セミナー企画書の作り方とは?作成のポイントやテンプレートを紹介
セミナーを開催する際に、テーマや内容を示すために企画書を作成します。しかし、初めてセミナーを開催する場合には、企画書の作成に頭を抱えてしまうものです。実際、企画書を作成する場合、盛り込むべき項目やポイントにはどのようなものがあるのでしょうか。
この記事では、セミナー企画書の作り方について解説するとともに、作成のポイントやテンプレートを紹介します。セミナーの企画書作りに手間取っているという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
コンテンツ目次
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セミナー企画書の作成手順
セミナー企画書を作成する場合、以下のステップで作成します。
- セミナー開催の目的とテーマを考える
- ターゲットを具体的に設定する
- セミナーの構成と内容を決める
ここからは、各手順について、詳しく解説します。
セミナー開催の目的とテーマを考える
セミナーを開催する際に、必ず決定しておくべきなのが「目的」です。目的もなくセミナーを開催しても、得たい効果が得られません。
例えば、既存顧客に対して満足度を高めたいのに、会社や商品の説明をしても意味がないです。セミナーは、目的に合った内容を選定する必要があります。そのため、企画書を作成する初期段階で目的やテーマを明確にすることが重要です。
また、多くのテーマを掲げるのではなく、2つ程度にまとめることで、より効果的な企画書を作成できます。
セミナー 開催の目的については、「セミナー開催は目的を明確に!5つの目的と設定のポイントを紹介」をご覧ください。
ターゲットを具体的に設定する
セミナーの企画書を作成する際の重要なステップは、ターゲットを具体的に設定することです。
ターゲットを明確にすることで、セミナーの内容、進行、使用する資料やツール、そして宣伝方法などが効果的に決められるでしょう。ターゲットが不明確だと、その後の企画の方向性がぼやけ、参加者の獲得や満足度の確保が難しくなります。
例えば、若手のビジネスマンをターゲットとする場合、彼らの興味・関心や求めるスキルセットに合わせたセミナー内容を企画することができます。また、その層が多く利用するSNSやウェブサイトでの宣伝戦略を練ることができるでしょう。
ターゲットを具体的に設定し、それに基づいて企画を進めることが必要です。
セミナーの構成と内容を決める
ターゲットを設定したら、セミナー構成と内容を決定します。セミナーの内容を決める際に重要となるのが、テーマとターゲットが抱える悩みを意識することです。
テーマを決定したらそのテーマに対してターゲット層がどのような悩みを抱えているのかを明らかにします。そして、悩みを解決できるようにすれば、自然とセミナーの大筋が明確となるでしょう。
セミナーの構成は、基本的に起承転結を意識して、最終的には参加者の課題を解決できる流れとしてください。
紙orデジタル?企画書を制作する媒体
企画書を作成する場合、紙で作成する場合とデジタルデータとして作成する場合があります。デジタルデータの場合、パワーポイントを使用して作成する場合が多いです。
基本的には、どちらで作成するという決まりはありません。自分が作成しやすい媒体で作成するのがおすすめです。
ただし、デジタルデータで作成した方が周囲にシェアしやすいというメリットがあります。特に、ウェビナーの場合は資料をそのままセミナー参加者に提供できる点が魅力的です。
状況に応じて、最適な媒体を選択して企画書を作成してください。
企画書に入れるべき項目とポイント
セミナーの企画書に入れるべき項目とポイントについては、以下が挙げられます。
- タイトル
- 目次
- セミナーの目的
- 裏付け情報
- 企画のマーケティング戦略
- スケジュール
- 予算
各項目とポイントについて、詳しく解説します。
タイトル
企画書を実際に作成する上で、最初に対応すべきなのがタイトルの作成です。タイトルは、企画書をチェックする際に最初に目にするため、いかに興味を引けるかがポイントです。
なるべく短く、アピールしたいポイントを盛り込んだタイトルを選定してください。また、メインタイトルとサブタイトルの構成で作成する方法もあります。
