ずけやま うみ瑞慶山 海
- 肩書き
- 唄三線
- 出身・ゆかりの地
- 沖縄県
この講師のここがおすすめ
沖縄にルーツを持つ瑞慶山海さん。沖縄の文化や伝統を大切にしながらもギターで現代風のアレンジを加えるなど、民謡に馴染みのない方も楽しめるライブを展開しています。
演奏曲は、沖縄の古典民謡、現代民謡から沖縄ポップスに加えオリジナル楽曲と多彩!沖縄の海や空を思わせる海さんのすばらしい歌声と三線で心を癒す「命薬ライブ」をお届けします。
プロフィール
父の影響で幼少の頃から沖縄民謡に親しんでおり、自分のルーツである沖縄の文化や学んだ伝統を大切にしながら、様々なジャンルの楽器や音楽と融合させるなど新たな音やリズムを創造し関西を中心に活躍する。鍼灸師一家に生まれ育ち、2000年に鍼灸国家資格を取得。
2008年には運動、感覚、感情、思考の4つの要素で構成された自己イメージを脳に働きかけ、人間が本来持っている機能向上や知性を喚起させるシステムである身体訓練法、フェルデンクライスメソッドのプラクティショナーとなり施術にも励んでいる。
(※フェルデンクライスメソッドとは:痛みや不調を解放させるリハビリテーションから、スキルやパフォーマンス向上を目的としたアスリートや音楽家の為のトレーニングなど、心をひらく体のレッスン)
2015年からは、音や振動を経絡やポイントに施術する音叉療法のコスミックチューンサウンドヒーリングスクールにて、増川いづみ博士に師事。音(音楽)は人間の肉体から感情、魂にまで直接響き、人と自然界は喜びも悲しみも常に共振共鳴しているという神秘性や 自然への畏敬を深く学び 生きる指針となる。沖縄では、美味しいものを食べた時や 素晴らしい音楽を聴いた時、気持ちの良い出来事や人との出会いがあった時、美しい自然、空間、祭り、癒してくれる全てのものを、【命薬(ぬちぐすい)】と呼ぶ。唄者として、施術者として、どちらも全細胞を命薬で満たし響かせ合うべく、「命の調律」を大切に胸に抱き活動している。
コンクール歴
沖縄県うるま市にて
2010年 第28回琉球民謡コンクール 新人賞受賞
2012年 第30回琉球民謡コンクール 優秀賞受賞
主な曲目
ポップス
「花」「涙そうそう」「童神」「三線の花」「遊び庭」「ファムレウタ」「イラヨイ月夜浜」「島人の宝」「流れるままに」 他
民謡
「恋ぬ華」「デンサー筋」「月ぬ美しゃ」「鳩間節」「二見情話」「肝がぬさ節」「芭蕉布」「永良部百合の花」「国頭サバクイ」「てぃんさぐぬ花」「島々美しゃ」「なつかしき古里」 他
サポート:桜井 じゅん(ギター)
1990年より、児童音楽家として幼稚園、保育園、小学校など教育機関や、各種ファミリー向けイベントでの活動をスタート。25年以上のキャリアを誇り、年間100回以上の訪問公演を行っている。ギターやウクレレなどでハイワイアンからアイリッシュ音楽など民族音楽のジャンルで幅広くライブ・コンサート活動を行う。瑞慶山 海とのユニットでは、民謡のギターアレンジ、CD楽曲制作、アレンジなどを担当。
瑞慶山 海プロジェクトのリーダー。
主な講演のテーマ
『沖縄民謡コンサート ~命ぐすいやっさ~』(トーク&コンサート)
琉球音楽、唄三味線そして新しい民謡の解釈
三弦楽器は遠く3、4千年の昔エジプトに起こりシルクロードを経て、中国から琉球に伝わったのは、14~15世紀頃と言われています。
昔から沖縄では、祭祀の場で手拍子や太鼓に合わせた原始的な歌が歌われており、三線が伝わってからは、古い時代からの祭祀歌と混じり合って琉球音楽が生まれました。
音階は、アジア的でインドネシア(ガムランのペロック調)などアジア各地にもある琉球音階や日本の雅楽と共通する律音階「ドレミソラド」という音階もあります。
琉球音楽は、古典、宮廷音楽と民謡、庶民の生活の中から生まれた流行歌的なもの今なお創られる、新しい沖縄音楽は、本土から海外にも飛び出し受け入れられており、これらの音楽もまた、歴史を伝承する古典音楽、民謡の延長線上にあるのです。「唄三線」という言葉が示すとおり、唄(声)と三線(絃)とで綾をなして一つの音楽をつくる事に難しさがあり「絃声一体」これが唄三線の真髄です。