あそう まり麻生 真里

バイオリニストを目指していたが、スカウトをきっかけに芸能活動を開始。
2010年に事故で歩けなくなり、車椅子ユーザーになる。失ったものは多かったけど、こうならなければ出会えなかった方や、知らなかった事も多山あり、両方知る立場として最大限活かしていきたく、現在の活動に至る。「障害福祉を身近なものに」をコンセプトに福祉アイドルGRITTERをプロデュース（兼メンバー）。ボランティアやライブ活動、福祉イベントで活動。

講師からのメッセージ

歩けなくなったことは私の中で失ったものが大きく、歩けなくなって10年以上たった今でも泣くこともあります。不謹慎かもしれませんが、私は障害や車椅子なんて自分には全く関係無いと思っていたし、まさか自分が事故に遭うなんて思ってもいませんでした。でも歩けなくなってから気付いたこともあって、例えば指を動かして文字が書けていること、自分が飲みたいと思ったときに飲み物を飲めることなど、足以外の他の部分が不自由なく動いていることが、すごいことなんだと思うようになりました。階段を登るときに「右足を何㎝上げて、左足を何㎝上げて…」と考えずに過ごせていた、そういう当たり前に生活していたことがすごいことだとは車椅子にならなければ感じることができていなかったと思います。そこに気付けたというのは失ったものが大きい分、得たものも大きいかなと思っています。

1. 障害がなかった時とある時両方知っているからこそ伝えたい事
2. 後悔しない生き方