メインタイトルでセミナーのテーマや対象受講者を明らかにして、サブタイトルでは顧客の興味を喚起する内容とすると良いでしょう。
目次
企画書のボリュームが大きい場合、どこにどのような内容が記載されているのかを一目で確認できません。そこで、企画書では目次を入れるのが有効です。
目次を入れることで、大まかな企画書の構成を頭に入れて確認できます。目次を作成する場合、企画書の全体的な構造を把握して、見出しを作成していきます。
企画書を作成して最後に目次を入れる方法もありますが、目次は最初に設定することがおすすめです。全体の流れに一貫性が持てるように、目次の見出しに内容を肉付けすると良いでしょう。
セミナーの目的
企画書の中では、セミナーの目的も明確に記載します。どのような意図があってセミナーを開催するのかを、単刀直入に記載してください。
解決すべき課題を選定した上で、どのようなアプローチで改善するのか、最終的にどのような状況を目指すのかを明確にしましょう。ストーリー立てをし、起承転結でまとめて記載することを心がけてください。
裏付け情報
セミナーの目的を企画書に記載する場合、漠然とした内容を記載しても読み手にとってしっくり来ないものです。そこで、具体的な数値を用いて訴求できるように意識してみましょう。
例えば、提供している製品の活用方法が知りたいというニーズがあり、そのニーズに応じたセミナーを開催するとします。その場合、ニーズがどの程度あるのかが分からないため、ユーザーに対して実施したアンケート結果などの裏付け情報を提供するなどの対応が有効です。
企画のマーケティング戦略
マーケティング戦略は、顧客のニーズにマッチした商品やサービスを企画する際に重要となります。セミナーの目的を明確にする際に明らかになった顧客が抱える課題や悩みに対して、どのように解決するかをマーケティング戦略として示すことが重要です。
ロードマップなどの手法を用いつつ、企画の目標を達成するために段階的な道筋を見える化してください。
スケジュール
セミナーを成功させるためには、スケジュールの明確化も重要です。セミナーを成功させるために必要となるタスクを明確にして、どのような時間軸で対応するのかを逆算して設定しましょう。
ガントチャートを用いると、視覚的にわかりやすいです。セミナー開催では、複数の部門やスタッフが必要となるため、役割分担も明確にする必要があります。
各部門のスタッフのリソースを確認してからスケジュールを決定しましょう。
予算
セミナーの企画を経営者に認めてもらうためには、通すための企画書作成が必要です。経営者としては、どれだけの予算がかかるのかが気になります。そこで、企画書の段階で予算を明らかにしておきましょう。具体的には、以下のような費用について内訳別で明確にしてください。
- 外部講師費
- 会場費
- 機材レンタル費など
セミナーで使用する機材や内容に応じて差が生じる場合は、パターン別にわかりやすく予算表を作成すると良いでしょう。
セミナー企画書のテンプレート
初めて企画書を作成する場合、どのようなデザインで作成すれば良いか悩みがちです。そこで、企画書のテンプレートを入手して作成するのがおすすめです。
テンプレートは、様々な種類が存在しており、無料で入手できる場合があります。簡略化したものから本格的なものもあり、セミナーの規模に応じて最適なテンプレートを用いて抜け漏れなく、アピールできる企画書を作成してください。
企画書の項目は、以下のテンプレートを参照ください。
<セミナー概要>
・セミナーのタイトル(案)
・開催の目的
・セミナーのテーマ
<ターゲットの詳細>
・リードか既存顧客か
・知識レベル
・参加する目的
<参加者のニーズとベネフィット>
・参加者の課題
・参加後の状態
<セミナーの構成と内容>
・セミナーの構成
・タイムテーブル
・内容の起承転結
上記をもとに、情報を付け加えて企画書を充実させると良いでしょう。
まとめ
セミナーの企画書を作成する場合、経営者の承認が得られなければ意味がありません。あくまで「通る」企画書を作成できるかが重要となります。
通りやすい企画書を作成するには、目的、構成、予算感が押さえられた内容とできるかがポイントです。今回紹介した内容を参考にして、「通る」企画書を作成しましょう。
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