いしい しゅういち石井 修一
- 肩書き
- 元東京ディズニー防火管理者
- 出身・ゆかりの地
- 東京都
この講師のここがおすすめ
東京ディズニーランドにて防災管理を行ってきた石井修一さん。ディズニーランドの防災対策のすばらしさは東日本大震災でも話題となりました。必ず「想定外」のことが起きる、災害に対し、ディズニーはどのように危機管理を行っているのか。住宅イベントやPTAなど、防災に関する知識を深める講演会に是非聞いて頂きたい内容です!
プロフィール
1982年、オリエンタルランド入社。セキュリティ課に配属となり、ゲストキャストの安全、会社財産の保全、防犯対策に従事。
1983年、東京ディズニーランドグランドオープン
1987年、ファイアー課に異動。防災教育・訓練、防火防災・減災対策に従事。東京ディズニーランド防火管理者、防災センター・本部隊の運用、消防防災システム評価を担当。また、共同防火管理協議会事務局、地域防災計画等を担当。 東京ディズニーランドから始まり、イクスピアリ、アンバサダーホテル、舞浜リゾートライン、東京ディズニーシーの消防計画に携わり、東京ディズニーリゾート全体の防火管理体制構築をおこなう。
2004年、石井行政書士事務所 開業。相続・遺言など財産の危機管理、成年後見など心の危機管理、防火防災など命の危機管理の3つをテーマとして活動している。
現在、NPO法人 危機管理対策機構監事、NPO法人 事業継続推進機構監事、一般財団法人危機管理教育&演習センター監事、NPO法人 手をとりあってつなぐ命理事として、地域・企業における危機管理に関する指導、講演を行っている。
また、地元FM局で防災・減災、相続遺言、成年後見をテーマとしたレギュラー番組をもつ。
講師からのメッセージ
ディズニーテーマパークはバックヤードを含め2万人のキャストが年間3千万人ものゲストをお迎えしています。私は1983年のグランドオープンから一貫してパーク内の保安部署でゲストとキャストの安全安心を守るために、保安・防災計画の立案から訓練などのキャスト教育を行ってきました。ゲストとキャストの「安全安心」を守ることはパーク運営の最優先事項!「安全安心」は最優先事項として、すべての行動の基礎となっています。すばらしい計画があったとしても、実行するのは人です。防災・安全の世界には一人の英雄より、キチンと役割をこなせる多くの人、つまり総合力が求められます。講演ではディズニーの経験を基に、防災や安全安心をテーマに具体的な事例を交えて分かりやすくお話しします。
保有資格
防火管理者/防火対象物点検資格者/防火安全技術者/鉄筋コンクリート系マンション健康診断技術者/消防設備士/危険物取扱者/自衛消防技術認定/海上防災訓練終了/火薬類取扱保安責任者/防災士/行政書士/円満相続遺言支援士/宅地建物取引主任
講演実績
・一般社団法人公共ネットワーク機構:ビックサイトで開催された危機管理産業展(防災講演)
・江戸川区ボランティアセンター:災害時 ボランティア育成講座
福祉施設、ロータリークラブ、ライオンズクラブ、小学校、病院、福祉関係施設など多数
主な講演のテーマ
1. ディズニーの危機管理から学ぶ~そなえた分だけ憂いなし~
1日の来園者数が5万人を超える東京ディズニーリゾート。世界有数のテーマパークとして毎日多くのゲストを迎えています。ゲストがパークを楽しむための大前提として、安全と安心を常に高いレベルで維持することは必須事項です。 ディズニーは防災、セキュリティーに関する業務を外部委託ではなく全て自社内で完結しています。 そこにはゲストの安全安心が第一というディズニーの強い想いがあります。その想いはキャスト全員に浸透し行動基準として、徹底されているのです。 講演では具体的な事例を基にディズニーの危機管理の考え方を基にお伝えします。
2. 安全はゲストサービスの基本です~ディズニーの防災体制~
防災は総合力が結果に大きな影響を及ぼします。個人レベルでのスキルアップは重要ですが、いくら個人に力があっても対応できる範囲には限界があります。3.11のような大規模災害時は個の力を活かす組織力が必要です。 重要なのは組織の指揮系統、円滑なコミュニケーション体制などのオペレーション体制。 講演では具体的な事例を基にディズニーの防災体制と構築方法をお伝えします。
3. ゲストとキャスト、会社財産を守る~ディズニーのセキュリティー体制~
1つの街といってもいいディズニーリゾート。迷子からテロ対策まで大小様々なセキュリティー対策をとっています。最も大切なのはゲストとキャストを守ること。それは、会社財産の保全につながります。講演では具体的な事例を基にセキュリティー体制構築と運用をお伝えします。