
おかだ ゆうこ岡田 侑子
- 肩書き
- 左手のピアニスト
- 出身・ゆかりの地
- 奈良県
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プロフィール
2013年同志社女子大学学芸学部音楽学科卒業。在学中ピアノを故田渕千代子氏に、音楽療法を濱谷紀子、稲田雅美の各氏に師事。2011年右手の局所性ジストニアの診断を受けたことがきっかけで左手のピアノの世界と出会う。同時に音楽家のための医学や音楽生理学を学び始める。
2013年左手にも局所性ジストニアを発症するが、音楽医学、音楽生理学で得た知識をもとに独自のリハビリを行い、2016年左手のピアニストとして活動を始める。片手のピアノリサイタル(@生駒市たけまるホール)、バリアフリーコンサート(@奈良学園前ホール・大阪府立中央図書館ライティホール)などの演奏会出演とともに、東京都三鷹市高山小学校人権講演会、生駒市人権教育講座「山びこ」など、各種学校や市町村の講座でも講演を行う。読売新聞全国版をはじめとする各種新聞、NHK奈良放送「ならナビ」にて演奏活動の様子が取り上げられる。自身のジストニア対処、音楽家の身体の故障問題に取り組むため、大阪大学大学院医学系研究科科目等履修生高度プログラム「スポーツ医科学研究プログラム」にて解剖生理学や運動学、スポーツ医学などを学び、2019年3月修了。ジストニア悪化、および筋骨格系の問題のため2020年をもって一旦演奏活動を引退したが、2020年に発症した線維筋痛症の社会的な認知向上を目指して、2024年より本格的に活動再開。
主な講演のテーマ
1. 左手から広がる岡田侑子の世界
2. 左手だけで紡ぐ豊かな世界
3. 私と音楽、それから出会い
ピアノ演奏
ジストニアをきっかけに出会った世界「左手のためのピアノ曲」。
それは、両手で弾くことが難しくなった私に、新たに熱中するのを与えてくれた世界でもあり、新たな挑戦をするきっかけを作ってくれたものでもありました。今後はその制限が故の魅力的な音楽に取り組んでくださる方を増やしていきたいと思っています。音楽がテーマの会では、私を新世界へ連れ出してくれた音楽の魅力を皆様にご紹介します。
講演
大学生の時、一時はピアノを弾くこと自体を諦めそうになりましたが、もう一度ピアノへ向かわせてくれたのは、それまで聞いたこともなかった新しい音楽の世界との「出会い」でした。その後も、様々な人との「出会い」、新しい学問との「出会い」など、色々なものとの「出会い」を通して様々な経験をすることができました。その経験を通して感じた「出会いのすばらしさ」を皆様にお伝えしたいと思います。
聴講者の声
- ジストニアという病気を初めて知りました。知らないということが、偏見につながることを再認識できました。
- とてもやさしい音色で素敵な演奏でした。病気のことや曲のできた背景も聞くことができて、勉強になりました。
- 私の家族もジストニアです。岡田さんの力強く生き、活動されているお姿に感動しました。すばらしい演奏をありがとうございました。
- 片手でのメロディーとは思えないすばらしいピアノコンサートでした。
- 岡田さんのピアノにとても感動しました。両手の譜面の伴奏が時々聞こえてくるようでした。