
しみず ひろと
清水 展人
- 肩書き
- 一般社団法人日本LGBT協会 代表理事
作業療法士
絵本セラピスト協会 大人に絵本ひろめ隊員
メンタルセラピスト - 出身・ゆかりの地
- 兵庫県
この講師のここがおすすめ
一般社団法人日本LGBT協会 代表理事として「社会でともに暮らす全ての人にとっての悩みの解消や勇気となる」ことを目指している清水展人さん。
清水さんの講演では、性別違和を乗り越え、自分らしく生きられるようになるまでの感動の軌跡についてお話いただけます。性同一性障害の当事者やご家族の気持ちを理解する助けとなるだけでなく、人は自分に合う生き方をしていいんだと言う、大切なことを教えてもらうことができるお話です!
プロフィール
1985年、兵庫県神戸市に長女として誕生。
幼いころから性別に違和感があり、高校時代まで誰にも相談することができず、一人悩みを抱えたまま過ごす。18歳の時に、教員をしていた父、保育士をしていた母にカミングアウト。その後、病院にてGD:性別違和(性同一性障害)と診断を受ける。
自分自身を受け入れること、他人に心を開くこと、親との葛藤など社会で自分らしく生きていくことにもがき苦しみ、社会に居場所を失う。21歳の時に、海外で性別適合手術を受け、帰国後、裁判所にて氏名・性別の戸籍変更を終え、男性として生きはじめる。2012年結婚の後、2019年5月第一子誕生。
性的マイノリティの当事者や家族、社会でともに暮らす全ての人にとっての悩みの解消や勇気となるよう、2013年にNPO法人Japan GID Friends、2016年に一般社団法人日本LGBT協会を設立。行政機関と連携しながら、全国各地の学校での特別授業や企業・教職員・PTAへの講演会や研修など幅広く活動している。また、当事者であることや精神科病院での臨床経験を活かし、LGBT電話相談・面談において専門相談員として相談を受けている。
資格
中学校二種教育職員免許
国家資格 作業療法士(身体障害領域・精神科領域臨床経験あり)
講演実績
◆清水 展人氏 講演実績
主なメディア出演
テレビ
NHK「サキドリ!」「おはよう関西」「おはよう徳島」、ABC「キャスト」
日本テレビ「news every」、毎日放送「VOICE」、サンテレビ「NEWS PORT」特集 他多数
新聞
毎日新聞、読売新聞、東京新聞、中日新聞、中国新聞、神戸新聞、朝日新聞、公明新聞、日刊サン(Los Angeles)、山陽新聞、東日新聞、琉球新聞、宮古毎日新聞、宮古新報、政経伝論、徳島新聞、東愛知新聞、静岡新聞 、山梨日日新聞 他多数
主な講演のテーマ
人権
「自分らしく生きる。性別違和を乗り越えて」〜あなたの側にいる性的マイノリティ〜
実体験を元に、多様性を認め、価値観や視野を広げる教育に貢献します。
職員研修
多様な個性が輝く社会へ〜虹色に輝く街づくり〜
市役所、役場研修ほか、多様性を認める街づくり、行政機関に求めることなどについてお話させて頂きます。
教職員向け
1. 性別違和当事者の話から~学校の先生に知ってほしいこと~
2. 性同一性障害当事者の話から~子どもたちのおかれている現状~
3. 当事者の話から~支援者ができること~
学校現場などで、実体験を元に、困難があっても自分らしく歩む生き方についてお話しています。また、教員の父親を持ち、自身も教職員免許を取得。学校生活の中で先生に知ってほしいことをお話させて頂きます。
生徒向け
1. 性同一性障害を乗り越えて「自分らしく生きる」(小・中・高生徒)
講師が経験してきた、性同一性障害と診断される以前の話、診断されて治療開始してからの話、就職活動や、仕事、結婚についてなどの体験を踏まえてのお話を幅広くお話させて頂きます。
2. 進路教育講演会 ~自分らしく生きていくために~(中・高生徒)
