【第1回】特集:ワーク・ライフ・バランス講演会 ~導入から活用まで~
企業だけでなく、いまや国全体に関わる課題となった労働環境の改善。
厚生労働省では、毎年10月を「仕事と家庭を考える月間」として、仕事と家庭の両立について社会全般の理解を深めるための活動を展開しています。
ワーク・ライフ・バランスはすべての働く人の、仕事と生活の調和が実現した社会を目指すための取り組みです。
10月は、私たちがワーク・ライフ・バランスについて考えるための1ヶ月です。そこで、コーエンプラスでは来週からテーマ別にワーク・ライフ・バランス関連の講師をご紹介しいたします!
「残業減らすなんてムリ!」社員の思込みを覆す改革を行う
株式会社ワーク・ライフ・バランス 代表取締役 小室淑恵
働き方改革のコンサルティングや、ワーク・ライフ・バランスに関する政府委員などを務め、育児や介護もこなす小室淑恵さん。2児の母として子育てをしながら、効率よく短時間で成果を上げる働き方を実践し、残業ゼロ・有給取得100%で増収増益を達成し続けています。
働く女性のロールモデルとしても絶大な支持を集める小室さんは、「限られた時間の中で“ワーク”の成果を最大化するために、“ライフ”を充実させるのがワーク・ライフ・バランスの意義」だと語ります。
労働者にとってよりよいルールを作りながら、企業が世界で競争する中で勝ちつつ、社員を大切にする環境を作っていくために、ワーク・ライフ・バランスの重要性を改めて考えてみませんか?
売り上げもアップする「イクボス」のすすめ
NPO法人ファザーリング・ジャパン代表 安藤 哲也
父親の視点から働き方改革を支援するNPO法人ファザーリング・ジャパン代表の安藤哲也さん。
安藤さんは、父親の育児と仕事のハッピーバランスをとるための支援活動を行っています。
安藤さんの講演では、経営者・監督職に向けて子育て中の社員を応援する「イクボス」になろうと呼びかけます。
モチベーションの低いチームにいくら長時間労働させても良い成果は生まれません。負のスパイラルから脱却し、個人も組織もみんながハッピーになる。そんな環境を作るのがイクボスです。
今働く人の中には、育児、親の介護、自身の病気、不妊治療、独身でペットがいる人から、ワールドカップで休みが欲しいという人まで、さまざまな事情や理由から時間に限りがある「制約社員」が増えています。かつてのいつでも、どこでも、どんなときでも号令かければ動いてくれた社員ばかりの時代とは違います。
そんな現状を踏まえ、安藤さんの講演では、根性論の長時間労働や「やればできる」的な精神論のマネジメントでない、一人ひとりが今抱えている事情を見極めたり、価値観を共有するボス「イクボス」の心得についてお話いただけます。
部下を伸ばし、成果をあげるための、新時代のマネジメントの秘訣が詰まったお話です。
その他講師について
他にも弊社HPに、ワークライフバランス関連の講師を多数掲載しています。
※講演料・講師に関するお問い合わせはこちらのフォームもしくはお電話06-6456-5666からお気軽に ご連絡ください。ブログや弊社ホームページに掲載していない講師の方も多数ご紹介しております。