すずき なかと鈴木 中人
- 肩書き
- NPO法人いのちをバトンタッチする会代表
- 出身・ゆかりの地
- 愛知県
この講師のここがおすすめ
小児がんで亡くなった娘さんから託された「いのちの授業」を全国の学校、企業、医療関係等で行う「いのちをバトンタッチする会代表」の鈴木中人さん。大切な人をおくること、生きるしあわせ、働く喜び、いのちの大切にする心を育む授業をお届けします。「いのちの輝き・家族の絆・生きる幸せ」を伝える鈴木中人さんのお話うぃは、時代に関係なく、いつ、だれが聞いても心に響く講演です。
プロフィール
1957年愛知県生まれ。NPO法人いのちをバトンタッチする会代表。1981年㈱デンソー入社。92年、長女の小児がん発病を機に、小児がんの支援活動や「いのちの授業」に取り組む。2005年、会社を早期退職して、いのちをバトンタッチする会を設立。2009年、ライフクリエイト研究所を設立。いのちのバトンタッチをテーマに、いのちの輝き、家族の絆、生きる幸せ・働く喜び、良き医療などを全国に発信する。千校を超える学校を訪問。授業や研修には30万人が参加。小学校・道徳の教科書(学研教育みらい)にもなる。定期購読誌「いのちびと」の編集、「広げよう!いのちの授業」「小児がん支援・がん教育」プロジェクト、単行本・絵本・ドキュメンタリー映画の制作などにも取組む。
講師からのメッセージ
私は、元々は地元の会社に勤めるサラリーマンでした。
社内結婚した妻と二人の子どもをと、どこにでもいる普通の家族として暮らしていました。
突然、人生のまさかが襲いました。長女・景子が小児がんを発病したのです。景子三歳、私は三十四歳でした。
人生の当たり前が崩れました。
子どもは成長するする存在から、死ぬかもしれない存在に。
一緒に暮らす家族はバラバラに。
働き盛りの仕事は、闘病と育児のやり繰りの毎日に。
景子は、約三年間闘病して亡くなりました。必死の祈りも叶わずに…。
いのち、死ぬ、生きる、家族、働く、良き医療、幸せ、運命とは何だろうか。
苦悩と涙の中で、何回も何回もそう思いました。
十年後、何のあてもなく会社を早期退職して「いのちの授業」を始めました。
景子が遺してくれた「いのちのメッセージ」をバトンタッチしよう、ただそれだけの思いです。四十七歳でした。
超零細一人稼業になって、人生の情景も随分と変わりました。
たくさんの「いのちの体験と出逢い」が積み重なりました。
そして、「生きる」が一本の糸として紡がれていきました。
「いのちに思いをはせて、自分の生き方・働き方をみつめてみよう。
本当に大切なことに気づき、幸せになるためのヒントがきっとある―」
亡き娘、そして、たくさんの方から「いのちの思い」を託されました。
その思いを、「いのちの授業」を通じてバトンタッチさせていただきたいと願います。
主な受賞歴
・こころを育む総合フォーラム「中部ブロック大賞」(2012年)
・名古屋キワニス会 社会公益賞(2011年)
・浄土宗 共生地域文化大賞「共生賞」(2008年)
・財団法人ソロプチ二スト日本財団 社会ボランティア賞(2007年)
・財団法人愛銀教育財団(2007年)
主な活動
・特定非営利活動法人いのちをバトンタッチする会代表
・株式会社ライフクリエイト研究所 代表取締役
・三重大学医学部 非常勤講師
・名古屋市立中央看護専門学校 非常勤講師
・国立病院機構名古屋医療センター 研究倫理審査委員
・名古屋陽子線治療センター 運営会議委員
・公益財団法人がんの子どもを守る会 東海支部代表幹事 評議員
・厚生労働省 がん対策推進協議会委員(2018、19年)
・名古屋市 がんに関する学習補助教材策定委員会委員(2014年)
・愛知県 命を大切する教育研究会委員(2006年)
主なメディア出演・掲載
・月刊致知「人生の苦難が教えてくれたこと」(2023年)
