露の団六さん 講演会講師 レポート
大阪府内にて、講師に露の団六さんをお招きして講演会を開催しました。中学校生徒約350名を対象にした人権学習講演会で、前半は落語や小噺を披露、後半では「ダウン症のアニキをもって」 と題して講演をしていだきました。
お兄様の成長や入学、就職、またその支援に奔走するお母様のお話しの後、団六さんはひとつのエピソードを紹介されました。お母様と共に、今は病院で寝たきりになっているお兄様のお見舞いにいった時のことです。
80歳を越えたお母様に言われたそうです。「こんな子を産んでごめんな」 団六さんは反論しました。
お母ちゃんにとってはおかしな子を産んでしまった、かもしれないけど、俺にとっては生まれた時から兄貴がいたんや。俺にとっては兄貴は普通の兄貴や!」
身長が高かったり低かったり、勉強が出来たり出来なかったりするのもみんな個性。ダウン症も他の障がいもみんな個性。本当はかわいそうな赤ちゃんなどいないはずなのに、それを受け入れられずに 「かわいそうな子」 と思わせてしまっているのが、今の社会のかわいそうな現実です。
最後に団六さんから、若い生徒さんに向けてメッセージをいただきました。
「理想は障がい者という言葉自体がなくなるような社会。皆さんにもそういう社会を目指して作っていってほしい」
ノーマライゼーション、家族やいのち、人権教育などをテーマで講演会をお考えの方にお薦めの講師です。是非、コーエンプラス㈱オフィス愛までお問い合わせください。
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投稿担当:オフィス愛 営業 上 田 晋 司