学会などで開かれる基調講演とは?他の講演との違いや講演者の選び方・注意点などを解説

2025.09.02

2025.09.02

基調講演は、学会・展示会・シンポジウムなどを開催する際に、テーマや開催する目的を伝える講演です。そんな基調講演ですが、「普通の講演と何が違うの?」「講演者の選び方は?」と思う方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、基調講演とは何か、詳しく解説します。また、他の講演との違いや講演者の選び方、注意点なども併せて解説します。

この記事を読めば基調講演を正しく理解できるため、イベントの開催を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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基調講演とは

基調講演とは、学会・展示会・シンポジウム・カンファレンスなどの、イベントの基本的な方針を解説する講演です。「基調演説」や「キーノートスピーチ」と言い換えられることもあり、英語では「keynote speech」「keynote address」と表記されます。

基調講演は、イベントのテーマや方向性、主催者が伝えたい核となるメッセージを提示する重要な講演です。ハイレベルな基調講演は、参加者の関心を引きつけ、インパクトを与えます。

大規模な展示会や学会などでは、基調講演を開いてディスカッションが実施されることもあります。

基調講演の例

基調講演は、主に以下のイベントで開催されます。

  • 学会
  • 会議
  • 政治
  • 展示会
  • 企業のイベント
  • シンポジウム・セミナー

学会では、大学の教授が最新の研究動向や課題を講演することで、共通認識を形成する役割を担います。展示会においては、主催者や業界のリーダーがステージに立ち、開催趣旨やテーマなどを伝えます。

シンポジウムやセミナーでは、ディスカッションが実施されることがほとんどです。このように、基調講演は情報を伝えるだけではなく、参加者に刺激を与えてイベント全体を盛り上げる効果があります。

基調講演と招待講演など他の講演との違い

基調講演は、イベントの冒頭に実施されることが多く、テーマや全体の方向性を明らかにする役割を果たします。

招待講演は、主催者が特定の分野に実績がある専門家や研究者を招待して、知見を共有することが目的です。一般的な講演は、講師が特定のテーマを参加者に講義する、セミナーや講演会を指します。

基調講演がイベント全体の入口であるのに対し、招待講演や一般的な講演は、テーマを掘り下げて話す講演会に位置づけられます。

基調講演に必要な講演者とは

基調講演はイベントを開催する目的を伝える必要があるため、講演者には象徴性や影響力、信頼性が求められます。具体的には、業界やテーマにおいて高い知見や実績があり、参加者から「この人の話なら聞きたい」と思われる人物が理想的です。

企業イベントであれば経営層や著名な経済人、学会や教育機関ではその分野の第一人者や研究リーダーが選ばれる傾向にあります。行政関連の催事であれば、官僚や政治家、有識者などが務めるケースもあります。

肩書きだけでなく、自分の言葉でストーリー性のある話ができるか、といった伝える力も必要です。

基調講演の講演者の選定方法

基調講演の講演者を決める際は、以下の点に注意が必要です。

  • 専門性があるか
  • 参加者とマッチしているか
  • 評価が高いか

1つずつ解説します。

専門性があるか

講演者の選定において重視されるのは、その分野における専門性と実績です。講演内容がテーマの核心に迫るもので、深みと説得力を持つ講演者が求められます。専門性は、イベントのテーマを強力にサポートする要素として、重要です。

参加者に価値がある知見を提供できる人物であるかは、選定する際の最低条件といえます。

参加者とマッチしているか

高名な人物でも、参加者の関心や期待とマッチしていなければ、講演の効果は半減します。そのため、主催者は参加者が何を求めているか把握し、それに合う講演者を選ぶことが大切です。

参加者にマッチした講演者を選ぶことで、メッセージが深く響き、イベントの成功率も向上します。

評価が高いか

講演者を誰にするか検討する際には、過去の講演や参加者の評価などを確認しておく必要があります。依頼する前に得意分野や講演スタイルをチェックしたり、参加者のレビューや主催者のフィードバックを参考にしたりしてみてください。ホームページで、経歴を確認しておくことも重要です。

以下の記事では、講演会における講師の依頼方法を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

https://kouenplus.com/news/oyakudachi/lecture-how-to-request

基調講演を依頼する際の注意点

基調講演を依頼する際は、以下の点に注意が必要です。

  • 講演のテーマや目的を明確に伝える
  • メリットを伝える
  • コミュニケーションをとる
  • 契約書に漏れがないか確認する

1つずつ解説します。

講演のテーマや目的を明確に伝える

講演者に依頼する際は、イベントの目的やテーマ、背景を明確に伝えることが重要です。あいまいな依頼内容しか伝えていない場合、講演者が講演内容を構築できず、期待した効果が得られない可能性があります。

基調講演を依頼する際は、イベントの趣旨や参加者の属性、期待するメッセージを事前に詳しく共有することが重要です。丁寧に打合せをすることで、参加者に合った構成やパフォーマンスの準備ができ、講演の質が向上します。

メリットを伝える

講演を依頼する際には、登壇する講演者が得られるメリットや意義を、明確に伝える必要があります。「専門的知見を広められる」「講演者のブランド構築につながる」など、相手にとっての価値を提示することが重要だからです。

