
- チームビルディングに役立つ
- 主体性が高まる
- 受講生同士の関係が深まる
- 企業が求めるスキルを伝えられる
それぞれ詳しくみていきましょう。
チームビルディングに役立つ
ビジネスゲームは、チームで協力して課題に取り組む形式が多く、自然とメンバー間のコミュニケーションが活発になります。お互いの強みや役割を理解しながら、目標達成に向けて協力する過程で信頼関係が構築され、チームの結束力が高まります。特に新しいチームや異なる部署間のメンバーが一緒に参加する場合、より早く関係性を深めることが可能です。
主体性が高まる
ビジネスゲームでは、参加者が自ら意思決定を行い、その結果を体験する場面が多く設けられています。これにより、受け身ではなく、積極的に行動する姿勢を身につけられます。また、ゲーム内で自分の選択がチーム全体に影響を与えるため、責任感や主体性が自然に醸成されます。このような経験は、日常業務における主体的な働き方にもつながるでしょう。
受講生同士の関係が深まる
ゲームを通じて共通の目標に向かう過程で、受講生同士の距離が縮まり、より深い信頼関係を築けます。特に、ゲーム中に互いの考えや意見を共有し、調整しながら課題を解決することで、普段の業務では気づけない他者の能力や性格を知るきっかけとなります。これにより、研修後のコミュニケーションの質も向上します。
企業が求めるスキルを伝えられる
企業が特に重視するスキル(問題解決力やリーダーシップなど)を、ビジネスゲームを通じて具体的に学ばせることができます。ゲーム形式であれば受講生の興味を引きやすく、実践的な状況で企業の価値観や求めるスキルを浸透させやすいのが特徴です。学びが体験に基づいているため、座学よりも理解が深まりやすく、記憶にも残りやすいです。
まとめ
効果的な研修を実施するためには、ビジネスゲームの導入が非常に有効です。ゲーム形式の研修を取り入れることで、楽しみながら主体性やチームワークを育むことができます。
また、ビジネスゲームは種類が豊富で、それぞれ目的や効果が異なるため、社内の課題や研修の目的に合ったものを選ぶことが重要です。社員のスキルアップや意識向上につながる研修を目指すのであれば、ぜひビジネスゲームの活用を検討してみてください。
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