おおはた だいすけ大畑 大介
- 肩書き
- 元ラグビー日本代表
神戸製鋼コベルコスティーラーズ アンバサダー
東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会アスリート委員会委員 - 出身・ゆかりの地
- 大阪府
この講師のここがおすすめ
元ラグビー日本代表の高速ウィング・大畑大介さん。テストマッチ通算トライ数の世界記録を保持など華々しいイメージの裏には、心身両面で幾多の苦難がありました。講演では、挫折を乗り越える精神の持ち方や目標達成術などについてお話いただけます。チャレンジする大切さを、再認識させてくれる講演です。
プロフィール
1975年大阪府大阪市出身。東海大仰星高校に進学、高校日本代表に選出される。
京都産業大学へ進み日本代表として活躍、1998年に神戸製鋼入社、日本のトライゲッター、エースとして活躍し、世界にその決定力を印象づけた。2001年には世界への飛翔を見据えて、オーストラリアのノーザンサバーブ・クラブでプレーし、2003年にはフランス・モンフェランに入団を果たす。2003~2004年シーズンからはラグビートップリーグの神戸製鋼コベルコスティーラーズにプロ選手として契約を交わす。その後日本代表キャプテンを務めるなどラグビー日本代表の牽引者として、W杯に2度(1999年、2003年)の出場を果たす。
さらには、両アキレス腱断裂を経験するも「為せば成る!」の不屈の精神でリハビリを乗り越え、代表試合トライ数世界新記録を樹立、その記録を69トライまで伸ばし、現在もやぶられていない。
2010年~2011年のシーズンをもって現役を引退。
2016年11月、国際統括団体ワールドラグビーが競技の発展に著しい貢献をした個人や団体を顕彰する『ラグビー殿堂』に選出される。全世界では131人目、日本人、アジア勢としては2人目の『ラグビー殿堂入り』を果たした。
2019年9月~11月に日本で行われたラグビーワールドカップ2019™では、アンバサダーとしてメディアやイベントを通じて広く周知活動を行い、試合解説を務めるなど、大会成功を陰で支えた。現在もレギュラー番組を多数抱え、ラグビー普及のため精力的に活動中である。
日本テレビ「スッキリ」毎日放送「ちちんぷいぷい」に出演中。
主な講演のテーマ
1. 為せば成る!~誰にでも出来るセルフマネジメント、自己実現~
一見、生まれながら心身とも強靭な人間で、幼い頃からラグビー界の王道を歩んできたと思われがちであるが、実は幼少期は泣き虫、高校入学時はラグビー選手としては無名で、序列が一番下であった大畑大介。そんなどこにでもいる普通の少年だった彼を、「ラグビー日本代表キャプテン」、「国際試合トライ数世界記録樹立」、「二度のアキレス腱断裂からの復帰」等の偉業を成し遂げる「ヒーロー大畑大介」に変身させた魔法の言葉『為せば為る!』。
大畑は自身の体験を通じて、「為せば成る!」とは、「一瞬一瞬に全力を注ぎ、積み重ねた先にあるのは“夢”ではない。未来には自分の努力でつかみ取った“現実”があるだけだ」と語ります。
彼の講演から、「夢」を「現実」に変えるヒントが学べると思います。
2. 迷ったらしんどい道を進め!~目標達成方法、目標達成するための本当の近道とは?~
人生の岐路や目標達成までのプロセスにおける大畑大介のポリシー、それは、「AとBという選択肢があるならば、敢えてしんどい方を選ぶ、そうすることで得られるものは大きい」である。
一見、目標達成までの道のりに、遠回りで険しい道を選ぶことは、無駄なことが多いと思われるが、その長く険しい道を通じて得られる経験は大きい。その貴重な経験こそが大きな武器となり目標達成へと導く。
「京都産業大学、神戸製鋼を選んだ理由」、「海外への挑戦」、「なぜ二度のアキレス腱断裂から復帰できたのか?」等のラグビー人生での岐路に立たされた時のエピソードを交えながら、「常にしんどい方を選ぶ大切さ」と、「その選択によって得られた貴重な経験」を講演を通じて語ります。
3. 根拠のない自信を信じろ!~根拠は自ずとついてくる~
ラグビー選手としては小柄な大畑大介が、どのようにして日本代表になり、トライの世界記録を樹立し、さらには世界のラグビー殿堂入りを果たすことができたのか。また、2度のアキレス腱断裂を経験するも、グラウンドに戻ってきた大畑の精神力の強さはどこからくるのか。
周りから何と言われようとも、「オレはすげぇ、オレには出来る、オレは絶対にトップになる」と、敢えて公言し自分を追い込むことが、大畑なりのひとつのモチベーションを上げる生き方でした。
誰の心にもあるちょっとした「根拠のない自信」を「信じ抜く力」の大切さを語ります。
4. ラグビーは社会の縮図だ~信頼と個性の尊重でつなぐ組織論、団結力~
ラグビーには、体の大きい選手、体の小さい選手、足の速い選手、力の強い選手等、それぞれの個性を生かせるポジションがあり、それぞれの立場を理解、尊重しながら、自分の役割をまっとうするスポーツです。野球のようにエースで4番がいれば成り立つスポーツではありません。
加えてラグビーは、ボールを前に運んでゴール(トライ)を目指すスポーツにもかかわらず、前にパスを出してはいけないというルールがあります。ボールを後ろに戻してでもパスを出すのは「自分が犠牲になっても、ボールを活かしてくれると心から信頼できる人間」だからであり、パスを受けた選手はボールに託された「信頼」という重みを感じてプレーします。
「個性の尊重」と「信頼」を大切にするスポーツであるラグビーは、まさに私たちが生きている「社会の縮図」ではないでしょうか。
人間が社会や組織で生きることの意義をお話します。