
ちぇぶらこわ・いりーなチェブラコワ・イリーナ
- 肩書き
- 鳥取市環日本海経済交流センター長
- 出身・ゆかりの地
- 海外 ベラルシ 鳥取県
プロフィール
ベラルーシ生まれ。ロシアの極東・ハバロフスク市で育つ。
1992年にハバロフスク国立体育大学を卒業。大学卒業の頃、ソ連の崩壊が始まり、厳しい就職活動の中でハバロフスクの日本料理レストラン「ユニハブ」に就職。日本料理に惹かれるとともに、日本文化や日本語への関心を深め、日本語の学習を始める。
1994年より在ハバロフスク日本センターにてオフィスマネージャーとして勤務し、17年間にわたり同センターに勤める。
2011年に来日し、鳥取市が運営するロシアサポートデスクの相談員を務め、鳥取市との縁を築く。2013年4月からは「鳥取市環日本海経済交流センター」のセンター長兼ロシアコーディネーターを務め、国際交流と経済交流の推進に尽力している。
人を笑顔にし、元気にすることを何より大切にしており、講演では聴衆とともに楽しい時間を共有することを心がけている。
主な講演実績
鳥取県の様々な小・中・高学校
鳥取市などの公民会
その他、経済団体、ボランティア団体、女性団体等
主なメディ出演
NHK「るーとhigh↑2」
テレビ東京「YOUは何しに日本へ」「ワタシが日本に住む理由」
鳥取県八頭町のケーブルテレビ「ブラりーな」
主な講演のテーマ
『やらない後悔より、やって後悔』
実は、日本で仕事をすることがずっと私の強い夢でしたが、日本語の難しさに負け、たぶん死ぬまでやっても覚えられないと思うようになり、日本で仕事をする夢を諦めてしまいました。
38歳になった時私は、「本当に涙がでるほど残念!私は自分の夢を実現できなかった!もう年だし」と考えるようになっていました。
その頃、街中で偶然昔の知り合いと久々に会ったのです。この知り合いは「ええ!あなたは日本ではない、ロシアにいるの?だって、あなたいつも「必ず日本で仕事をします!」という話ばかりしていたのに」と言いました。その時、雷が落ちた気がしました。私は興奮し「どうして?どうして?私は自分の夢を捨てたの?」と心の中で叫び、目から鱗が落ちたようでした。
私は、このような偶然の出会いはぜんぜん偶然ではなく、いと確信しています。このような出会いを通して神様は私たちと話しているのだと確信しています。でも一方で私は、自分が動かないといいチャンスは来ないと思っています。そこで私は鳥取で仕事を見つけるために、全力を尽くしました。最初、周りの日本人の知り合いは「鳥取??日本で一番発展できていないところだよ!人口も少ないし、何も上達できないよ!」という話をするばかりでしたが、自分で判断しないと後悔すると思って、2011年2月28日に、私は鳥取にやって来ました。今は、知り合いの話を聞かなくてよかったと思います(笑)。
鳥取市は私の二番目の故郷となりました。鳥取は小さなところだからこそ家族の中にいる気がしています。都会でできない人間の強いつながりを感じながら毎日仕事をしています。職場に野菜を持ってくれる市民もいますよ!
鳥取は自己実現のためにピッタリな場所だと確信しています。長く鳥取に住んでいて分かったことは、どこに住んでも自分次第であるということ。私はどこに行っても「自分」を運びます。自分に満足できていない場合、引っ越ししても何も変わらないですね。街の活性化は意味のあることですが、自分自身を改善することが大事だと思います!
そして行動することがとても大事ですね。「千里の道も一歩から」という諺が大好きです。小さな一歩は今後の長い道に繋がると信じています。最初は信じられなくてもかまわない、とにかくただ続けて続けて続けて。負けたら終わりではなく、辞めたら終わりですね!これ分かったのが14年前に鳥取市に来たからです。鳥取!いろいろありがとう❣これからも仲良くしましょうね!