
きたざわ みさ北沢 みさ
- 肩書き
- ユニクロ初代PRマネージャー
MK Commerce&Communication代表
株式会社 術 マーケティングディレクター - 出身・ゆかりの地
- 東京都
プロフィール
東京都出身。早稲田大学第一文学部卒業。
1999年メーカーのマーケティング担当、TV局のプロデューサーなどを経て、株式会社ファーストリテイリングに入社。初代PRマネージャーとしてユニクロのブランディング・PRを担当し、山口県の本社と東京・原宿のプレスルームとを毎週行き来しながら、メディアとのリレーションを築いて、ユニクロブームを牽引。誰も知らない地方のカジュアルチェーンだったユニクロを、認知度90%超の 国民的ブランドへと押し上げる。
2010年グループ会社、株式会社リンク・セオリー・ジャパンとユニクロとの共同新規事業として、新ブランドPLSTの開発を担当。ブランディング、EC構築と運営を担当し、8年間で売上200億円に育成する。
2018年株式会社ファーストリテイリングを退社。MK Commerce&Communicationを設立。マーケティングの強化とECビジネスの改善を支援し、人材育成するコンサルタントとして活動中。
2024年『社会に良いことをする ユニクロ柳井正に学ぶサステナビリティ』(プレジデント社)を上梓。
講師よりメッセージ
いまでは誰もが知るブランドとなり、就職先としても人気企業となったユニクロですが、私が入社した1999年6月はまだ人事部も広報部も法務部もない、採用したくても人が来ないような地方の無名のチェーンストアでした。ただ、柳井正社長だけは、その当時から「世界に出ていく」と公言し、そして、それを数年のうちに実現していったのです。その脅威の成長の秘訣は何なのか?低迷期をどうやって乗り越えたのか?ほかの企業と一体何が違うのか?他の企業の学びとなるようなことを、そこにいた者だけが知るエピソードを交えてビビッドにお伝えします。
主な講演のテーマ
1. ユニクロ成長の軌跡 ~経営者 柳井正の決断と終わることない挑戦~
2. ユニクロV字回復を支えた自己変革力
現在では誰もが知るブランドとなったユニクロ。しかし、北沢氏が入社した当時は、山口県の一企業で、これから全国区へ進出しようというタイミングでした。その黎明期、社内ではどのような出来事が起きていたのでしょうか。急成長から、ブーム後の低迷期を経て、V字回復を達成するまでの道のりを、柳井正社長をはじめとした経営陣を間近で見てきた北沢氏の経験をもとに、ユニクロ成長の軌跡をお伝えします。
3. それは突然始まった ~ユニクロのブームを作ったブランディングとは~
1999年誰も知らなかった地方のカジュアルチェーン店が、突然始めたブランディングキャンペーン。ユニクロのTVCMや新聞広告は、その年の日本の広告賞を総ナメにしました。まだSNSもなかった時代、たった1クールでブランド認知度を10%から80%まで上げ、売上を1100億円⇒2200億円⇒4200億円と倍々で増やしていったブランディングの方法とは?柳井社長の哲学と共に解き明かします。
4. 社会に良いことをする ~ユニクロ 柳井正に学ぶサステナビリティ~
ユニクロが、世界のサステナビリティ先進企業のひとつとなっていることを知っていますか?それにより海外でのブランドのプレゼンスも上げています。グローバスのビジネスにおいて、いまやサステナビリティは外せないテーマです。「サステナビリティ」「SDGs」と言っても何をしたらいいかわからないと悩んでいる企業の経営者や担当者に向けて、ユニクロの多様なサステナビリティ活動についてお話しします。
5. “ユニクロ離れ”からの脱却 ~低迷期から再び成長軌道に乗せるまで~
今では3兆円規模に成長したユニクロも、ずっと順風満帆だったわけではありません。ブームの後、反動で起きた「ユニクロ離れ」。売り上げは1年で500億円ずつ減っていきました。急にブームになったブランドは、一瞬で消え去ってしまうのか?このままユニクロがなくなってしまうのではないか?そんな焦りと不安の中で、社内ではどんなことに取り組んでいたのか。 低迷期から再び成長軌道に乗せるまでの数々のチャレンジを、当事者の一人としてリアルにお伝えします。
6. 8年間で200億円に成長 ~認知度も広告費もないブランドの育て方~
ユニクロが2010年にグループ会社リンク・セオリー・ジャパンと共同開発したブランドPLST。ECとリアル店舗の相乗効果により、8年間で200億円のブランドに成長しました。まったくバックグラウンドの違う二つの会社が共同で事業開発していく難しさの中で、ブランド認知度も広告費もない小さな事業が、どうやって成長できたのか。そのプロセスを、中小企業の共通の悩みに対する一つのケーススタディとしてご紹介します。