かねこ まさおみ金子 雅臣
- 肩書き
- 一般社団法人職場のハラスメント研究所代表理事
- 出身・ゆかりの地
- 静岡県
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プロフィール
東京都産業労働局勤務を経て、2008年「職場のハラスメント研究所」を設立、所長として、執筆・講演活動を行っている。現在は、日本教育心理学会スーパーバイザー、千代田男女平等区民会議委員、葛飾区男女差別苦情処理委員など各種行政委員を務める。近著には「パワハラ・いじめ職場内解決の実践的手法」(日本法令2020)、「先生、それパワハラです!と言われないために」(教育開発研究会2020)がある。
主な著書・DVD監修など
パワハラ・いじめ 職場内解決の実践的手法(日本法令)
先生、それパワハラです! と言われないために(教育開発研究所)
パワハラなんでも相談 職場のいじめ・いやがらせで困っていませんか(日本評論社)
職場でできるパワハラ解決法(日本評論社)
アカデミックハラスメント―教育現場改善のヒント(映学社)
パワーハラスメント―解決する3つの手法(DVD監修/映学社)
パワーハラスメント―今こそ被害根絶へ(DVD監修/映学社)他多数
主な講演のテーマ
1. ハラスメント最新事情-なぜ起きる、どう対処する-
2. ハラスメント最新事情-あなたの理解で大丈夫ですか?-
最近、セクシュアルハラスメントだけではなく「パワーハラスメント(職場でのいじめ)」、「アカデミックハラスメント(大学・研究生活の中でのいじめ)」が新しい社会問題として注目を集めています。職場、学校の人間関係が原因となって、休職・休学する人も多いと言われています。
「これはハラスメント?」「そうではない?」職場や学校、家庭内におけるハラスメントの防止対策は不可欠です。ハラスメントの最新情報、グレーゾーンの場面での判断、対応、解決策について、具体的な事例をもとに学びます。
あなたは大丈夫ですか?パワハラ、セクハラなどハラスメントで戸惑っていませんか?最新事情で自己チエックをしてみましょう。
『セクシュアルハラスメント最新事情―どこからがセクハラになるのか―』(男女)
世界的には#me too運動があり、日本でも財務事務次官のセクハラ問題などで大きな話題になっているセクハラですが、その判断を巡っては特に日本ではとても理解が進んでいるとはいえない状況です。①被害者の受け止め方を基本に判断する、②同じことをしても言っても、セクハラになったりならなかったりする、などと言われて混乱する場面も多くみられます。
一方のパワハラについても相撲やレスリングなど格闘技界でも問題になり、教育指導という場面で幅広く取り沙汰されるようになっています。キャンパスでも教育・指導の場面でパワハラが起きることから裁判も増えています。
あなたの理解で大丈夫ですか?セクハラについて最新事情をもとにいろいろと考えてみましょう。
『キャンパスハラスメント最新事情~こんな時どうする-事例で考える対応~』(学校)
講演会では、大学でのハラスメントはなぜ起きる、どう対応すればよいか、どのような特徴があるか、セクハラ・パワハラ・アカハラのジャッジポイントについて、詳しく解説します。
セクハラのジャッジポイントについては、世代によって価値観は変わることから、どんな言い方がネガティブに感じるかという基準が自分とは違う可能性があるので、時代によって解釈が変わっていくことの理解が必要で、アカハラ・パワハラは、行為者が言い過ぎたことに気付いた時に、その場で謝るなどのコミュニケーションを行うことで、未然に予防することが可能とのことでした。
このほか、金子氏の豊富なご経験による事例紹介を交えていただき、キャンパスハラスメントの理解を深めるよい機会となりました。
『カスタマーハラスメントとは?~なぜ起きる、どう対処する~』
『ハラスメント最新事情ー議会対応を考えるー』
著作紹介
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『パワハラ・いじめ 職場内解決の実践的手法』
出版社 : 日本法令 -
『先生、それパワハラです! と言われないために』
出版社 : 教育開発研究所 -
『パワハラなんでも相談 職場のいじめ・いやがらせで困っていませんか』
出版社 : 日本評論社
聴講者の声
- ハラスメントの法整備の弱さなどの現状を知ることができて大変勉強になりました。男女平等は以前に比べてかなり進んだと思いますが、お話を聞いて、まだまだ一人ひとりの意識が変わらないと社会が変わらないということを強く思いました。貴重な話をありがとうございました。(30代・男性)
- ハラスメント、暴力、差別を温存する構造、それを維持しようとするエライ人、男性や年長者による判断、ジャッジの理不尽さにあきれる思いです。同時に私も男性で上に立つ立場でもあるので、気をつけたい、何でも言える、言っていい、言ってもらえる関係性や環境を大切にしたいと思わされました。(30代・男性)
- 職場にも3時のお茶の時間に女性が(お茶を)いれるという暗黙のルールがあります。なかなか言い出す人がおらず、そのままになっています。仕事内容は男性・女性とも同じなのにおかしなことです。(40代・女性)