・日本講演新聞「親が生まれ変わるってどういうこと?」(2023年)
・テレビ寺子屋出演(2010年、2012年)
・NHKテレビドキュメンタリー放送(2009年)
・NHKラジオ深夜便こころの時代出演(2004年、2008年)
このほか中日新聞、朝日新聞、毎日新聞など多数
主な講演のテーマ
1. いのちの授業 ~いのちのバトンタッチ
小児がんの少女と家族の姿を通じて、いのちの大切さや家族の絆をみつめます。
誰もが感動できる最もポピュラーな内容です。小学校・道徳の教科書にもなりました。
①園児向け(30分+一般30分)、②小中学生(50~60分)、③中学・高校生向(60~75分)、④一般向け(60~90分)オンラインでも対応可能です。
2. いのちの授業 ~いのちを大切にする心を育む
いのちの活動での実体験(子どもや親からのメッセージ、エピソード)をもとに、いのちの授業に加えて、いのちを大切にする心を育むためのポイントを語ります。がん教育のポイントも追加した内容も好評です。
3. いのちの授業~6さいのおよめさん
いのちの授業の中に、絵本「6さいのおよめさん」の朗読と思いも語ります。特に親子向におすすめです。小学校・道徳の教科書にもなりました。
4. がん教育を『いのち』を学ぶ場に
いのちの活動や小児がん支援体験をもとに、いのちの教育&がん教育を実践するに当たり、心に届く授業づくりのポイント(授業の意味、心すること、具体的な授業事例等)を語ります。一般教育研修向「いのちの授業~いのちを大切にする心を育む」に「がん教育」のポイントを加えた内容も好評です。
5. いのちの授業~がんを知り、いのちの大切さを学ぼう
小中学生向けの「いのちの授業~いのちのバトンタッチ」に、がん教育のエッセンスを加えた授業(講演スタイル)。小児がんの少女と家族の姿を通じて、「いのち+がん」を学ぶものです。学校や医療関係などでの「がん啓発」としてもお勧めです。
6. 笑顔があれば、いのちは金メダル
「鈴木さん、優しい笑顔になりましたね。昔は怖かったですよ」とよく言われます。辛さを体験してこそ優しくなれる、涙を知ってこそ笑顔になれる。天国に旅立つそのときまで、優しく笑顔で生きようと心すれば、いのちは金メダル!そんな体験とメッセージをお届けします。
7. いのちの授業~親子塾(教育セミナー、PTA子育てセミナー、家族イベント)
小学生向け「いのちの授業」に、車イス・ブラインドウォーク、ありがとうカードの作成&語り合いなど、家族体験参加型のセミナー(120分~半日)
8. いのちのバトンタッチ、その思い(生き方・自己改革セミナー、グリーフケア)
青木新門さんは、納棺夫、作家、映画「おくりびと」のモデルとも言われます。いのちをバトンタッする会の命名も頂きました。その出会いと私の体験(闘病死別、悲嘆、早期退職、いのちの活動)をもとに、いのちのバトンタッチの思いをみつめます。①自分が生まれ変わる、②いのちのバトンの覚悟、③生老病死を安心して生きる、生死一如など、幸せに生きるためのヒントがいっぱいです。
9. 祈ることを考える~大いなるものとの対話(生き方・自己改革セミナー、心の教育セミナー)
「いただきます・ごちそうさま」「どうか幸せになりますように」「安らかに」など、手を合わす営みをしています。いのちを深くみつめると、大いなるものとの対話へと思いが広がっていきます。祈る=手を合わすことは、人間だけがする行為です。私の「祈り体験」、日本の祈りの歴史、巡礼・霊場の思いなどを通じて、生かされている・畏敬の念を実感し、人間としての心根を育みます。
10.『いのちの講座』(専門職キャリア研修、大学・専門学校の講座)
確かないのちへの思いをもつ専門職を育むための特別講座。内容は、上記コースの講演、ワークショップなども取り入れて深堀りします。
※90分×10コマ、主催ニーズに応じてアレンジオンラインでも対応可能です。