よしかわ せいじ吉川 誠司
- 肩書き
- WEB110主宰
- 出身・ゆかりの地
- 東京都
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1996年にボランティアサイト「WEB110」を開設し、ネット詐欺の告発やネットストーカーの調査をはじめ様々なネットトラブルの相談にあたってきた吉川誠司氏。
専門分野である「サイバー犯罪、情報セキュリティ」「ソーシャルメディアの個人利用による企業のリスク」「インターネット上の違法・有害情報問題」「インターネットを悪用した人権侵害問題」「インターネット利用に起因する青少年問題」などをテーマとした講演にも定評があります。
プロフィール
1996年10月にネットトラブル相談サイト「WEB110」を開設して、ネット詐欺やネットストーカー、誹謗中傷など様々な被害相談にボランティアで対応するとともに、被害予防のための情報発信や講演を行っている。警察庁や内閣官房など多くの政府系研究会の委員も歴任し、トラブルの最前線にいる立場からネットの健全化に向けて提言してきた。
2006年から2016年までは警察庁の委託事業であるインターネット・ホットラインセンターで副センター長、センター長を歴任し違法・有害情報対策に関わり、現在は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)で情報セキュリティに関する相談業務に従事している。
専門領域はインターネットと人権、サイバー犯罪、情報セキュリティ、違法・有害情報、青少年問題。
主な役職
東京都消費生活総合センター専門アドバイザー
埼玉県消費者苦情処理アドバイザー
警察政策学会正会員
DIPEx Japan(ディペックスジャパン)情報倫理委員
歴任した主な委員
警察庁/総合セキュリティ対策会議
内閣官房/セキュリティ文化委員会
東京都/第28期東京都青少年問題協議会
東京都/携帯電話端末等推奨基準検討会議
消費者庁/消費者教育推進会議
東京都/消費者教育読本作成検討会 座長
DIPEX-JAPAN情報倫理委員会
総務省/インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会
警察庁/出会い系サイト等に係る児童の犯罪被害防止研究会
内閣府/eコンシューマー協議会
経済産業省/消費者取引研究会
経済産業省/C2Cビジネス研究会
主な講演のテーマ
1.ソーシャルメディアの個人利用と企業のリスク
2.インターネッと人権~実例に見る現状と課題
3.情報セキュリティと人権
4.今、スマホを持つ子どもたちに起きている事実
5.ネットと携帯に潜む落とし穴
6.ネットトラブル解消術~自己防衛は自分自身で
7.ネット時代の人権問題~スマホ利用の低年齢化で大人が注意すべきこと~
8.インターネットと人権~コロナ時代とネット社会~
著作紹介
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『WEB110―これがネット犯罪の手口だ!』
出版社: ソフトバンククリエイティブ -
『WEB110 個人情報&ネットストーカー編』
出版社: エクシードプレス -
『WEB110 金銭トラブル&アダルトサイト編』
出版社: エクシードプレス
聴講者の声
- 常識の範囲で行なわれるSNS投稿も、その個人の常識に過ぎず、全く違う常識(価値観)によって思いもよらぬ結果も起こりうると考えさせられた。
- 過去の犯歴などは、採用の際に名前を入力して確認することがあると聞いたことがあるが、間違った情報が残っていることもあり、安易に行なうことは問題があると認識した。
- 本講演で、情報社会の便利さの裏側にある「恐さ」「闇」を改めて感じた。自分自身のリテラシーを上げる努力が必要だと強く感じた。
- 実際にネットトラブルの相談を受け、対応している方の話は、納得感が大きく興味深かった。ネットの健全化と言論の自由との兼ね合いは難しいが、本気で取り組んでいく時期に来ていると思う。
- 講義の最後にあった「事後追跡可能性の確保と情報リテラシー教育」「従来の情報を共有するものから感情を共有するものへの変化」という点は、なるほどと思った。
- 課題は見えたが、対応の難しさや、個人としては何とも対処の仕様もないことを思い知らされた。自由と規制のバランスをどうとるのか、現代社会が抱える問題と認識した。