矢部輝夫さん 講演会講師 レポート
大阪市内の企業(清掃・警備サービス業)が主催の講演会が開催されました。
講師は合同会社おもてなし創造カンパニー代表の矢部輝夫さん。『働く誇り~私が押した「やる気」のスイッチ』と題して、“奇跡”の職場作りについてお話しいただきました。
7分間の奇跡
矢部さんは、きつい・汚い・危険のいわゆる「3K」だったTESSEI(新幹線清掃会社)を世界中から取材が来る「おもてなし集団」に変えた立役者です。生まれ変わった新幹線清掃チームの仕事っぷりは、アメリカのCNNでは「7 minutes miracle」として放送されました。
職場のイノベーション~TESSEI変革の道のり~
講演では、社員の自発性を引き出しながら現場を変えた取り組みや実例を、映像とスライドを使って分かりやすく紹介していただきました。「たかが掃除」と、仕事になんの希望も持っていなかったスタッフの多くが、職場改革で劇的に変化していく過程が時系列で体感できる構成です。
新幹線=「お客様と自分たちが共有するステージ」
矢部さんは、職場を改革するために「仕事を再定義」されました。そこには、ES(従業員満足)の向上のための待遇や財務面を含めた経営体制の改革は当然ですが、従業員が誇りとやりがいを感じて仕事に取り組めることも重要でした。
お客様の新幹線利用は、ただの移動手段ではなくそこから始まる旅行の一部。だから、お客様に心地よい気持ちで乗っていただく――「たかが掃除」ではなくその先には、「新幹線の乗り心地が素晴らしかった」というお客様の思い出(ストーリー)につながるんだ!
シンボリック・ストーリー
会社の目指すべき方針が決まったことで、TESSEIの再生物語が始まります。矢部さんは「最高のおもてなしを提供するため」に会社が目指すべき道筋を「シンボリック・ストーリー」という言葉で、表現されました。明確な目標と経営方針が共有するために、様々な取り組みをしていくことになります。
会社の体幹を強化をするために、トップダウンだけでなく、現場の声を大事にしたボトムアップを強化していったTESSEIの具体的な取り組みについては、是非、実際の講演で体感して下さい。経営者の方も、従業員の方も大きな学びを得られるでしょう。
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職場改革、組織作り、CS(顧客満足)・ES(従業員満足)、などビジネス向けの講演はもちろん、実際の現場写真をスライドしながら行う安全対策の講演も好評なので、安全大会での講演会を企画している主催者様にもお薦めの講師です。詳しくは、是非、コーエンプラス㈱オフィス愛までお問い合わせください。
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投稿担当:オフィス愛 営業 上 田 晋 司