教職員免許取得後、警察署の中にある交通安全指導員として勤務、さらに畳職人となって、社会人入学で医療専門学校へ。現在は専門学校で教鞭をとりながら、性的マイノリティの方々に対する支援活動、講演、ラジオMCなどを多方面で活躍している。苦労をしながらも努力を続けて、やりたいことをみつけてきた実話をお話します。
地域づくり
作業療法士から発信する地域づくり~プロボノ活動~
作業療法士の知識や経験を生かして地域に出て(プロボノ)活動している実体験をお話します。
震災・防災
阪神淡路大震災の経験から学んだこと
小学4年生の時に阪神淡路大震災を経験。今、この瞬間に命のあることの大切さ、家族や仲間の命の大切さを痛感しました。今準備できることや、多様な人々のニーズに応える方法とは?防災意識を高めるお話をさせて頂きます。
例)トークセッション 阪神淡路大震災の体験談
例)講演 避難所生活体験談
絵本セラピー®
1. 自分をみつめる大人の絵本セラピー®
2. 大人が楽しむ絵本セラピー
絵本を通じた疑似体験から、普段の生活で感じているストレスを知り、グループディスカッションで自分の内面をみつめて、解決の糸口をグループのなかで見つけてゆきます。ワークショップ型のセラピーです。
3. 絵本でセクシャルマイノリティーを知る、感じる(子ども向け)
絵本を使い、小さいお子様にもマイノリティーや、セクシャルマイノリティーに関するお話をさせて頂きます。実際にあった動物の同性同士の子育てにまつわるお話などもさせていただきます。多様性を認め、価値観や視野を広げる教育に貢献します。
カテゴリー
著作紹介
講師紹介動画
聴講者の声
- 大変有意義なお話を聞かせていただきました。考えていた以上にLGBTの方の生きづらさ、自殺など、相当苦しんでおられたことを知りました。この様なお話は文字やテレビの画面からは伝わらないと思います。当事者の方から直接すべてを聞いてLGBTに対する思いが変わりました。人を外見や、イメージ、うわさなどで判断せず、その人そのものを理解し認めるということはLGBTに限らずすべての人に当てはまることだと思いました。そういう考えを持つことでLGBTだけでなく、すべての人権を守ることに繋がるとおもいます。
- 性的マイノリティのことがよくわかり、自分の中では偏見がなくなったように感じました。差別解消の第一歩は、正しい知識を得ることだと思います。当事者の多くが自殺を考えると言うことは、重く受け止めなければ。学校・地域・家庭でそれを救えるような集団をつくって行かなければと思いました。
- 貴重なお話を聞き、当事者としての苦しさや辛さがダイレクトに伝わってきました。今まで自分が性別に関する発言で配慮があったかどうか考えたが、ぱっとも浮かばなかった。それは普段から、自分が性について考えながら過ごしていないからだと思う。私の何気ない発言や、よかれと思って助言したこともが、真にその人の心を尊重することができなければ苦しめることがあること、いつも念頭に置いておこうと思います。決めつけえず、一緒に考える姿勢、よりそう心で接し、「男らしく」「女らしく」と何気なく発した言葉で人を傷つけないようにしたいです。今後の発言や行動を考えるとてもよいきっかけ、経験になった。性だけではなく、多様性を受け入れることが大切ですね。
- 全くと言っていいほどLGBTについて知識がなかったのですが、今日清水さんのお話を聞かせていただきとても勉強になりました。大変な思いをされて現在の自分を確立されているのだと思います。自分らしい生き方はすべての人間に平等に与えられていると思いました。自分らしく生きることは素敵です。
- 自分らしく自分に正直に生きる生き方ということに共感を受けます。誰もが安心して生活できる社会が実現できるように考えていきたいと思いました。現代社会では幼い頃から「自分らしく」と教育を受けているので、男の子だから、女の子だからと思っている子どもは少なくなってきていると思います。しかしそういう中でも悩んでいる子(制服など)、存在すると思うので、子どもの様子をよく見て気づいていけたらいいと思います。