おかざき わたる岡崎 亘
- 肩書き
- 高次脳機能障害(重複障害)当事者語り部
- 出身・ゆかりの地
- 大阪府
この講師のここがおすすめ
脳動静脈奇形を発症した14歳から約16年間、障害と向き合ってきた岡崎さん。さまざまな世代での生きづらさや、高次脳機能障害・てんかん等二次障害の苦悩や脳出血の恐怖など障害のリアルを感じられるお話しです。 柔和な語り口で、聴講していただく皆さまのご質問にも真摯にお答えいたします。
プロフィール
1994年生まれ。大阪府出身。14歳で脳動静脈奇形由来の脳出血のため、死の淵を経験するも生還。二次障害で高次脳機能障害、てんかんなどの障害が残る。
2015年より、自分の経験を伝えるため語り部として講演会を行う。大手アパレルの子会社で4年間勤めたのち、現在は自分の経験を社会や子供達に還元できるよう放課後等デイサービスの職員として働いている。趣味はギター、カラオケ、一人旅、ラーメン屋巡り。
講師からのメッセージ
「高次脳機能障害」
最近ではドラマやドキュメントで取り上げられる事も多くなったこの障害ですが、まだまだ知名度は低く未知の障害です。
私と同じくこの障害や境遇に悩まれている方、または近くに苦しんでいる方がいるものの、どういうサポートすれば良いか分からず悩まれているお身内の方、私の経験が細やかながらそんな方々のお力、ひとつの希望になれたらと思っております。
主な講演のテーマ
『二次障害の苦悩、社会復帰への困難』
1. 自己紹介
2. てんかん、高次脳機能障害の説明
・はじめに、講演をするにあたって必要な障害の説明を行う。(以下、障害発症してからの経歴、病歴を順に追って説明していく)
3. 脳出血(脳動静脈奇形)発症〜手術〜入退院まで
・脳出血発症前後の話から入院までに至る順に説明、その時の状況や心情を語る。
・3ヶ月のリハビリについて語る。
4. てんかんの発症
・入院中てんかんを発症、その恐怖と投薬の適合の難しさについて語る。
5. 様々な二次障害の発症、その苦悩
・二次障害である高次脳機能障害やてんかん、鬱を発症。普通の暮らしができなくなってゆく苦悩を語る。
6. 就労継続支援事業所とは
・就労支援事業所、B型、A型、移行支援事業の全てを利用したことのある私が思う就労継続支援事業の実情を語る。
7. 社会復帰
・社会復帰への道のり、またその難しさ、それらの状況を語る。
※現在の生活や活動について語り、質問等に対応いたします。
聴講者の声
- 高次脳機能障害当事者のリアルな生活や、経歴を知ることができてよかった。
- 同じ障害を持った家族がおり、将来に不安があったが、話を聞き希望を感じることができた。
- 医療従事者志望だが、貴重なお話を聞くことができ大変参考になった。