まつい ひさこ松井 久子
- 肩書き
- 映画監督
- 出身・ゆかりの地
- 東京都
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男女共同参画・女性の生き方・人権・高齢者福祉・憲法会、介護、家族といった現代的な問題を描く映画監督・松井久子さん。数々の作品は、全国各地の自治体・社会福祉協議会・学校・医療団体などにより、現在に至るまで自主上映会が行われています。
一人の女性として、「自分らしく生きる」ために現実に立ち向かった日々。講演は、その生きざまをありのままに語り、多くの人から共感を集めています。
プロフィール
1946年東京出身。早稲田大学文学部演劇科卒。
雑誌ライター、俳優のマネージャーを経て、1985年、番組制作会社エッセン・コミュニケーションズを設立。プロデューサーとしてドラマ・旅情報・ドキュメンタリー等のテレビ番組を多数企画・制作する。
1998年、『ユキエ』で映画監督デビュー。アメリカ・ルイジアナを舞台に、45年間連れ添った夫婦の愛と老いの姿を描き、内外の映画祭で高い評価を得る。
2002年には2作目『折り梅』が劇場公開。日本の平均的な家族が再生する姿を、老人介護を軸に描き、全国で活発な自主上映会が行われ2年間で100万人の動員を果たした。
2010年11月、企画から7年半をかけて制作した日米合作映画『レオニー』が全国公開。世界的な彫刻家イサム・ノグチの母レオニー・ギルモアの生涯を描き、2013年春からアメリカをはじめ世界各国で公開された。
2015年1月、ドキュメンタリー映画『何を怖れる』公開。70年代の日本のウーマンリブに始まる40数年の日本のフェミニズムの歴史と、現在も続いているさまざまな女性たちの活動を映像で綴った。
2016年5月、『不思議なクニの憲法』を公開。様々な立場の人たちの言葉と活動を通じて、憲法の未来を問いかけたドキュメンタリー作品第二弾で、全国で活発な自主上映会が行われている。
主な著書
著書
ターニングポイント〜「折り梅」100万人をつむいだ出会い(講談社)
ソリストの思考術・松井久子の生きる力(六耀社)
編書
何を怖れる フェミニズムを生きた女たち(岩波書店)
読む 不思議なクニの憲法(エッセン・コミュニケーションズ)
聞書き
教える力・私はなぜ中国のコーチになったのか(井村雅代著・新潮社)
シンクロの鬼と呼ばれて(井村雅代著・新潮文庫)
主な講演のテーマ
1. 人生は一度きり~前を向いて、自分の信じる道を歩き続ける~
2. 50歳からの挑戦・老いの日々を輝いて生きるために
3. 女性とリーダーシップ
4. 女が映画をつくるということ
5. 迷っているあなた、立ち止まっているあなた~勇気を出して自分の足で踏み出して~
6. 月よりも遠くへ~日米往復53万キロ・日米合作映画『レオニー』完成まで7年の軌跡~
著作紹介
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『松井久子の生きる力 (ソリストの思考術)』
出版社: 六耀社 -
『ターニングポイント-『折り梅』100万人をつむいだ出会い』
出版社: 講談社 -
『読む 不思議なクニの憲法』
出版社: エッセン・コミュニケーションズ