わたなべ たつや・わたなべ みき渡部 達也・渡部 美樹
- 肩書き
- NPO法人ゆめ・まち・ねっと(静岡県富士市)代表
- 出身・ゆかりの地
- 静岡県
この講師のここがおすすめ
静岡県富士市を拠点に、子どもたちの居場所づくりに取り組む「NPO法人ゆめ・まち・ねっと」の代表 渡部達也・美樹さんご夫婦。講演では、自身の活動を元に、虐待や貧困など、様々な問題を抱える子ども達の居場所づくりや子育てについてお話いただけます。子どもたちの置かれた状況や思いを参考にしながら、「子どもたちの居場所」について考えることができる講演です。
プロフィール
1965年11月10日、静岡県三島市生まれ。保育園から高校(沼津東高校)までは同県裾野市在住。茨城大学人文学部(現代政治学・行政学専攻)を経て、1988年、静岡県庁入庁。
まちづくりという夢を追い求め16年余務めた静岡県庁を2004年夏に中途退職。静岡県富士市に移住し、同年秋、NPO法人ゆめ・まち・ねっとを愛妻・美樹と設立。夫婦で「たっちゃん」、「みっきぃ」の愛称で子どもから大人まで親しまれながら、子どもの遊び場づくり・若者の居場所づくりに取り組む。近年はホームレス状態の方との出会いや外国籍貧困家庭との出会いなども生まれている。
県庁では児童相談所ケースワーカーや富士山こどもの国の設立・運営、国体および全国障害者スポーツ大会の広報などに携わったほか、(財)静岡経済研究所派遣研究員なども経験。(美樹は看護師として重度心身障碍児施設、社会福祉協議会等に勤務。)
ゆめ・まち・ねっとの活動
NPO法人ゆめ・まち・ねっとは、週末に公園と川で木登り、川遊び、火遊び、廃材工作など子どもたちが自由に遊べる環境を提供する「冒険遊び場たごっこパーク」から活動を開始。主題は『Bettera broken bone than a broken spirit』(心が折れるより、骨が折れるほうがましだ)。平日は空き店舗を改装し開いた「子どものたまり場大人のたべり場おもしろ荘」での活動が中心。放課後の子ども、就労後の若者に居場所を提供する「まちなか保健室」、個別学習支援「寺子屋」、「0 円こども食堂」を開く。また、保護者や子育て支援関係者等と学び合う「子育て勉強会ワンコインゼミ」はすでに200 回を数える。
活動日以外にも、発達の偏りや遅れ、不登校・非行などの課題、不適切な養育環境など生きづらさを抱えた子ども・若者と向き合うことが多い。自宅で社会的養護を必要とする子どもなどと寝食を共にすることもあり、2015年には「子ども若者シェアハウスむすびめ」を開設。さらに2016年、「むすびめ」を巣立った若者や親元を離れて自立に向けた生活を希望する若者たちのための「若者自立応援ホームはばたき」を開設。
受賞歴
2006年「全国最優秀・安藤百福賞」(安藤スポーツ・食文化振興財団・日清食品)
2011年「あしたのまち・くらしづくり活動・総務大臣賞」(読売新聞、NHK、 (財)あしたの日本を創る協会など)
2017年「ふじさんっこ応援隊大賞」(静岡県知事表彰)
2018年「しずおかの地域づくり活動賞・優秀賞」(静岡県社会福祉協議会)
2018年「よみうり子育て応援団選考委員特別賞」(読売新聞)
2018年「公園夢プラン大賞優秀賞」(一般財団法人公園財団)
2020年「未来を強くする子育てプロジェクト・スミセイ未来賞」(住友生命)
主なメディア出演
2007年 テレビ静岡「スーパーニュース」
2008年 日本テレビ「ミヤネ屋」
2011年 あさひテレビ「タレントはなわさん訪問」
2012年 NHK「おはよう日本」
2013年 テレビ東京「がんばれプアーズ」
2019年 SBSラジオ「つながりつづける~心折れかけた君と」
主な講演のテーマ
1. 子ども・若者の居場所づくり~何気ない日常を重ねるその先に希望はある~
2. 遊ぶちから・生きるちから~こどもの居場所とまちづくり~
3. 子どものこころに寄り添うとは
4. 子どもの育ちと遊びの価値
5. いい子に育てないすすめ