ねるけむほうネルケ無方
- 肩書き
- 安泰寺堂頭(住職)
- 出身・ゆかりの地
- 海外
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ドイツ生まれのネルケ無法氏は、16歳の時高校のサークルで座禅と出会ったのがきっかけで、日本へ留学、修行体験を得る。その後本格的に雲水として本格的に修行を積み、現在は安泰寺堂頭(住職)を務めるに至る。講演では外国人から見た日本社会について語る。
プロフィール
1968年3月1日、旧西ドイツ・ベルリン生まれ。7才の時、母と死別してから人生に悩む。16才で坐禅と出合う。高校時代から禅僧になる夢を抱いて、坐禅道場に通い続ける。1990年、春は京都大学の留学生として来日、秋から兵庫県の但馬地方にある曹洞宗・安泰寺に上山。半年間の禅修行。大学のドクターコースを中退、1993年から安泰寺で出家得度。8年間の雲水生活を経て嗣法。2001年から大阪城公園で「ホームレス雲水」として毎朝の坐禅会を開く。2002年に師匠の訃報を聞き安泰寺に戻り、檀家ゼロ、自給自足の寺の堂頭(住職)となる。
2020年に安泰寺から引退し、大阪を拠点に坐禅会の開催や講演活動を行っている。
主な講演のテーマ
1. 遠路はるばる日本へー青い青い目が見た禅とは?
2. 禅、ニッポン、そして私
3. 赤・青・黄色ー多文化の狭間で人権を考える
4. トマト、キュウリそしてカボチャ・・・異質なもの同士がいかに共生できるか
5. 相互理解に向けてー青い目が見た日本
16歳の時にひょんなことから禅と出会い、大学で日本学を専攻した私ですが、どうしてそこまで日本の文化に魅了されたかをご紹介します。大学卒業には兵庫県の安泰寺で出家得度し、34歳の時には師匠の跡を継いでで住職となった立場から、ドイツと日本の国民性を比較しながら、異文化共生のあり方について考察したいと思います。
著作紹介
ギャラリー
聴講者の声
- お話がゆったりしていてとても聞きやすかったです。ネルケさんの魅力にひきこまれました。生きる意味がわからずに禅と出合い、禅僧になられ、修行の中で仏教、禅の教えに触れ、生きる意味なんてなくていいんだという答えにいたった。その答えにすごく共感できました。
- 今、この国で生きていて他の文化について考える機会が少なかったので、多様性を考えるきっかけをつくってもらえた。
- とても楽しい時間でした。スライドショーで内容がわかりやすく良かったです。心にひびくお話で自然に涙が出て来ました。ありがとうございました。
- 生きる意味などないからこそ人生は価値がある。自分でいかようにもできると、明快にお話されていて、胸がすく思いでした。
- 欧米や日本人の特性を“トマト”“きゅうり”“かぼちゃ”などの野菜にたとえてわかりやすく説明されていました。“小さい子どもが遊ぶように、人生を楽しんですすむ”という言葉がとても心にしみました。とても楽しい講演会でした。ありがとうございます。