おおまえ こういち大前 光市
- 肩書き
- 義足ダンサー
- 出身・ゆかりの地
- 岐阜県
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義足ダンサー・大前光市さんは、2016年リオデジャネイロ・パラリンピックの閉会式で、東京大会へ引き継ぐセレモニーに出演し、パフォーマンスを披露。競技場を埋めた観衆を釘付けにしました。その驚異的なダンスだけでなく、「どうすれば“義足”というハンデを背負いながらも、ダンサーとして認めてもらうことができるのか」…微かな希望を信じて、踊り続け、プロダンサーになる夢をつかんだ経験談を伝えるため、講演も活発に行っています。
プロフィール
1979年岐阜県下呂市生まれ。大阪芸術大学 舞台芸術学科 舞踊コース卒業。
大阪芸術大学でクラシックバレエを学ぶ。本格的なコンテンポラリーのテクニックや、振付のメソッ ドも習得し、在学中から注目を集める。卒業後、プロダンサーとしてスタートを切った24歳の時、交通事故で左膝下を切断。片足でも踊り続けるために、ヨガや武道、新体操など幅広いジャンルの動きを学ぶ。近年では、タリンやプラハなど、伝統ある海外の舞台にゲストダンサーとして招かれるほか、大手バレエ用品企業“チャコット”にて新商品「Tripure」のイメージキャラクターに就任するなど、活動の幅を広げている。新国立バレエ団でプリンシパルとして活躍した、マイレン・トレウバエフ氏からは「今の日本に、彼の放つ存在感と表現力を超えるダンサーはひとりもいない」との賞賛を受ける。「障害」による肉体的・精神的なダメージに打ち勝ち、プロダンサーの夢をつかんだ経験談を伝えるため学校、一般の方向けなどでの講演も多数行う。
略歴
2016年 リオデジャネイロパラリンピック閉会式に出演
2017年 紅白歌合戦にて平井堅と共演、その後のNHKスペシャルで特集され大反響を呼ぶ。
2018年 MGMに招待され米国ラスベガスにてJABBA WOCKEEZ「jreamz」に出演。
2021年 東京パラリンピック開会式に出演
宮本亜門、鼓童、山本寛斎、Ai(歌手)、平原綾香、東ちづる、MIYAVI、SAM(TRF)、はるな愛、宗次郎(オカリナ奏者)、白石加代子、津村禮次郎、森山開次、Alessio Silvestrin、近藤良平、平山素子、辻本知彦、藤倉大(作曲家)と仕事をし、国内外の舞台だけでなく、テレビ、CM、ラジオ、新聞、GQなどのファッション雑誌やメディアへの出演も多く、いま日本で最も注目度の高いダンサーの一人。
活動・受賞歴
Chacott「トリピュア」イメージキャラクター
しながわ2020スポーツ大使
岐阜県芸術文化奨励賞受賞
東京2020オリンピック聖火ランナー
左足を失ってから10年後、国内外のコンクールにて多数の一位を受賞する。
主な講演のテーマ
1. チャレンジ
2. 唯一無二になる
3. できないと思う”心”が”障害”
4. ダンス&トークライブ
5. 自分の長所を活かそう
※講演は、映像 ⇒ダンス ⇒トーク ⇒映像 ⇒ダンス … を繰り返します。
著作紹介
ギャラリー
講師紹介動画
聴講者の声
- 「生きる」ということ「強さ」ということについて、改めてどういうことか考えることができました。自分らしく生きる勇気をもらいました。「変化はデメリットばかりではない。」という言葉が印象に残りました。一貫して自分の夢を追っている姿勢が素晴らしいと思います。
- 義足であるからできる踊り、素晴らしいです。片足で、また片方の足が短いことで、誰にもできないオンリーワンの踊りに感動しました。涙が溢れました!
- 「変化は進化」という言葉しっかりと心に刻んでおきます。この言葉、この思いに辿り着くまでには、いろんな語りつくせない辛いことや、思いがあったと思いますが、こうして強く生きておられる姿は素晴らしいです。そしてお父様のような、私も(子どもにとって)親でありたいと思います。ありがとうございました。
- どれほどつらい目にあわれたか、どれほど努力されたか、本当に素晴らしいダンスでした。お話されたこと心に響きました。前向きに生きていけます。ありがとうございました。つまらない事で悩んでいる自分が恥ずかしかったです。障がいについて話されたことを自分にも当てはめ、自分なりに思い、無理せず背伸びせずにやっていきたいと思いました。
- 「変化は進化!」そう思います。大前さんの人間性・生き方全て大好きです。ますますファンになりました。感動!それしかないです。とっても良かったです。息子を連れてきて良かったと思いました。とても集中して見ていました。踊るって、表現するってすてきですね。
- 「出来ないと思う心が障害」というメッセージが心に残りました。「苦手、できない。」という壁は誰にでもあり、自分の心の持ちようで変わるんだなと思いました。「自分を受け入れることから始まる」「変化から進化」、子どもたちにこれらの言葉をかけて勇気を与えたい。(教育関係者)
- パフォーマンスをおりまぜて貴重な体験談をお聞かせいただき大変勉強になりました。どんな状況でも前へ進む気持ちを持ち続ける諦めない気持ちが大切だと改めて感じたとてもいい講演でした。障害は個性であることを実感しました。(福祉関係者)
- 大前さんのことはあまり存じなかったのですが、想像を絶する苛酷な状況の中でもがき苦しんだ体験を、あまり悲壮感を出さずに、さわやかに語って下さったことに感動いたしました。カナリア、プロローグの踊りに涙が溢れました。「変化は進化」という言葉、前向きに日々の生活に生かしていきたいと強く思いました。(医療関係者)
- 人間はいつも変化しているが、片足をなくしてからの事は向き合うのが大変だったと思います。とても苦労でしたでしょう。私でしたら投げやりになっていたかも知れません。障がいを乗り越えてこられた現在をお聞きし、自分のこととして頑張りたいと思いました。(障がい当事者)