講演会講師 吉村和真さん 講演レポート・感想文
奈良県内の人権啓発事業にて、京都精華大学マンガ学部教授の吉村和真さんをお招きし、講演会を開催。
演題は「マンガを通して人権について考える~メガネ男子や方言女子のイメージはどう変わったか~」
講師 吉村さんは、著作・論文を多数執筆するかたわら、日本マンガ学会設立や京都国際マンガミュージアムの設立に尽力され、漫画の企画展の立案や運営に携わるなど、マンガ研究の中心人物の一人として知られています。
講演では、「マンガを読む」ことが日常生活に定着するまでの歴史と、そのことが人間の思考や価値観に与える影響についてお話しいただきました。
いただいた感想を一部抜粋して掲載します。
- 人権と言うと切り口が難しい中、マンガという新しい切り口で人権のテーマを持ってくるということが新鮮でした。
- 事例がマンガなので分かりやすく、差別や偏見について日頃気づかないところに気づかされた気がしました。まだまだ入口にすぎない気がします。もう少し深く勉強してみたいと思いました。
- マンガの中にある約束事とステレオタイプ・偏見について、面白くまとめていただきました。とても判りやすく、参加して良かった。九州人とカレーライスはゴレンジャーの刷り込みですね。
- 漠然とマンガを読んでいたが、今日の話を聞いて色んな意味を含んでいることが分かった。身近なことから差別につながる意識がつくられることが恐ろしいし、気をつけないといけないと思った。マンガの影響は大きいと思う。
- マンガと人権のつながり、勉強になった。ステレオタイプについて学ぶことができ、自分の中のステレオタイプ、偏見があるのがわかった。日常的に意識をしていきたい。
- 好きなマンガを通じて、より深く学ぶことができた。マンガの見方が変わるお話でした。多様性の時代、固定観念で表現することはズレが出てきているのでは?と感じました。
- 奥の深い話でおもしろく興味深く拝聴しました。先入観や偏見、主人公が標準体型や標準語を使っているというのは意外だった。ステレオタイプの役割とその怖さをよく考えることができました。身近なマンガという媒体の中に、差別につながる種がたくさんあるということに気付かされました。
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人権、差別問題、青少年育成、文化講演、生涯学講演などにおすすめの講師です。ぜひ一度プロフィールをご覧ください。
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