森田ゆりさん 講演会講師のご紹介
しつけと体罰、虐待について考える
エンパワメント・センター主宰 森田ゆりさんは、米国と日本で多様性人権啓発、子ども・女性への虐待防止等専門職の養成に30年以上携わり、1997年にエンパワメント・センターを設立。
行政、企業、民間の依頼で、多様性、人権問題、虐待、DVなどをテーマに日本全国で研修・講演活動を行っています。
体罰の6つの問題
①大人の感情の吐け口になっている。
②痛みと恐怖感でコントロールしようとする。
③エスカレートする。
④即効性があるので、他の方法を考えなくなる。
⑤体罰を見た他の子どもに心理的ダメージを与える
(助けられなかったという罪悪感)
⑥取り返しのつかない事故につながる。
体罰を受けた子どもは暴力に怯えて育つことで、「安心感」「自信」をなくし嫌と言えずに他人の言う通りにしてしまう、「なりゆきまかせ」の子どもになってしまいます。
誘われて、そそのかされて、ついつい犯罪に手を染めてしまう。それは、思いをないがしろにされてきた体験が原点にある、と森田さんは言います。
私たち大人ができること
「体罰は決してしない、させない」と周囲に伝えること。
「しつけ」という名目で行われる体罰がエスカレートしていくと「虐待」になります。「体罰は時には必要」から「体罰が必要な時はない」へ意識が浸透することが不可欠です。
心の応急手当て:「聴く」
「どんな気持ちも、あなたの大切な気持ち」「あなたの話はとても大切」だと一生懸命聴きます。という姿勢で聴くこと。そうすれば、子どもは感情を認められたと、身心を回復させます。
この他に、しつけと体罰の違い、体罰が子どもの脳の発達に与える影響、体罰に代わる関わり方等についてもお話されます。
子どもの一人ひとりの人権が守られ、いじめや体罰で自ら命を絶つようなことのないように、わたしたち大人が子どもたちとどう関わるべきか一緒に考えてみませんか?
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