講演会講師 さくらいりょうこさん 講演レポート・感想文
一般の方向けに開催された人権啓発講演会へ、オカリナ奏者のさくらいりょうこさんをご紹介いたしました。当日は、現地にて運営サポートもいたしました。
音とことばが交差する、心に残る講演
音楽と講話を融合させた唯一無二の講演スタイルは、聴講者の心を深く揺さぶる時間に。冒頭のオカリナ演奏では、空気がぴたりと止まったような静けさが広がり、聴講者の方々は一音一音に耳を澄ませ、音楽の持つ癒しの力を体感しているようも感じました。
絶望の先に見えた光、選び続けた“生きる”という道
若くして難病(※クローン病)を患い、将来への夢や希望を失ってしまった当時の心境や、その後の苦難の日々について率直に語られました。
何年にもわたる治療やリハビリの中で、自分にできることを模索し、少しずつ光を見出していった過程は、私も含め多くの聴講者にとって励みになったと思います。音と言葉に込められた想いが、聴く人それぞれの心にそっと寄り添い、明日を生きる力となる──そんな講演でした。
※クローン病とは、消化管に慢性的な炎症が起こる難病で、口から肛門までの消化管のどの部分にも炎症や潰瘍ができることが特徴です。日本では「指定難病」にも指定されています。完治は難しく、再発と寛解を繰り返します。
聴講者感想文
- 幸せのハードルを低くしてアンテナを高くめぐらすこと、自分が楽しい選択をすること、今が楽しいこと。身近な人や家族・こども・高齢者様々な人がたくさん楽しいと思える経験を積むことで楽しい選択ができるのではと改めて感じた。オカリナのまろやかな澄んだ力強い演奏がよかった。
- こちらが元気づけられた。親戚の女性が同じ病で先日手術を受け、その後元気な姿で面会でき、私よりパワフルになっていた。これからも元気で講演を続けてください。
- 天空のラピュタ等誰もが知った曲をきいて、始まりから心をつかまれた。病気で普通が難しい人生。普通が希望になる。私も病気をしたことがある。健康と幸福を感謝することに気づかされた。死ぬかもしれない恐怖より、今、幸せでいることに感謝。
- 人権というと相手への思いやりの心を育むといった視点で学ぶ事が多いが、まずは自分が幸せになる事が大切という温かい言葉に感銘した。幸せさがし、喜びさがし、私も忘れず続けていいきたい。
- 普通に生きるとは何かということを考える機会となった。自分が幸せになることで周りに幸せを与えるということを心にと留めてこれからも日々過ごしたい
- 軽くお話しされていましたが本当に大変な人生だったと思う。音楽とともに講演される形が大変良かった。
- 普通にとらわれないこと、そして小さな幸せを毎日見つけること。毎日忙しく生活する中で忘れがちなことを今一度思い出させてもらえた。
-書籍のご紹介-
『幸せを向いて生きる。クローン病を乗り越えた「選択」のチカラ』(星湖舎)
37年間、難病クローン病と向き合ってきた著者が、「どんな状況でも、自分で選び取ることができる」という強いメッセージを届ける一冊。病気や困難に直面している人はもちろん、人生の分かれ道に立つすべての人に勇気を与えてくれます。
弊社では、開催目的、対象者、ご予算など主催者様に合った最適な講師をご案内させて頂いております。また、オンライン講演についてお悩みの方も、お決まりの範囲で構いませんので、お気軽にお問合せください。
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