しらね ともひこ白根 智彦
- 肩書き
- (株)イエローズ 代表取締役
フードイノベーション・プロデューサー・バーガー研究家
黄色い社長 - 出身・ゆかりの地
- 埼玉県
プロフィール
1965年埼玉県熊谷市生まれ。学習院大学経済学部経営学科卒業。
ファミリーレストランの草分けであるロイヤル(株)が創業したベッカーズ(株)に入社。ファストフードハンバーガー業態の「ベッカーズ」、カフェ業態の「ベックスコーヒーショップ」の立ち上げに従事する。その後M&Aによりジェイアール東日本フードビジネス(株)となってからはイタリアン、立ち食いそば、回転寿司など30業態を超えるエキナカ事業のメニュー開発を担当。その後、イタリア・ピエモンテ州政府認定 ICIF に短期留学。
帰国後は立地特性を考えながらの業態開発、店舗開発などの新規事業に従事。プロジェクトリーダーとして、エキナカ事業開発に乗り出したジェイアール初の直営エキナカ和食居酒屋「かよひ路」、JAとのタイアップでおむすび処「ほんのり屋」など当時、エキナカに無かった本格和食業態の開発に携わる。さらに南仏風プレミアムサンドイッチの「LAVANDERIE」(恵比寿)、企業が創った初のグルメバーガー専門店「THE BEAT DINER」(有楽町) 等の開発を通し、大手企業の飲食業界で実績を積んできた数少ないプロデューサーのひとり。
2009年に飲食系のビジネススクール「Schooling-Pad」を経て独立。「革新者であれ!」という理念のもと、自らが前例となって路を切り開く姿勢を徹底。かつては自らもワインビストロを延べ5店舗運営。「ばんざい手豆や WINEBAR」をオープンした際には、ソムリエ厳選のワインをスタンディングで飲むコンセプトが新しく、わずか7席のカウンターに20名が押し寄せ、連日同業者が視察にくる繁盛店となる。
時代の一歩先を行くコンセプト設計には定評があり奇跡のレストラン「カシータ」のカフェ部門の立て直し、森ビル「アークヒルズカフェ」、「WENDY‘S」再上陸のプロジェクトも手掛ける。地域の食材探しから、コンセプト設計、メニュー化、マーケティング、消費者に届くまでのバリューチェーン構築はもちろん、再現性の高いオペレーション戦略に手腕を発揮。
クライアントからは、「作業を統一したことでブレと無駄がなくなった」、「生産効率が1.5倍になった」、「スタッフのコミュニケーションが改善した」など喜びの声が届く。また食財の個性を最大限に引き出し、味覚や食感、香りはもちろん聴覚でも楽しめる演出を得意とする。ハンバーガーについては30年を超える関わりを持ち、日本で唯一の『バーガー研究家』として知られる。
2018年にはその経験の集大成となる専門書籍「ハンバーガーの発想と組み立て」をハンバーガーの巨匠・吉澤清太氏とのタッグで誠文堂新光社より刊行。ハンバーガーのバイブルとも称されている。国内外を問わず年に100店以上は視察に出向き、試食したハンバーガーは通算4000個以上。素材の組み合わせを五感で表現するイノベーションフードを追求し、価値ある食財を求め神出鬼没に飛び回っている。
キーワード:白根智彦
主な講演のテーマ
『文化としてのハンバーガー』
ファストフードハンバーガーとは次元の違うジャンルとして日本で独自の進化を遂げる「グルメバーガー」の世界を、日本でのハンバーガーの歴史やグルメバーガーへの進化過程とともにハンバーガービジネスの魅力と可能性に踏み込んでお伝えする。
ハンバーガーの研究が第一の専門だが、もともとは飲食企業で多岐にわたる種類のお店の商品開発や業態の企画開発、店舗運営などを経験させていただき、独立後は居酒屋複数店舗の経営をしつつプロデューサーとして飲食店の開業支援も行ってきた。その経験を交えるため、掘り下げた内容が飲食分野の専門家に共感を得ている。
フードリンク社講演会、米国食肉輸出連合会セミナー、サントリー社支店長会議などで講演実績あり。