清水展人さん 講演会講師のご紹介
昨今、性的少数者(LGBT)がメディアに取り上げられる機会が増えています。
その一方で、差別や偏見を恐れ、周囲に当事者であることを伝えていない人の方が圧倒的に多いのが現状です。 今日ご紹介するのは、自分をLGBTと認め、それを乗り越えてきた、一般社団法人日本LGBT協会 代表理事 清水展人さんです。
幼稚園の頃から性別に違和感
神戸で3人姉妹の長女として生まれた清水さん。 幼稚園の頃から性別に違和感があり、男の子の服や遊びが好きだったことから、暴言を吐かれたり、いじめられるようになりました。 中学生になっても、好きになる子はやはり女性。誰にも相談できず、「なんで自分は女性を好きになってしまうんだ」「なんで人と違うんだ」「自分は何者なんだ」と1人で悩み苦しむ日々が続きました。
誰にも認めてもらえない孤独な日々
清水さんが、性同一性障害であると気づいたのは高校1年生のとき。ドラマ「3年B組金八先生」で、上戸彩さんが性同一性障害の役を演じているのを見て「自分ももしかして?」と思ったことがきっかけでした。
両親にカミングアウトしたのは、18歳の冬でした。 予想以上に優しく受け止めてくれたことに安堵したのもつかの間。時間が経つにつれて清水さんへの対応が変わってきてきました。 お母さんは「自分の子どもが性同一性障害であるわけない」とふさぎ込み、お父さんには「そんなの思いこみやっ!」と胸ぐらを掴んで怒られる日々が数年間も続きました。
教師になりたいという夢も、教員だった父親に「性同一性障害なんてカミングアウトされたら困る」と言われ、親に否定されたショックと、夢をあきらめないといけないという悲しさで、毎日を泣いて過ごしました。
体も戸籍も男性に
しかし、21歳の時に転機が訪れます。 資金を貯めて性別適合手術をし、戸籍上の性別と氏名も変えたことで、「新しい人生が始まるんだ」と、前向きな気持ちになることができました。
そして、「自分の経験を活かして悩んでいる人の力になりたい!」と、理学療法士になるという新たな夢を叶え、絶対ムリだと言われた結婚もすることができました。
勇気を出し、社会的にカミングアウトした活動は、TV・ラジオ・新聞・雑誌など様々なメディアで紹介され、現在は、講演会の講師として全国を駆け巡っています。 講演では、セクシャル・マイノリティは身近な存在だということ、また、LGBTに限らず、すべての人に自分らしく生きてほしいというメッセージを伝えます。
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清水展人さんは、LGBTや、夢、チャレンジ、いのちをテーマとした講演にオススメです。 ぜひコーエンプラス㈱オフィス愛までお問い合わせください。
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