講演会講師 青木弘さん 講演レポート・感想文
島根県内の大学付属学校にて、中学生・教職員を対象に「人権講演会」が開催されました。
講師は、戦場フォトグラファー ・青木弘さん。『メディアの伝える戦争報道の違和感、遠い世界との関わり方』と題して、お話しいただきました。
青木さんは、約15年にわたって、戦争、貧困、飢餓、尊厳をテーマにアフリカの紛争地を中心に撮影を続ける戦争フォトグラファーです。
講演では、 取材 し てきた世界の戦争 ・ 紛争とそこで暮らす人々を、一人の身近な人間、友人として写真を使って伝える ことで、現在、どこかで起こっている戦争も人
権問題も違った捉え方ができることを話されました。
生徒さんも、熱心に視聴するとともに、 手を挙げて 積極的に質問をするなど、平和 や 人権 、生き方 について考える時間となったようです。
いただいた感想を一部抜粋して掲載します。
- 青木さんの講演を聴いて、平和のためにはまず現状を知ることが大事なんだと思いました。表面上では人をたくさん殺している「悪い」人にもそれぞれ想いがあり、殺したくなくても殺さないといけない事情があることが分かりました。
平和までは、まだ長い道のりがあるけれど、現状を知って自分なりの平和の意味を心に置きながらできることをしていこうと思います。
戦争のニュースをテレビで見て「大変だなあ…怖いなあ…」と思います。けれどテレビや写真で伝えられているところは戦争のごくわずかで、カメラマンや報道陣が入れないくらい危険なところがたくさんあって、見ている何倍も悲惨なんだということがわかった。そのような国のために役立てるようなことがあれば、役立ちたい。今私たちが何不自由なく過ごせるこの環境に感謝して過ごしたいと思う。
青木さんの講演を聴いて、戦地の写真から、同じ地球の遠くに住んでいる人たちのことを考えました。今まで学校やニュースで何となく学んできた「戦争」の様子を目にして、ひどい、つらそう、かわいそうなんて言葉で表せないと感じました。お話しの中で、「人間を肯定する」というものがあり、それは人権を守るために大切なことだと思ったし、お互いを行程することが争いをなくすことにもつながるのではないかと考えました。遠くにいる人のために自分に何ができるのか考えていきたい。
- 世界は広いと感じました。日本で僕が14歳の時、内線が起きている国の14歳は何をして、何を感じているのだろうと深く考えました。
日本は平和で、私はそこにたまたま生まれただけなので、戦争が今も続いている国のために何かできることがないか、将来のことを考えていく上で心にとめておきたいです。
* * *
青木弘さんは、人権講演会、平和講演会、命の講演会などにおすすめの講師です。ぜひ一度プロフィールをご覧ください。
※ブログや弊社ホームページに掲載していない講師の方も多数ご紹介しております。