顔に病気や傷などを抱える人たちに対する偏見をなくしたいー藤井輝明さんをご紹介します!


海綿状血管腫という病気のため、大きなアザを顔に持つ藤井輝明さん。

人々の好奇の目に傷つき、数々のつらい目にあってきましたが、いじめや障害に屈することなく、現在は人権教育のために全国を飛び回っています。

今日はご自身のことを「歩く教材」と笑い飛ばし、「海綿状血管腫はぼくの宝物」と語る藤井さんをご紹介します。

差別や偏見の目にも笑顔を返すと穏やかな気分になれる

海綿状血管腫が原因で、幼いときから顔の右半分に大きなアザがある藤井さん。
そのために、幼いころはいじめっ子からひどくはやしたてられました。

しかし、藤井さんのお母さんは
「輝ちゃん、顔のことでいじわるされても、殴ったりたたいたりしてはいけないのよ。いじめっ子に対する最高の仕返しは、明るく堂々としていること。何事もなかったように笑顔で返しなさい」と。

いじめっ子は、過敏に反応するほど面白がり、ますます調子に乗るものです。
でも、わたしは決して聖人君子ではありません。20代までは、通りすがりの人から露骨にジロジロと顔を見られただけで、精いっぱいの怒りを込めてにらみ返していたのです。

転機が訪れたのは大学時代でした。
ゼミの友人や先輩に「きみは笑顔が素敵なのに、どうしていつも気難しい顔をしているの?」と言われたのです。

彼らのおかげで、幼いころに母が諭してくれた言葉が鮮やかによみがえってきました。それ以来、わたしは突き刺すような視線を浴びせられても、ニコッと軽く会釈をするようにしています。

相手は気まずそうに目を逸らしたり、キョトンとしていたりなど反応はさまざまですが、なかには笑顔を返してくれる人もいます。そんなちょっとしたやりとりだけで、わたしは穏やかな気分になれます。同時に、これまでは本当にもったいないことをしていたと反省しました。

いまでは「いじめはかわいそうな人がすることだ」と、心から思います。個性を尊重する気持ちが無いということは、人間としての“品位”を自分自身で下げていることになるからです。

そのことに早く気づいてほしい。そして、そのことに気づかせることができるのが人権教育です。

最初の一歩を踏み出せば、きっと「生きていてよかった」と思うはず

海綿状血管腫の患者さんは、全国に約2万人いますが、世間ではほとんど知られていません。まだマイノリティーとして認知されてもいない段階なのです。それは患者さん自身が家の中でふさぎ込んでいて、ほとんど外へ出ようとしないからです。

この病気だけでなく、障害を抱えている人は「外に出ると人から後ろ指をさされるんじゃないか」と不安でいっぱいだと思います。

でも、人と出会って話をして自分のことを伝えていけば、それだけで世界が広がります。それは本当に楽しいことですし、もっと学びたい、もっと世界を広げたいという欲求が湧いてきます。

お互いにふれ合い、感じ合い、理解し合える社会にしていく。
そのためにも勇気を出して、外の世界へ踏み出してみてください。みなさんがその第一歩を実現できるように、わたしはこれからも社会に向けてメッセージを伝え続けていくつもりです。

藤井輝明さんの講演は、ダイバーシティや、障がい者の人権、いじめ・虐待・不登校などをテーマとした講演にオススメの講師です。

是非一度プロフィールをご覧ください。

>藤井 輝明さんプロフィール

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