講演会講師 藪本雅子さん 講演レポート・感想文
東大阪市内にて藪本雅子さんの講演会が行われました。
講演テーマは 「ニュースが伝えない差別の現場」 でした。
藪本雅子さんの講演会では、アナウンサーや記者としてお仕事されていた際の「ハンセン病」への報道とその差別についてお話しされており、報道されないところで、実際にハンセン病の被害を受けた人への差別が行われていたその事実を初めて知る機会となり、とても深い学びになりました。いつの時代にも「差別」はあり、メディアの報道の仕方により人々の受け取り方・感じ方も異なるので、メディアの報道に頼るばかりでなく、自分自身で考え、判断していくことの重要性を感じました。
また、藪本雅子さんはご自身の体験談として「性被害」についてもお話しされており、「性暴力」は絶対に許せない・「性暴力の被害者」を少しでも減らしていきたいと聴講者の方に訴えかけていました。
講演会はハイブリット形式で行われました。
いただいた感想を一部抜粋して掲載します。
- ご自身の辛い貴重な事柄をお話し下さって、心に刺さるメッセージになった。そして、明るく面白くユーモアたっぷりの藪本さんを大好きになった。
- ハンセン病のことが中心だと思っていたが、ご自身の性被害のことまでお話いただけて、本当に勉強になりました。中校生がその後のうつの様な症状が過去の無自覚の被害という話、子どもの頃の性被害相談年齢が40代半ば、この二点は、特に興味深いものでした。今日、藪本さんからの話を聞けて気づけて本当に良かったです。これからも気づくことを大切に意識していきたいです。
- 清めの塩、忌引き、お宮参り等、当たり前にと思っていた事が”穢れ”の差別であるという事を知り驚きました。知らないままの事実、知らない事の差別が多々あるという事を知る事が必要だと思いました。万引き程度、万引き程度ではありません。万引きは金額でも量でもない。された方は被害です。
- 時代の背景とともにわかりやすく、生々しい内容で知らない…というだけで申し訳ない気持ちになりました。今、現在も差別をうけ苦しんでいる人がいるのかなと思うと心が痛みます。子どもたちにどう伝えていくか…私自身がどう生きていくか、考えるきっかけになりました。
弊社では、開催目的、対象者、ご予算など主催者様に合った最適な講師をご案内しております。また、オンライン講演についてお悩みの方も、お決まりの範囲で構いませんので、お気軽にお問合せください。
* * *
藪本雅子さんは、差別・部落差別、人権、男女共生・ワークライフバランス、アナウンサー・キャスターなどに関わるテーマでお考えの主催者様におすすめの講師です。
ぜひ、プロフィールをご覧ください。
※ブログや弊社ホームページに掲載していない講師の方も多数ご紹介しております。
投稿者: 原田剣吾