講演者のキャリアにプラスになる要素を、具体的に伝えると快く引き受けてもらえる可能性があります。

コミュニケーションをとる

基調講演の依頼から開催当日までの間は、講演者との継続的なコミュニケーションが欠かせません。依頼時だけでなく講演テーマのすり合わせや台本の確認、会場の案内など細かなやりとりをすることで、信頼関係を構築できます。

当日の流れや時間配分、使用機材の確認なども、早い段階で講演者に共有しておくとトラブルを未然に防げます。

契約書に漏れがないか確認する

講演を依頼する際には、講演者との間に契約書を交わすのが一般的です。契約書には謝礼金額やキャンセルポリシー、交通費や宿泊費の有無などを明確に記載する必要があります。

トラブルになりやすいのは、支払い条件やキャンセル時の対応などです。事前に双方の合意を文書化することで、認識のズレを防げます。著作権に関しても記載しておくと安心です。

基調講演の準備

基調講演を開催する際は、以下の準備が必要です。

  • 企画
  • マニュアルの作成
  • 備品のチェック
  • 告知

それぞれを詳しく解説します。

企画

基調講演の準備は、イベントの目的とテーマの設定から始めます。開催の趣旨や対象となる参加者の属性に応じて、講演内容の方向性を明確にすることが大切です。イベントの開催に併せて、何を伝えたいのかを言語化し、そのうえで最適な講演者を選定します。

講演日時やイベントの場所、使用媒体(スライドや動画)なども、企画の段階であらかじめ決めておくと、準備がスムーズになります。

マニュアルの作成

基調講演の進行を円滑にするために、運営マニュアルの作成は不可欠です。マニュアルには、タイムテーブルや講演者到着時間、スタッフの役割分担や緊急時の対応方法などを網羅しておくと安心です。

また、講演者向けにも会場入りから終了後の対応までを共有しておくと、安心感を与えられます。

備品のチェック

使用する機材や備品の確認は、当日のトラブル回避に直結します。以下のような備品は、前日までに正常に動くか、チェックが必要です。

  • マイク
  • プロジェクター
  • スクリーン
  • HDMIケーブル
  • 演台

可能であればリハーサルをして、映像や音声に問題がないか確認しておくと安心です。

告知

イベントの詳細が決定したら、参加者へ告知します。企業や団体内であればメールや社内ポータル、一般向けにはSNSやWebサイト、チラシや地域紙などの媒体を使って告知してみてください。

告知には、講演者のプロフィールやイベントのテーマ、日時・場所・申込方法などを分かりやすく掲載することが大切です。講演者の写真やメディアの出演歴がある場合は、集客に活用できます。

以下の記事では、講演会の準備について詳しく解説しているため、ぜひ併せてご覧ください。

https://kouenplus.com/news/oyakudachi/16859

基調講演を成功させるコツ

基調講演は、イベントの最重要ポイントです。講演者選びや準備だけでなく、どのようにすれば参加者の印象に残るか意識することが成功の鍵です。ここからは、基調講演を成功させるコツを紹介します。

費用対効果を最大限にすることを意識する

基調講演を成功させるには、費用対効果を最大限にすることが大切です。そのため、イベントにかかる費用や講演料などを、予算内に留める対策をたてる必要があります。

講演者への謝礼や会場費などは、コストがかかる部分です。そのため、ただ講演してもらうだけではなく、講演者の知名度や影響力を活用して集客や広報効果を引き出すことが重要です。

講演者の知見を一過性にせず、継続的な学びやブランド形成につなげる視点も、費用対効果の最大化につながります。

感動を共有する方法を準備する

基調講演の学びや気づきの感動を、会場全体で共有できる仕掛けがあると、記憶に残るイベントになります。具体的には講演後にディスカッションの時間を設けたり、アンケートを配布してその場で共有したりすることで、共通の体験として振り返れます。

講演の内容を記録に残し、動画やスライドにして後日配信するのも、再認識と知見の定着に効果的です。聞いて終わりにしない工夫が、参加者の満足度を高め、主催者側の評価にもつながります。

まとめ

この記事では、基調講演とは何か、詳しく解説しました。基調講演とは、イベント全体の方向性や意義を示す重要な講演です。学会や展示会などさまざまなシーンで用いられ、参加者にテーマや意義を伝えることで、イベントを成功に導きます。

一般の講演や招待講演などは、特定のテーマを講義することが目的のため、役割が異なります。適切な講演者は、専門性や参加者との親和性、知名度や過去の評価などから選ぶことが大切です。この記事を参考にして、基調講演の重要性を理解し、イベントを有意義なものにしてみてください。

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株式会社オフィス愛 コーエンプラス
代表 森本 啓仁

はじめまして、コーエンプラス代表の森本です。私たちは、10,000回以上の経験とケーススタディをもとに、講演会の成功と講師紹介のコンサルティングをおこなっています。この道一筋20年の提案力をもとに、自信を持ってサポートいたします。今後も継続的な成長に努め、より多くの方を講演会の成功に導けるよう、質の高い情報をお届けします。

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