さかもと かな坂本 佳奈
- 肩書き
- 食文化・料理研究家
- 出身・ゆかりの地
- 兵庫県
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日本の食育実践の先駆者である、坂本廣子さんの長女、坂本佳奈さん。
台所育児で育ち、食育の実践と世界の醗酵食品や食文化研究を行っておられます。実践に裏付けられた内容に加え、科学的アプローチから、食について日々実践できるポイントをお伝えします!一生の宝物として、正しい「食」の知識を身につけてみませんか?
プロフィール
神戸生まれの神戸育ち。食育・料理研究家、坂本廣子の長女として生まれ、家庭においての台所育児で育つ。2歳から包丁を持ち、年長時には週に一回家族の夕食を作っていた。「全児童」の日として子供だけで食事を作る。食に関しては基本的なスキルを成人するまで指導を受けて育つ。
阪神淡路大震災において書籍の下敷きになり仮死状態なるが、父母の心肺蘇生により九死に一生を得た。その後、兵庫県立姫路工業大学(現・兵庫県立大学)工学部卒業(工学士)、大阪市立大学生活科学部大学院食・健康コース前期博士課程修了、学術修士。
ハンズオン教育としての体感食育教育法のキッズキッチンの研究のため、世界の子供博物館を巡る。ユーラシアの家庭料理を中心とした食文化研究を行う。訪問国はアジア10か国以上、ヨーロッパ10か国以上に及ぶ。特に中国ウイグル自治区のウイグル族の食文化研究のため、復旦大学で中国語と新疆大学でウイグル語を習得、ウルムチ、トルファンを中心に調査を行った(2006年-2009年)
外国人に日本の食を紹介する旅、スローフード協会食研修ツアーのコーディネートなども行う。英語、中国語、イタリア語等の文献にあたり、調査・研究を行っている。
学芸員として、資料作成、チルドレンズ・ミュージアムにおけるハンズ・オン・キット作成を担当、食まわりのイラストレーションも手がける。家庭料理における発酵食品を研究中。(納豆、臭豆腐、なれずしなど)
(※)ハンズオン…実際に手に触れて学ぶこと
主な役職
一般社団法人キッズキッチン協会副会長/近畿米粉食品普及推進協議会副会長/高島市食育推進協議会委員長/テンペ研究会理事/食と農の応援団団員/伝統食品研究会会員
主な著書
『親子でキッチン上・下』(かもがわ出版)
『国産米粉でクッキング』(農文協)
『もっとひろがる国産米粉クッキング』(農文協)
主な講演のテーマ
1. 未来につながる子どもの食育・つくる力の大切さ
2. 食べることは生きること
3. 日常食から米粉菓子、パン、家庭料理の全て
4. アレルギー食の対応~作り方から実践レシピまで~
5. ユーラシアの家庭の食~東アジア・中央アジア・ヨーロッパ・ウィグルの食~
6. 世界のハンズオン教育
7. 障害者の姉弟として~障害児の食育療育、発達障害と向かい合う家庭教育~
8. 赤ちゃんや子どもの生命を守る防災
9. 台所防災術~非常の備えは日常から~
子育て世代の保護者様向けの食育講演をはじめ、各地域の食育に関わるサポーター向けの研修、料理教室の開き方、また、アレルギー対応や防災についても各年代に合わせて講演いたします。調理実習やワークショップも取り入れた研修も可能です。調理実習では、アレルギー対応食や米粉を使用したレシピも紹介いたします。
著作紹介
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『坂本広子の親子でキッチン(上・下)』
出版社: かもがわ出版 -
『もっとひろがる国産米粉クッキング―小麦・卵・牛乳なしでここまでできる』
出版社: 農山漁村文化協会 -
『国産米粉でクッキング―おそうざいからお菓子・パンまで』
出版社: 農山漁村文化協会