かみさわ さとこ上沢 聡子
- 肩書き
- 防災士
「赤ちゃんとママの防災講座」主宰者 - 出身・ゆかりの地
- 大阪府
プロフィール
2020年、厚生労働省主催「第9回健康寿命をのばそう!アワード母子保健分野団体部門厚生労働大臣賞優秀賞」を受賞。東京ボランティアセンター「ゆめ応援ファンド」採択、キリン財団助成金採択など。
Cチャンネル「mamatas」ライブ出演、ミキハウス、マガジンハウス、主婦と生活社など記事執筆・監修多数。防災士、東京都防災語学ボランティア(英語)。
赤ちゃんとママの防災講座がめざすもの
「防災」は、忙しい子育て中の方々には手をつけづらい分野かもしれません。私もそうでした。しかし、子育て中こそ家族の安全・安心を考えねばならない時期でもあります。
「不安だけれど、何をすればよいのか分からない」という方のために、被災後12時間シミュレーションを行い、電気・ガス・水道が停まるとどうなるかなどを皆で共有して、ひとつずつ課題を解決するヒントをお伝えします。
最後には、その場ですぐできる対策をご紹介し、防災をはじめるきっかけにします。
地震・風水害対応や、乳幼児家庭向け、スマートフォンを活用した防災、孫育てシニア向け、に力をいれています。子育て支援者の方々も多数参加してくださっています。
合言葉は「一歩踏み出せば、世界は変わる」。今日から一緒にがんばりましょう!
主な講演実績
武蔵境(子育て支援施設)/墨田区(児童館)/さいたま市(子育て支援施設)/日本女子大学(講義)/葛飾区(児童館)/千葉(社会福祉協議会)/武蔵野市(町会・自治会)/墨田区(児童館)/日本女子大学 その他、オンライン講座など多数
主な講演のテーマ
1. 乳幼児親子のための防災(地震、風水害)
最初に災害発生12時間シュミレーションを行い、乳幼児親子にとって何がリスクかを提示します。その後、自宅の安全性、電気ガス水道などのライフライン停止時の対策、乳幼児特有のおむつやミルク・避難の考え方などについて伝えます。
どこから手をつけたらよいか分からない人が多いのですが、家族で話し合い、水1本を買い足す、母子手帳を撮影保存するなどすぐはじめられる工夫を重視します。合言葉は、「一歩踏み出せば世界は変わる」。
2. スマホ200%活用防災
災害時の情報収集やコミュニケーションのための命綱、スマートフォン。普段から正しい災害情報を集めて見分けるコツや、復旧のための記録、受診や本人確認のための手続きに使う知恵をお伝えします。停電時の充電についても、デモンストレーションを行いながら、備えを説明します。
聴講者の声
- 地震発生12時間シミュレーションにより、災害時のことを実際の状況も踏まえて聞くことができました。すぐできる備えも教えてもらい、取り掛かれそうな気がします。
- 小さい子がいる場合の家庭の備えや持ち出し袋や、日常生活に防災をとりいれる視点が役に立ちました。
- 食事の備蓄ばかり考えていましたが、マンションではトイレ問題が深刻と分かり、備えることに決めました。
- 自宅の土地がどれくらい揺れやすいのか、火災延焼の危険性などを最初に確認して対策する必要があるとわかりました。ハザードマップなども、家族で確認して、どんなふうに動くかを決めておきたいです。家具固定の大切さもあらためて感じました。
- 母子手帳やお薬手帳の活用、スマートフォン撮影が被災後の罹災証明書のために使えること、など知らなかった備えがわかりました。子どもの健康・安全について少し自信がもてそうです。
- 避難所にできるだけ頼らずに済むようにという視点が一貫していてとても勉強になりました。在宅避難を想定するきっかけになりました。
- テレビなどの情報よりも、生でみた意見や、実用がわかってとてもためになりました。
- 自助努力が一番大事とか、町会ごとにものが配られることなど、災害時の行政の動きや考え方がわかってよかったです。
- 大雨の時の避難を判断するなど役立つアプリを教えてもらい、そのQRコードも配布されてすぐアクセスできたのが便利でした。日常にあるものを利用した防災グッズについて、もう一度ゆっくりお話をお聞きしたいです。