おかだ ゆうこ岡田 侑子
- 肩書き
- 左手のピアニスト
- 出身・ゆかりの地
- 奈良県
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プロフィール
奈良県出身。奈良県私立帝塚山高等学校を経て、同志社女子大学学芸学部音楽学科卒業。
在学中、ピアノを田渕千代子氏に、音楽療法を稲田雅美・濱谷紀子の各氏に師事。
大学3年の時に右手に局所性ジストニアを発症したのをきっかけに、左手のためのピアノ曲と出会う。同時にピアニストの手の故障問題にも目を向けるため、様々な大学で音楽生理学やその関連領域を学び始める。大学卒業後、左手にも局所性ジストニアを発症し、いったん音楽から離れるも、音楽生理学関連で得た知識をもとにリハビリ方法を編み出し、2016年復活記念リサイタルを開催。その後2017年「片手のピアノリサイタル(奈良県生駒市)」、2018年「東京都三鷹市立高山小学校人権教育講演会」など、様々な演奏会・人権講演会などを行っている。演奏活動の傍ら、2018年大阪大学大学院医学系研究科科目等履修生高度プログラム「スポーツ医科学研究プログラム」にて運動学や解剖生理学、スポーツ医科学などを学び、2019年3月修了。現在は独自に左手のピアノ曲の効率的な奏法の分析・研究に取り組んでいる。
主な講演のテーマ
1. 左手から広がる岡田侑子の世界
2. 左手だけで紡ぐ豊かな世界
3. 私と音楽、それから出会い
ピアノ演奏
ジストニアをきっかけに出会った世界「左手のためのピアノ曲」。
それは、両手で弾くことが難しくなった私に、新たに熱中するのを与えてくれた世界でもあり、新たな挑戦をするきっかけを作ってくれたものでもありました。今後はその制限が故の魅力的な音楽に取り組んでくださる方を増やしていきたいと思っています。音楽がテーマの会では、私を新世界へ連れ出してくれた音楽の魅力を皆様にご紹介します。
講演
大学生の時、一時はピアノを弾くこと自体を諦めそうになりましたが、もう一度ピアノへ向かわせてくれたのは、それまで聞いたこともなかった新しい音楽の世界との「出会い」でした。その後も、様々な人との「出会い」、新しい学問との「出会い」など、色々なものとの「出会い」を通して様々な経験をすることができました。その経験を通して感じた「出会いのすばらしさ」を皆様にお伝えしたいと思います。
聴講者の声
- ジストニアという病気を初めて知りました。知らないということが、偏見につながることを再認識できました。
- とてもやさしい音色で素敵な演奏でした。病気のことや曲のできた背景も聞くことができて、勉強になりました。
- 私の家族もジストニアです。岡田さんの力強く生き、活動されているお姿に感動しました。すばらしい演奏をありがとうございました。
- 片手でのメロディーとは思えないすばらしいピアノコンサートでした。
- 岡田さんのピアノにとても感動しました。両手の譜面の伴奏が時々聞こえてくるようでした。