かつら ぶんきょう桂 文喬
- 肩書き
- 落語家/教育評論家
上方落語協会顧問
環境省3R推進マイスター
大阪府立大学創基130年広報大使 - 出身・ゆかりの地
- 兵庫県
この講師のここがおすすめ
毎年多くのファンで満員になる独演会を開くベテラン落語家・桂文喬さん。環境問題をライフワークとし取り組み、吉本興業一の博学者として知られる豊富な知識と巧みな噺で多くの環境講演を開催。その活動が認められ環境省より容器包装廃棄物排出抑制推進員〔3R推進マイスター〕を委嘱されています。
世の中で大切なこと「環境・健康・人間味」をキーワードに、笑い、楽しみながら学べる講座が好評です。
プロフィール
神戸市出身。兵庫県立長田高校卒。大阪府立大学経済学部卒業。教員免許取得。(高校社会)
卒業後、桂文枝に入門。朝日放送落語新人コンクールで見事に優秀賞を受賞。入門10年を迎えたのを機に毎年独演会を開き、多くのファンで会場はいつも満員。吉本興業のタレントの中でも博学者として知られる。毎日放送、福井放送、北日本放送を長年にわたり担当。上方落語協会理事を長年にわたり歴任、現在、上方落語協会顧問。
京都国際会議場にて環境問題を語る。環境省より容器包装廃棄物排出抑制推進員〔3R推進マイスター〕を委嘱される。
講師よりメッセージ
教員免許を取得して教師になるつもりが五代目桂文枝(当時、桂小文枝)師匠と知り合いになり、息子さんの家庭教師を頼まれたのがきっかけで落語家に。当初は、友人や親戚から「何で教員免許を取得してるのに落語家なんかになるんや」と笑われました。でも、決めた以上は頑張るしかないと。徒弟制度の厳しい世界です。師匠の家に住み込みで三年間内弟子として修業に励む。掃除、洗濯、そして師匠のカバン持ち。つらいことがいっぱい。なんせタテの世界ですから、兄弟子には逆らえません。理不尽な事も多々ありました。でも、諦めたら終わりです。その鬱憤を晴らすかのように落語の稽古に励みました。舞台に上がって、お客様を思い切り笑かせた瞬間が至福の時です。今となっては、飽きず、焦らず、諦めずに続けて来られて良かったと思います。またその間、色々な方と知り合ったことが後々の財産となりました。大切なのは人と人のつながりです。自分一人の力では決して夢はかないません。ですから人との関わりを大事にすることです。そして、何を目指すにしても努力の上に努力を重ねる事です。努力せずに栄光はありません。一朝一夕に結果は現れません。継続は力。諦めずに継続してやることです。それが、成功への一番の近道です。この世界、死ぬまで修行です。日々落語のことだけ考えて精進しています。
主な講演のテーマ
【人権・男女・健康】
1. 笑顔、いつも心に、男女共同参画社会を目指して
2. わかりあい、わかちあう 仕事・家事・育児
3. 笑いと健康、楽しい老後
4. 笑いはたっぷり、健康はしっかり
5. 健康ばっちり、笑涯現役
6. 人には思いやりを、地球にはやさしさを
7. 世の中で大切なこと『環境・健康・人間味』
【環境問題】
1. 人にやさしく、地球に思いやりを
2. 世の中で大切なこと「環境・健康・人間味」
3. 人に思いやりを、環境にやさしさを
4. 環境問題とSDGsそして健康を考える
【企業向け】
1. 落語的人間観察と発想の転換
2. とっさの判断は日頃の心構えから
【子供の人権・PTA・教育関係】
1. 笑いはたっぷり、躾はしっかり
2. 思いやりの心を考えよう!ことばと人権
3. おいしい団欒、愛情たっぷり
最近は、ゲームやスマホなどの影響により、親子の会話が無く、コミュニケーションが取れていない家庭が多く見られます。講演では、地域による、子どもたちが安心して遊べる安全な町づくりや相手を思いやる心や人の痛みのわかる優しい包容力のある子どもの育て方など・・・今、子育てに何が大切なのか、分かりやすくお話しします。
【健康・福祉高齢】
『―笑える!学べる!楽しめる!―「健康寿命を延ばして笑涯現役~stopザ認知症」』
人間の体の内部では毎日、いくつもの細胞が突然変異を起こしてガン細胞と化している。さらに外部からは、さまざまな細菌やウイルスがひっきりなしに進入してきている。これらの異物から体を守るのがリンパ球の働きなのです。特にその中のNK(ナチュラル・キラー)細胞が、体内で自然発生したガン細胞や、細菌やウイルスに感染した細胞をいち早く見つけてはこれらを次々に潰していくのです。
このNK細胞は年齢や生活環境や精神状態の影響をもろに受けてしまう、非常にデリケートな性格の持ち主なのです。精神的ストレスの影響を大きく受けるので楽しく笑いながら過ごしてストレスを軽減することが大切です。
また、認知症の人が急増しています。軽い段階で早く見つけて治療すれば進行を防ぐことが出来ます。適切な処置で2人に1人は認知症の予防ができます。また、認知症の予防には運動と知的活動やコミュニケーションが大切です。
聴講者の声
- 人間味について、考え方を様々な面で異なって見るというのは参考になりました。相手をみる観察力が必要だと痛感しました。
- 人間観察、アンテナを敏感にする重要さが分かった。非常に楽しめました。
- 普段人権問題についてあまり考えることがないので良い機会でした。ストレスをためない方法などはとても参考になりました。
- 気を使いすぎて、人権を侵害してしまうことがあるということと、考え方1つでストレスをためずに過ごすということ。ストレスをためない方法は、考え方を変えること、コミュニケーションの基本は「優しさ」ということが参考になりました。
- コミュニケーションで大切なのはやさしさ。相手の気持ちを考えて話すことが大事だと分かった。会社内でのコミュニケーションをもっと一つひとつ大事に思いやりを持って話すことを意識して、明日からまた実践していこうと思います。