やなぎはら しほ柳原 志保
- 肩書き
- 歌う防災士
- 出身・ゆかりの地
- 宮城県
この講師のここがおすすめ
柳原志保さんは、東日本大震災と熊本地震の2度の大災害の経験に基づいた、母親ならではの誰でもできる暮らし目線での「忘災」や「備え」を提案しています。
特に避難所生活での困り事の実体験話と教訓はひとりひとりが「いつか」でなく「今やろう」と自分事に思える内容になっています。体験型で眠くならない、専門用語を使わない、聞きやすい、ことや最後に歌う「花は咲く」の歌声が心に響くことから一度聞いたら誰かに伝えたくなります
プロフィール
1972 年宮城県多賀城市生まれ。熊本県和水町在住。
防災士・栄養士・コミュニティーカウンセラー
株式会社丸美屋(熊本県)応援大使。ひとり親団体『てとてとて玉名郡』会長
2011 年東日本大震災にて自宅が大規模半壊し、2児と共に避難所生活を2週間送る。翌年熊本へ移住し、2014年防災士の資格を取得。2016年熊本地震、2020年7月熊本豪雨を経験。
『歌う防災士しほママ』のネーミングで、体験談と備えを、歌や体操などを用いて元気に伝える講演は「エンターテイメント防災」とも呼ばれ、年に約100回全国をめぐり、5万人以上の聴衆実績がある。
柔軟な防災プログラムづくりも得意で、「ラグビー×防災」「ひとり親×防災」「婚活×防災」など、防災士の息子の部活や、自身の立場を活かした企画で、誰もが防災に取り組める入口を提案している。
また、ひとり親家庭団体の会長として、フードパントリーなど地域活動も積極的に行っている。
ファンデクセル株式会社と共同開発した『Qbitいつでも簡単トイレ』は2023年防災グッズ大賞を受賞!
主な受賞・パネリスト・委員など
2015年 国際ソロプチミストアメリカ「夢を生きる賞」受賞
2016年 アサヒビール「九州情熱人」熊本№1賞、徳島県主催「昭和南海地震70年の集い」パネリスト
2017年 朝日新聞社・ひょうご震災記念21世紀研究機構主催「21世紀文明シンポジウム」パネリスト
2018年 国土交通省九州地方整備局主催「防災・減災シンポジウム」パネリスト
2019年 熊本県「そなえるキャラバン」監修、福岡県防災副読本編集委員、大分県防災VR動画制作委員
2024年 現在 熊本県防災会議委員、熊本県人権研修講師、熊本県男女共同参画アドバイザー講師
主なメディア出演
CM
yahoo!japan 防災アプリ(2016.3)
映画
防災啓発ドキュメンタリー映画『いつか君の花明りには』(2018.8~全国公開中)
テレビ
NHK総合「ごごナマ:助けて!きわめびと」(2018.8)「いつか来る日のために」(2019.3)「ごごナマ:阪神淡路大震災25年2時間SP」(2020.1)
Eテレ「ウワサの保護者会」(2019.3)
熊本県民テレビ『しほママの目からウロコの防災術』(2021.4~放送中)
ラジオ
RKKラジオ 防災サロン『しほの部屋』(2019.9~2024.3)
雑誌
「女性セブン」『大地震発生!運命の選択』(2020.6~2021.2)
「女性自身」『女性の防災セット』(2022.7)
「STORY」『被災地のアクションがミライをつくる』(2023.3)
「女性セブン」『被災と女性』(2024.2)
「AERA」『地震に備える』(2024.5)
主な講演のテーマ
大事なのは『伝え方』
「いつかやろう」から「今やろう」へ 『防災スイッチ』を押す3つの作戦!
1)わかりやすい
防災への興味の入口は人それぞれ。
主催者のニーズや参加者の年代や立場に合わせた話し方や内容で興味をひきつけます。そのため、主催者とのヒアリングを大事にしています。
また、絵や文字が大きいスライドや動画を使い、専門用語は使わないのででわかりやすいと好評です。
2)記憶にのこす
オリジナルソング「しほママの安心術」や、東日本大震災の復興ソング「花は咲く」の合唱、効果音やBGMを使うなど、音楽を取り入れることで記憶に残り、災害の教訓を忘れない「忘災」につなげていきます。
3)体験・参加型
防災工作やクイズ、ゲーム、体操などを取り入れ体験型・参加型にすることで、災害を想像し行動を考えさせ「自分事」にさせる工夫をしています。
※感染症予防対策として、講演時は手をあげてもらう、個人で工作してもらうなど。
リモート講演時は、ZOOMの「反応」やチャット機能を活用してもらう、など一方通行にならない工夫をしています。
講演テーマ例
■男女共同参画×防災 『女性目線!くらし安心術』
■人権×防災 『みんなに優しい防災』
■SDGs×防災 『誰ひとり取り残さない防災』
■福祉×防災 『いつもしも役立つ ふだんのくらしのしあわせとは?』
■地域づくり×防災 『いつかでなく今やろう!互近助ぼうさい』
■食育×防災 『笑顔を生みだす 食育防災』
■安全×防災(企業などの安全大会) 『いつもしも安心術』
■子育て×防災 『親子のきずな防災』『楽しく学ぼう!あそぼうさい』
■健康づくり×防災(シニア向け)『イキイキ元気防災』
■音楽×防災(ステージ向け)
ほか、行政、自主防災組織、消防署、消防団、自治会、民生委員、幼児~小・中・高・大学生やその保護者、学校、学童、各種団体、企業など
聴講者の声
- 防災のことは普段から準備して知恵を出し、その時に備えて毎日を過ごさなければと心から思いました。
- 二度の被災を体験された柳原さんの言葉は説得力があった。一人ひとりができること、気づくこと、共感することなどヒントがたくさんあった。まずは知識と備えを自分の安心につなげたい。
- 防災の仕方はネットなどで見ていましたが、何からしておけばいいか分かりませんでした。今日の講座をきいて、改めて何から始めていいか、きっかけがつかめたと思います。
- 眠気が一気に冷めました!最後の歌と映像では胸がいっぱいで涙が出ました。待っているだけではダメだと思いました。わたしにもできることがあるんですね。帰ったら今日、子どもたちと話し合いたいと思います。
- 何かあったら家族や先生が助けてくれると思っていたけど、自分のことは自分でしなきゃと思った。自分は助ける側になれるんだって気づかされました。
- たくさん防災の話はきいたけど、体験者がいうと説得力が違う。目からウロコの話がいっぱいでした。防災はお父さん任せでしたが、主婦の知恵を出していきます。
- こんなに優しく語りながらも強い想いのこもった防災の話を聞いたのは初めて。親としてすごく共感できた。
- 保育園の授業参観ついでだったので途中で帰るつもりでしたが、話が面白くて帰るのがもったいなくなりました。こなかったママ友に絶対伝えます!