Angelo Ishiアンジェロ・イシ
- 肩書き
- 武蔵大学社会学部教授
- 出身・ゆかりの地
- 東京都
この講師のここがおすすめ
『教えて! NEWSライブ 正義のミカタ』や『そこまで言って委員会NP』など多数のメディアに出演されているアンジェロ・イシさん。講演では、日系ブラジル人の素顔や本音、日本での外国人住民が抱える「法律の壁」や「心の壁」などを取り上げ、多文化共生社会への発想の転換についてお伝えいたします。
プロフィール
1967年、サンパウロ市生まれ。日系ブラジル人三世、自称「在日ブラジル人一世」
武蔵大学社会学部教授。サンパウロ大学ジャーナリズム学科卒業。
1990年に日本へ留学、東京大学大学院総合文化研究科の博士課程を経てポルトガル語新聞の編集長を務めた。留学生時代の1992年には、毎年NHK教育テレビで放送される第33回外国人による日本語弁論大会で優勝。日伯の移民やメディアを研究する傍ら、在東京ブラジル総領事館の市民代表者会議の評議員、公益財団法人海外日系人協会の理事などを務める。総務省や外務省の多文化共生関連の委員会の委員も歴任。たけしのTVタックルなどテレビ番組出演も多数。
講師からのメッセージ
東日本大震災後に日本に住む「外国人」がどうなり、何をしてきたのか、ご存じですか?
ロンドン五輪とメディアとナショナリズムの三角関係について考えたことはありますか?
日本には20万人以上のブラジル人が住んでいることをご存じですか?
日産の救世主カルロス・ゴーンがレバノン系ブラジル人だということをご存じですか?
「エスニック・メディア」という言葉をご存じですか?
在日ブラジル人が作ったドキュメンタリーを観てみたいですか?
では、ぼくの講演を聴講してみませんか?
政府の審議会・調査会・懇談会
・総務省 多文化共生の推進に関する研究会 構成員(2005年度・2006年度)
・文部科学省 ブラジル人学校等の教育に関するワーキング・グループ 委員(2009年2月)
・外務省・神奈川県・国際移住機関(IOM)共催
「外国人の受入れと社会統合のための国際ワークショップ」コーディネーター(2010年2月)
・法務省 第46回入国管理局関係職員高等科研修 講師(2011年11月)
・内閣府 定住外国人施策ポータルサイト企画・運営検討会
主な講演のテーマ
1. あなたの知らないブラジルの世界
2. 多文化共生について考える
レジュメや動画を用いて、在日ブラジル人の素顔と本音やブラジルの文化や移民の歴史を紹介する他、多文化共生、人権、グローバル時代に必要な意識、在日外国人の方々が日本に来て感じていることや苦労など、当事者の立場からお話しします。
著作紹介
聴講者の声
- アンジェロ・イシさんの講演を聞いて、まだまだ人種差別はあり、人権と尊重をする意識が最優先ではないという意識が人の中にあるのだと思う。どの国に生まれても肌の色が違っても、人は等しく同じだと思います。
- 知らなかった在日ブラジル人コミュニティなどの話が興味深かったです。「自由」のはき違いと無理解はおそろしいと思いました。
- 日本以外で、3カ国に住んだことがあります、人種差別のほとんどない国も割りと多いです。多民族、単一民族に関わらず、差別のあるなしは国民性プラス歴史教育の教え方プラス、メディアの報道の仕方によります。ですから、差別のない社会を作り出すことも可能であると思います。
- 言葉を発しない差別というものが、まだ日本にはあり、ヘイトスピーチだけが差別でないことが分かった。
- ブラジル人の人たちがこういう形で日本とのつながりを大切にしながら生きていることを何も知らなかった。
- 友人に南米が大好きな人がいますが、他民族に寛容な民族性などに魅力を感じているんだということが分かった。
- 「人は悪い事ほどよく見えてしまう」というようなドキリとするフレーズが印象的でした。自分がもし、外国人、高齢者、障害者だったら…という視点を常に持ち続けていきたいと思います。
- ブラジルが差別のない様子は素晴らしいです。でも下手すると国力や治安不安定になったりするのでは?移民を歓迎する理由が知りたいです。