しらい ともこ白井 智子
- 肩書き
- NPO法人新公益連盟代表理事
Sustainable Innovation Lab共同代表
経済産業省産業構造審議会教育イノベーション小委員会委員
内閣府休眠預金等活用会議委員
文部科学省フリースクール等検討会議委員 等 - 出身・ゆかりの地
- 千葉県
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プロフィール
1972年千葉県生まれ。4 ~8歳を豪・シドニーで過ごす。東京大学法学部卒業後、松下政経塾に入塾。1999年沖縄のフリースクール設立に参加、校長をつとめる。
大阪移住後、NPO法人トイボックスを立ち上げ、大阪府池田市と連携して不登校の子どもたちのための全国初の公設民営フリースクール「スマイルファクトリー」を設立。東日本大震災後には福島県南相馬市に「みなみそうまラーニングセンター 」「はらまちにこにこ保育園」等を立ち上げた。
2020年、NPO等社会的企業100団体あまりが加盟する新公益連盟の代表に就任。
日経ビジネス「次代を創る100人」AERA「日本を突破する100人」等に選出。
講演実績
・早稲田大学「大隈塾」ゲスト講師(2021.1,2022.1)
・朝日地球会議「教育とケアから考える『利他』」福岡伸一×伊藤亜紗×白井智子
・大阪関西万博「TEAM EXPO2025」プログラム Sustainable Innovation Lab キックオフイベント登壇(2021.3)
・G1サミット登壇 (2021.3)
・池田市「未来を語るサロン」特別講演(2020.11)
・リディフェス2020登壇(2020.9)
・パナソニック株式会社 Game Changer Catapult主催オンライン講演会(2020.9)
・ファンドレイジング日本2020 オープニングセッション(2020.9) 他多数
主な講演のテーマ
1. 誰もとりこぼさない教育を目指して~不登校・ひきこもり・発達障害の子どもの支援を通じて~
国による不登校の子どもたちの支援がほとんど無かった20年前、沖縄に不登校の子どもたちが通うフリースクールを立ち上げました。以来、何千人もの子どもたちが元気と自信を取り戻し、社会で活躍しています。3年前には初めて国による不登校の子どもを支援する法律が制定され、そのモデルの一つになったと言われている経験談を、子どもや親のリアルな声をまじえて語ります。
2. 全ての子どもの自己実現を目指した開発的な生徒指導
子どもに関わる先生や指導者のニーズに合った講演、ワークショップを行います。不登校、ひきこもり、発達障害を持つ子どもと、ファーストコンタクトをどのようにとるか、というところから始まり、環境設定の仕方、配慮すること、保護者との関わり方など、実体験に基づいたお話をします。同内容でアクティブラーニングを取り入れたワークショップの実施も可能です。
3. 災害時における子どもたちの支援について
東日本大震災と原発事故の発災直後に福島県南相馬市に入って発達障害を持つ子どもたちの支援を開始し、「みなみそうまラーニングセンター」「原町にこにこ保育園」を立ち上げて現在も運営している経験から、災害時に子どもや親に対してどのような支援ができるか、配慮すべきこと、また子どもたちを守る環境づくりのためにNPOとして行政や企業とどう連携してきたか、を語ります。福島県の今の状況も、リアルタイムでお伝えします。
4. 社会貢献活動と資金調達~行政や企業との協働を通して~
国による不登校の子どもたちの支援がほとんど無かった時代にフリースクールを立ち上げ、市と協働して市民であれば無料で利用システムをつくり、また国の予算を活用できるようになった。
「すきま産業」が「トップランナー」となるまでのプロセスを語ります。福島県南相馬市で国内外から累計約3億円の寄付を集めて「みなみそうまラーニングセンター」を立ち上げ、それを行政と協働して持続可能な施設に発展させた経験談も。
講師紹介動画
聴講者の声
- 歯切れのよい話しぶりで、これまで取組でのご苦労や悩みなどは、岡崎市のF組にも生かしていけると感じました。また、何十年も前から子供たちのために信念をもって奔走されている白井さんの生き方に感銘を受けました。
- 白井さんが多くの場面で活躍し、子どもたちを助けているように、自分も一人でも多くの子どもたちを救いたいと思いました。
- フィンランドの学校視察や白井様が経験されたオーストラリアの小学校のお話が心に残りました。「みんな違ってみんないい。その先に職業がある」という考えに共感しました。子供のできないところを指摘するより、良いところを伸ばしていきたいなと感じました。
- 子どものペースを大切にして、その子に合った役割を与えることの大切さがわかりました。自分自身、居場所づくりの難しさを日々痛感しているが、選択肢を多く与え、気軽にチャレンジできるような環境を作ることで、子どもの安心感につなげることができるのではないかと考えることができました。大変勉強になりました。ありがとうございました。
- 子供たちに寄り添うことの大切さを、改めて感じた。フリースクールで行っていることをどう学校でいかしていくのか、考えたい。(少人数対応のための職員、ミーティングのための時間確保など)
- 学校が、行かなくてはならない場所でなく、居場所の一つとして安心できる場であることが大切だと感じた。どこでどのように学習するのか、どのように生かしていくのか、子供たちは日々たくさんの決断をしていく。子供の自由な選択を見守り、大人とともに試行錯誤する時間を大切にしていきたい。