きわり だいゆう木割 大雄
- 肩書き
- 俳人
- 出身・ゆかりの地
- 兵庫県
この講師のここがおすすめ
俳人 木割大雄さんは、俳句歴50年以上!20年前から子どもたちに俳句を教えており、これまでに30校以上を訪問。
俳句指導を通して5・7・5のことばの中に、表からは見えない子どもたちの本質やあり方が見えてくる、また勉強がきらいな子どもの良さや個性を見抜く。
また低学年までにいのちと食の関連 性の大事さについても警鐘を鳴らす。現代の子どもの深刻な事件や問題がなぜ起きるのかを、俳 句指導の経験からのメッセージを大人たちに伝えたいと講演活動を使命として行っています。
プロフィール
1938年兵庫県生まれ。20代で俳句と出逢い、1971年から前衛俳句の第一人者・赤尾兜子に師事し、俳誌「渦」に入会。編集を担当。
1981年、師の没後「渦」を退会、独自の俳諧生活に入る。スポーツ新聞(スポニチ)に「虎酔」の俳号で「タイガース俳句」を13シーズン連載。ハイキングしながら出句するイベント『俳句ラリー』を企画実行多数。また、JR西日本の協力を得て団体列車を借り切り、兵庫県縦断俳句紀行『たんたん列車』を6回実現させる。仏教学者のひろさちや、作家の眉村卓、歌手後藤悦治郎と親交が深い。元阪神タイガースの江夏豊に俳句をすすめる。
先輩俳人たちとの交流の中で知り得た「俳人と戦争」の姿を語るなど各地で多様なテーマの講演を実施。また、2006年より兵庫県伊丹市教育特区「ことば科」の特別講師を務める。伊丹市内外30校以上の小・中学校の俳句授業に招かれ、子どもたちに〈ことば・いのち〉をテーマに語りつづけている。その様子は毎日新聞や神戸新聞など各誌でたびたび紹介されている。
俳諧生活のかたわら「下町のプロデューサー」として阪神地域・神戸を中心に、落語会やコンサート・舞踏会・花展などを手掛け、芸能・放送界にも知己多数。中でもキリンビール尼崎工場での「麒麟亭・キリンセミナー」の8年間は語り草となっている。NPO法人関西沖縄文化研究会理事。
参考資料
主な著書
『南のくにに雪だるま』(邑書林)
『俺―木割大雄句集』(角川書店)
『「俳句の小廸径」カバトまんだら通信』(2014年企画)
『「俺」句集』(2013年角川書店)
子どもたちの一句(「俳句の小廸径」から)
「これからも平和がいいなかき氷」
「こころってからだのどこにあるのかな」
「雑草もちゃんと名前があるんです」
「新米はおじいちゃんの味がする」
「たすけてと友をよんでる秋の空」
「ぼくたちが生まれてきたのはきせきだな」 他
主な講演のテーマ
『「ことば・いのち・こころ」 〜小学生たちのことばに寄り添って~』